カサ・ミラ 四景   

「夜ごと窓辺にやって来て、ため息だけで帰るマホ。恋する窓辺があたしは憎い」9月リサイタルで演奏する、グラナドス『内気なマホ』の一節だ。

今年のフライヤーのテーマは「恋する窓辺」。黄昏時、窓辺で思いにふけるマハの心が映されている。グラナドスの歌を知ってか知らぬか、デザイナーさんが、粋でエレガントな窓辺を演出してくれた。「窓から見えるのは、グラナドスも谷さんも歩いた、バルセロナの街です」なんて、お洒落なコメントも!ニクイなぁ。
第25回リサイタルスペイン浪漫Ⅱ~エンリケ・グラナドス没後100年に捧ぐ
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さて、そのバルセロナには、サグラダ・ファミリア、グエル邸、グエル公園、カサ・バトリョ…ガウディの建築が溢れている。しかも、ごく普通に。カテドラルの向かい側、建築協会の壁のピカソの絵を見て、「あ!ピカソが雨ざらしになっている!」と叫んだ人がいたけれど、そんなもの凄い芸術作品がごく普通にゴロゴロ転がっている?のが、バルセロナという街の大きな魅力のひとつだ。

丹下敏明著『バルセロナのガウディ建築案内』 を、以前ご紹介した。丹下敏明氏は、バルセロナ在住40年を越える建築家、そして、ガウディ研究の大家。この本では、ガウディの生涯、業績、作品群、様々なエピソードが、美しい写真の数々とともに、詳しく解説されている。

今日ご紹介するのは、数日前に丹下敏明氏が撮影してくれた、カサ・ミラ(ラ・ペドレラ)四景。時間帯を変えての撮影は、現地にお住まいの方ならでは!氏のお許しをいただいたので、ブログ読者の方にもぜひご覧いただきたい。

夕陽にわずかに染まる日没前
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日没寸前。
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夜明け前
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青空に映える。
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こんな不思議な建物が、ごく普通に、ゆったりと存在する街バルセロナ。大好きです。
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by Megumi_Tani | 2016-07-15 13:55 | ビバ!エスパーニャ! | Comments(0)

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