最後はアナログ
2010年 01月 17日
輸入CDの棚を、端から端まで、一枚一枚しらみつぶしに見ていく。交響曲、ピアノ、声楽等々に分類されているが、時には、交響曲の中にたった一曲、探していた歌が入っていた、などということもあるので油断は禁物。少しでもアレ?と思うものは棚から取り出し、内容を確認する。膨大な数である。文字は小さい、しゃがんだり背伸びしたりで腰は痛い…。だんだん意識が朦朧としてくる。
この日は大収穫!まず第一弾!ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレスのカタルーニャ音楽堂でのリサイタルライブCDを見つけた。一年以上前にAmazonに発注したものの、ずっと「入荷未定」になっていたCDだ。未定ではない、ちゃあんとここにあるではないか!よし、これを買ってAmazonをキャンセルしよう。第二弾!同じシリーズで「LUCERO MÍO」というCD。この中にはヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレスの「猫の歌」が入っていた。二月の小樽コンサートへ向けて聴きたいなぁ、と思っていた曲だ。Gracias a Dios こんな時は本当に神様に感謝したくなる。
ネットで注文、カタログでお取り寄せ…もちろん便利&便利だが、やっぱり最後はアナログだ。何が何処にあるか分からないのだから、問い合わせのすべもない。とにかく自分の足で、目で、探す。これでもか、これでもか、と、探す。
そういえば、刑事ドラマで似たようなセリフを聞くことがある。頭でっかちの新米刑事に、ベテラン刑事が怒鳴るのだ「ゴチャゴチャ言わずに、自分の足で調べろ!」大抵の場合、このベテラン刑事は頑固な変わり者。周りから煙たがられている。
…そうか。たしかに私も、頑固な変わり者。