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Consadole★コンサドーレ   

友人には、意外だ、と言われるが、私はスポーツニュースをよく見る。下手なドラマより面白い。北海道生まれ。コンサドーレ札幌や日本ハムの動向が気になったりもする。中山雅史選手には活躍してほしい。そして小林繁コーチの急逝には驚いた。

ところで、ある時、素朴な疑問が浮かんだ。「この"コンサドーレ"って、一体どういう意味?」サッカーだから多分スペイン語だろう、と勝手に思いこんでいたが、よく考えてみると、一度もお目にかかったことのない単語である。我ながらお粗末な話、でも今さら誰にも聞けない、と、こっそり(笑)辞書を引いてみたが…無い。Consadoleなどという単語はどこにも無い。なぜ?どういうこと?

チームのHPを調べて驚いた。この単語、北海道生まれの人を意味する“道産子dosanco”の逆読み⇒“consado”に、スペイン語のかけ声“¡Olé!”を組み合わせて生まれたものだそうな。consado+Olé=Consadoleというわけだ。なんと見事な技!和製スペイン語の傑作!見よ!道産子の知的ユーモアのセンス!

今頃こんなに感動しているのは私だけ?実は、道民なら誰でも知っている事実とか…?確かめる機会もないまま月日が過ぎた。ゴン中山入団のニュースを見て思い出した次第。¡Viva Dosanco!
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by Megumi_Tani | 2010-01-28 08:12 | 故郷 | Comments(2)

大輪の華   

先日のブログに杣人さんがマリア・カラスのことを書き込んでくださった。

高校三年の時に突然、声楽を始めた私は、当時全盛だったフォークや荒井由実(=松任谷由実と分かる人は、世代が同じ!)は知っていっても、クラシック音楽のことをほとんど何も知らなかった。大学生になって初めてマリア・カラスのLPを聴き、その声に驚愕した。「しょっぱい声だ」と思った記憶がある。世紀のプリマドンナには申し訳ないが、美しい、というよりは不気味な何か。怖い、冷たい。皮膚を逆なでされているような気がする。苦手だった。聴けない、というか、聴きたくない、というか…。以来、彼女の録音を敬遠するようになった。

時が過ぎ、大学卒業後、レコード店の輸入盤売り場でマリア・カラスのLPを見つけた。あまり聴かない珍しいアリアばかりが収められている。嫌だ、と思う一方で、何故か、聴け!と心が命じている。帰宅してそのLPを聴いた。雷に打たれたようだった。感想ウンヌンではない。「マリア・カラスはすごい」ただこの言葉が自分の中でグルグル回っていた。彼女に関する本を何冊か読んだ。晩年の孤独に胸が痛んだ。

また時が過ぎ、1997年8月31日夕方、私は自宅でマリア・カラスのビデオを見ていた。ロンドン・コベント・ガーデンロイヤル歌劇場でのトスカのライブ&演奏会でのカルメンのハバネラ。圧倒的な彼女の歌唱、そして姿の美しさ。最後まで見終わった時、ふと思った「こういう人は長生きしないのだ」。持って生まれた命のエネルギーを短い時間に異様な激しさで燃やし尽くし、大輪の華がボトリと落ちるように、その使命を終えるのだ。

思わず深いタメ息が出た。気づけば、部屋はもう薄暗い。テレビのスイッチを入れた。ちょうど午後7時の時報。そして大きくニュースが映し出された『ダイアナ妃、事故死』 息をのんだ。英国の大輪の華がボトリと落ちた。たった今見たビデオ、マリア・カラスの生涯と重なる気がした。美、華、艶、哀、怨、孤…。やはり、こういう人は、この世に長くはいられないのだ。

美人薄命という言葉がある。しかしこの大輪の華二輪、そのような、どこかはかなく弱々しい印象ではない。強く、激しく、真っ向から生ききった、熱い命を感じる。
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by Megumi_Tani | 2010-01-23 02:00 | 思い&想い | Comments(0)

最後はアナログ   

銀座へ出かけたついでにY楽器店に寄った。いや、ついで、ではない。本当はこちらが本命である。何ヶ月かに一度、輸入楽譜と輸入CDの売り場を探検?に行く。運はほとんど天任せ。思わぬ掘り出し物に行き当たることもあれば、何の収穫もないこともある。一時間や二時間はすぐ過ぎる。出来るだけ荷物は少なく、身軽な服装で、足元はスニーカー。およそ銀座にはふさわしくないスタイルだが、仕方が無い。

輸入CDの棚を、端から端まで、一枚一枚しらみつぶしに見ていく。交響曲、ピアノ、声楽等々に分類されているが、時には、交響曲の中にたった一曲、探していた歌が入っていた、などということもあるので油断は禁物。少しでもアレ?と思うものは棚から取り出し、内容を確認する。膨大な数である。文字は小さい、しゃがんだり背伸びしたりで腰は痛い…。だんだん意識が朦朧としてくる。

この日は大収穫!まず第一弾!ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレスのカタルーニャ音楽堂でのリサイタルライブCDを見つけた。一年以上前にAmazonに発注したものの、ずっと「入荷未定」になっていたCDだ。未定ではない、ちゃあんとここにあるではないか!よし、これを買ってAmazonをキャンセルしよう。第二弾!同じシリーズで「LUCERO MÍO」というCD。この中にはヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレスの「猫の歌」が入っていた。二月の小樽コンサートへ向けて聴きたいなぁ、と思っていた曲だ。Gracias a Dios こんな時は本当に神様に感謝したくなる。

ネットで注文、カタログでお取り寄せ…もちろん便利&便利だが、やっぱり最後はアナログだ。何が何処にあるか分からないのだから、問い合わせのすべもない。とにかく自分の足で、目で、探す。これでもか、これでもか、と、探す。

そういえば、刑事ドラマで似たようなセリフを聞くことがある。頭でっかちの新米刑事に、ベテラン刑事が怒鳴るのだ「ゴチャゴチャ言わずに、自分の足で調べろ!」大抵の場合、このベテラン刑事は頑固な変わり者。周りから煙たがられている。

…そうか。たしかに私も、頑固な変わり者。
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by Megumi_Tani | 2010-01-17 02:13 | エトセトラ | Comments(4)

雪に歌う   

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「今冬の寒さは予想外だった」と、気象庁のあまりにも素朴な?コメントがあった。「平成18年豪雪」以来の大雪になるかもしれない、とのこと。今さらそう言われても…。

雪の名曲といえば「雪が降る」~雪は降る あなたは来ない♪「白い恋人たち」~過ぎてゆくのね 愛の命も♪「雪の降るまちを」~雪の降るまちを 想い出だけが通り過ぎてゆく♪…哀しい。寂しい。なぜか短調の曲ばかりだ。雪への郷愁を誘う曲はどうだろう。「虹と雪のバラード」~虹の地平を歩み出て♪「津軽恋女」~こな雪、つぶ雪、わた雪、ざらめ雪、みず雪、かた雪、春待つ氷雪♪こんな愛らしい歌もある。「雪」~雪やこんこ 霰やこんこ♪「スキー」~山は白銀 朝日を浴びて♪

「なごり雪」という名曲がある。歌ったのはイルカ。高校の修学旅行で京都へ行った際、同じ新幹線に彼女が乗っていた。フォークのスターをひと目見ようとグリーン車に押しかけた私たちを嫌がる風もなく、気軽にサインに応じてくれた。高校といえば、今年はなごり雪ならぬ大雪真っ只中の2月13日、母校、小樽潮陵高校音楽部OB・OG会のコンサートがある。会場は小樽マリンホール。元顧問の先生のタクトの下、百人を超える元高校生と現役生がハモる。
http://otrcmc.web.fc2.com/
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by Megumi_Tani | 2010-01-10 00:31 | 故郷 | Comments(2)

頭はワンルーム   

羽田空港の出発ロビー。一組の親子が目に留まった。日本人の父親、たぶんスペイン系の若い母親、そして可愛い二人の娘たち。家族旅行だろう。いかにも楽しそうだ。しばらく読書をした後で洗面所へ行くと、さっきの母娘が私の前に並んでいる。会話が聞こえてきた。やはりスペイン語である。「ママ、飛行機を降りたらどこへ行くの?」「サッポロ」「ママ、そこは寒いの?」「厚いコートを着ているから大丈夫」etc。スペイン語はいいなぁ。微笑ましいやりとりを聞くともなく聞いていた。

私の順番が来た。開いたドアの前へ行く。驚いた。中で上品な外国人女性が肩をすくめて立っている「水の流し方が分かりません。教えてください」英語である。「ここです。ここに手をかざすのです。ほら」とっさに出た私の答えは…アララ!スペイン語だった。無事水が流れ、ニッコリ笑顔の彼女「Thank you!」私「De nada」英語とスペイン語の珍妙な会話成立?一件落着である。

留学して明日の食べ物さえ無い状況に追い込まれた私は、スペイン語を必死×必死×必死に勉強した。火事場の馬鹿力だろう。スペイン語は急速に上達した。が、ある時ふと気がつくと、昔あんなに好きだった英語がどこかへ消え失せている。探せど探せど行方不明。英語をスペイン語に訳して理解する始末だ。歌の先生との会話も、もちろんすべてスペイン語。最初は英語で話していたのに…。「メグミの英語はどこへ行った?」「旅に出ました」先生と二人、よく大笑いしたものだ。どうやら私の頭は、複数の外国語が同居できない、ワンルームの間取りらしい。
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by Megumi_Tani | 2010-01-05 09:19 | エトセトラ | Comments(0)

Feliz!2010!   

あけましておめでとうございます。

雪の中で新しい年を迎えました。元旦の夜からまた猛吹雪の予報、一面の銀世界です。そう言えば、私が留学していた時、バルセロナでは四十年ぶりという大雪が降りました。南国スペインのイメージがありますが、バルセロナの緯度は青森と同じくらい。実は、結構、北の街です。

久しぶりに紅白歌合戦を観戦。昨夜のテーマは「歌の力∞」。
詞とメロディーとリズム、あふれる感動と共感…。歌の無限大の力を信じて、今年も歌っていきたいと思います。

2010年が、皆様にとって明るく穏やかな、そして飛躍の年でありますように。
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by Megumi_Tani | 2010-01-01 10:47 | 故郷 | Comments(4)