スペインは民謡の宝庫といわれます。カタルーニャも例外ではありません。歴史を語る歌、伝承話に由来する歌、自然を讃える歌、農作業の歌、海の男たちの歌、子どもの遊び歌、クリスマスの歌etc。モンポウ、リョベートら、多くのカタルーニャの作曲家が故郷の民謡をテーマに作曲、編曲し、多くのカタルーニャの演奏家がそれらの作品を積極的にコンサートに取り上げてきました。今回のリサイタルでお聴きいただくガルシア・モランテ編曲版は、80年代から90年代にかけて、ビクトリア・デ・ロス・アンへレスが好んで歌いました。先日ブログでご紹介したとおり、彼女の歌唱によるCDも残されています。