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濱田滋郎先生との対談   

嬉しい企画があった。音楽評論家、そして日本を代表するスペイン文化研究家である濱田滋郎先生との対談である。スペイン歌曲との出会い、バルセロナ留学で学んだこと、ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレスとの邂逅、歌い手として願うことetc。話題は尽きず、ずい分と、ざっくばらんにお話させていただいた。「好きだから、好き」スペインへの熱い想いが重なりあう、幸せな時間だった。「現代ギター」4月号(現在発売中)に掲載。
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by Megumi_Tani | 2009-03-24 10:15 | スペイン音楽 | Comments(2)

道産子   

私は道産子(どさんこ)である。道産子とは、元々は北海道産の日本馬のことだが、今はもっぱら、北海道で産まれた人、の意で使われる。私は、夏と冬に自分の道産子DNA?を実感する。未だに本州の夏の暑さには体がどこか対応しきれない。そして冬は、他人より寒さに強い。薄着である。

数ヶ月前、近くの雑貨屋さんに、新しいアルバイトの女の子が入った。アイドル風の可愛い子で、なかなかよく気がつく。頭の回転も速い。今日、私が花粉症でヨロヨロしてると「私、花粉症の無い所で育ったので平気なんです」と言う。「もしかして、北海道?」と訊くと「そうです」とのこと。某有名女子大に通っているという。北海道のお互いの出身校の話題で盛り上がった。

私の出身高校は、小樽にある。生まれたのは、その小樽からJRで20分ほどの、余市という町である。

余市から小樽へ、は、道筋が見える。しかし、その先の京都、そしてスペイン・バルセロナへ、という展開は、どうだろう。私本人も予想だにしなかった。ご縁があって、とよく言う。人と人だけではない。人と街も、生まれる前から、見えない糸で結ばれているのかもしれない。
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by Megumi_Tani | 2009-03-21 00:11 | 故郷 | Comments(2)

第19回リサイタル    

10月17日、HAKUJUホールでリサイタルを開きます。
http://www.atelier-canon.jp/tani-megumi/
19回目とは、我ながら驚きです。年に一度の開催ですから、少なくとも十九は歳をとったとことになります。まさに、El tiempo vuela~光陰矢の如し。コンサートは聴いてくださるお客様があって初めて成立するものです。そして、影になり日向になり、歌う私を支えてくれる人たち。舞台では、積み重ねてきた時間とご縁、すべてに感謝の思いがこみ上げます。今年も、悔いなく歌いたい、と念願しています。

~お知らせ~
3月30日(月)NHK文化センター八王子教室にて、一日講座「スペイン・ラテンの名曲を歌おう」を開催します。軽い体操、呼吸法、発声で準備を整え、スペイン語で!歌ってみましょう。スペイン語は、ア・イ・ウ・エ・オで歌えます。ご案じなく。レッスン開始前には、私のミニ・コンサートもあります。ご興味のある方、ぜひお出かけください。
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_386954.html
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by Megumi_Tani | 2009-03-14 08:09 | リサイタル | Comments(4)

春の病?   

花粉症真っ只中である。これまで様々な手当てを試みてきたが、結局、この時期は薬に頼らざるをえない。

皆様ご存知だろうが、この種の薬は程度の差こそあれ、眠気を誘う。まだ発症間もない頃、あまりの苦しさに強い薬を服用した私は、数時間後、自宅の部屋の真ん中で人事不省に陥り、倒れていた。

先日、仕事に向う電車の中で猛烈な睡魔に襲われた。眠い…と思う前に、眠ってしまったようだ。遠い意識に乗換駅のアナウンスが聞こえ、私は慌てて電車を降りた。

ホームを歩き出すと「ちょっと、あなた」と、誰かが追いかけてきた。振り向くと、見知らぬおば様である。「あなた、よく眠っていらしたわね」と仰る目の奥が、なぜか、意地悪く光っている。「花粉症のお薬をのんでいるので、つい…」と言いかけた私の言葉を遮り、おば様はいきなり怒鳴った「あなたの前には素敵な男性が二人立っていたのよ。あんな時に寝ているなんて、とんでもない!」なぜか、おば様は怒っている。「ハァ…」と私。「一体どういうつもり?お気をつけあそばせ!」私の背中をバーンと叩き、プリプリしながら、おば様は去っていった。

…?それほどみっともない格好で眠りこけていたのだろうか。そういえば、電車で熟睡していた警察官がカバンを盗まれた、というニュースを見た。気をつけねば、と、とりあえず深く反省した。とはいうものの、去り際の「ざま見ろ!」と言いたげな態度、口をゆがめてニヤリと笑った顔。あのおば様、なんだか怖かったなぁ…。

以来、電車で座っても目をつぶらないことにした。つぶれば、即、眠くなる。
花粉よ、早く去れ!
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by Megumi_Tani | 2009-03-11 08:06 | エトセトラ | Comments(0)

早春のCena   

Cenaとは、スペイン語で夕食のことである。お気に入りの店がある。オーナー・シェフがいい。親分肌の貫禄、親しく詳しく食材や料理の話を聞かせてくれる。美人の奥様、そして親切なcamarero(ウェーター)君。ワインも美味しい。

今日は佐賀産のホワイト・アスパラが出た。早い早い春の味覚である。昔は、アスパラと言えばホワイトだった。今では珍しい。ワインとともに、丁寧に手をかけたお料理を次々といただいた。しかしどうしたものか、会話が沈む。どこかほろ苦い。ちょうどフキノトウのように。

食事を終えて外へ出ると、雨上がりの夜空に月が輝いていた。春の宵、というには未だ早いが、風の湿り気はもう冬ではない。「Romance de la luna, luna(月のロマンス)」ガルシア・ロルカの詩による歌曲の一節が心に浮かんだ。ロマンチックな題名からは想像もつかない強烈な詩、そしてそれを妖しく奏でるメロディー。そういえば、詩の最後でも、柔らかな風が吹いていた。

この同じ月を彼の国の人も見る、そう思うと、ふと安らぐ。悪戯好きの早春が一瞬心に落書きをした、そんな夜だった。

●日記をお読みくださる方へ:
今回から文体が変わりました。お許しください。
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by Megumi_Tani | 2009-03-08 08:17 | エトセトラ | Comments(2)

「Hola!バルセロナ」~こんにちは!バルセロナ   

日西翻訳研究塾発行・塾magaに連載中の私の留学日記「Hola!バルセロナ」がHP上で公開されました。スペインの歌との出会いから、バルセロナでのドタバタの日々を綴っています。ぜひお楽しみください!ご感想もお気軽にどうぞ。
塾HP右の上の方⇒『谷めぐみの部屋』から入れます。 http://www.e-yakushiyo.net/
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by Megumi_Tani | 2009-03-01 07:40 | ビバ!エスパーニャ! | Comments(4)