ボストン美術館展
2012年 06月 10日
長谷川等伯『龍虎図屏風』何としなやかな龍の”動”か。快慶作『弥勒菩薩立像』の凛とした姿、鎌倉時代『一字金輪像』のえもいわれぬ美しさ。曽我蕭白『雲龍図』壁いっぱいに踊る黒い龍に、思わず巨大なタトゥーをイメージするのは不謹慎?宗達派『芥子図屏風』に描かれているのは…オッ!これはアマポーラ♪『西欧王侯図押絵貼屏風』なる絵は、スペイン皇帝とその王侯の版画から転写したとされる作品。慶長遣欧使節団、支倉常長、サン・フアン・バウティスタ号、ハポンさん、カステラ、ボタン、パン…。日本とスペインの長い交流、深い絆。
ほかにも沢山の絵画、絵巻物、刀剣、能装束etc。
圧倒的スケールと迫力に、時を忘れる。背筋が伸びる。
それにしても、あのコワ~い龍様のお眼目の前で、平気でメール、はたまた通話を始める人の猛者ぶりよ…。
本日10日まで。