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オリンピックの音心

バンクーバーオリンピックたけなわだ。氷上のチェスといわれるカーリングが人気を集めている。女子フィギュアのメダルの行方は…?

冬季オリンピックといえば、私の心に浮かぶのは、やはりまず札幌オリンピックだ。70メートル級ジャンプで日本の笠谷、今野、青地の三選手が表彰台を独占し、「日の丸飛行隊」という言葉が流行った。このオリンピックのテーマ曲は「虹と雪のバラード」トワ・エ・モアが明るくさわやかに歌っていた。「生まれ変わる札幌の地に~」という歌詞が、子ども心にも何となく誇らしかった記憶がある。

「白い恋人たち」は、グルノーブルオリンピック記録映画のテーマ曲。史上初めて、“スポーツドキュメンタリーではなく、お洒落な恋愛物語のように”作られたオリンピック映画とのこと。たしかに、この曲はロマンチックだ。甘くて繊細、それでいてサラリと軽い。フランスのエスプリ、というところだろうか。どういうものか、この曲を弾くと、必ず浮かぶ顔がある。ちょっと陰のあるいい男だ。雪の中を黙って歩かせたら、いかにも似合いそうな。

メキシコオリンピックの時に流れた「つばめ」は、生徒さんたちにとても人気がある。ゆるやかなハバネラにのせた望郷の思いが胸をうつ。

1992年、バルセロナオリンピックの閉会式。聖火が消える、まさにその時に、ビクトリア・デ・ロス・アンヘレスの「鳥の歌」が響いた。天に還ったビクトリア。あの気高さが蘇る。
by Megumi_Tani | 2010-02-24 10:03 | エトセトラ

スペイン歌曲のスペシャリスト♪谷めぐみのブログです


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