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アストゥリアス皇太子賞   

今年のスペインのアストゥリアス皇太子賞が、任天堂の宮本茂氏に贈られた。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20121027-00000013-nnn-int
昨年は、フクシマの英雄たちが受賞している。
http://megumitani.exblog.jp/15670552/

宮本氏という方は「スーパーマリオブラザーズ」なるものの開発者らしい。なるもの、などと書くのは申し訳ないが、私はこの種のものに疎い。いや、さっぱり分からない、という方が当たっている。昔、喫茶店?のテーブルにゲームが仕込まれて?いて、独特の効果音とともに光る物体を右に左にピコピコ動かして遊ぶゲーム?があった。みんな夢中になっていたが、私はまるでダメだった。頭が反応しない。思考回路がピタリと止まってしまう。いや、どうしてこういうもので遊ばなきゃいけないんだろう…と心が冷めてしまう。アハハ!そもそも、スーパーマリオの引き合いにこの話題を持ち出すこと自体、本気で笑われそうだ。

エヘン。今日書きたかったのは、私のゲーム苦手論ではなく、スペインのお国柄のこと。
「スペインの経済、まずいぞ…」世界中がハラハラ見守る危機的状況のさなかでも、ゆうゆうと他国の人を表彰する。この矜持と誇り。やっぱり ¡Viva Espana(スペイン万歳)! なのだ。ちなみに、¡ はスペイン語独自の記号です。感嘆文は ¡~! 疑問文は ¿~? と、囲みます。
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by Megumi_Tani | 2012-10-28 09:19 | ビバ!エスパーニャ! | Comments(0)

継岡リツ展ーScherzoー   

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ふわりとした風のようにいつも優しい継岡さん。でも、作品は鋭い。独自の色彩と形の影に、人間の心の奥の哀しみや寂しさが立ち上ります。
銀座 ぎゃらりいサムホールにて。27日まで。
http://www.ginza.info/S64282.html
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by Megumi_Tani | 2012-10-25 09:30 | エトセトラ | Comments(0)

北海道への旅   

実家が北海道なのだから「旅」というのも変だけれど、仕事で向かう時には「帰省」ではなく、旅モードになる。行き先は「紙のまち」苫小牧。町の中心部にある王子製紙の工場。屋根に「OJI PAPER」の文字。手前の木々が黄色く色づいています。
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町のシンボル「王子の煙突」
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この季節の移動は難しい。東京はようやく秋、でも、北海道は晩秋、もしくは初冬。風邪を引くわけにはいかないので、少し厚手のジャケットにストール、喉を保護するためのマスク、カバンの底には手袋&ホカロンまで(笑)しのばせた。が、新千歳空港に着いてみれば、キリリと心地よい程度の寒さ。夕焼けが美しく輝いていた。翌日も素晴らしいお天気。ウ~ンこれは私としては極めて珍しい。晴れ女ピアニスト嬢のパワーか?!

パーティーで初めてお目にかかった素敵なおじ様たちが、HPやブログを読んでくださっていてビックリ!しかも、よ~く読んでいなければ出てこないような細かい質問をしてくださる。ありがとうございます。2009年余市でのリサイタルに来てくださった方にもお会いした。これまでのCDをとても丁寧に聴きこんでくださっている!最新作≪Plegaria~祈り≫を「楽しみに聴きます」とお買い上げくださった。ありがとうございます。もう少し近ければ、皆様にも東京のリサイタルをお聴きいただけるのになぁ…。航空機でひとっ飛び、とはいえ、やはり北海道との往復は大変です。でも、もしももしも、なら、来年ぜひ!お出かけください。

帰りの空港で「札幌カタラーナ」なるお菓子を発見。カタラーナといえば「クレマ・カタラーナ」カタルーニャ風クリームの意味だから、札幌カタラーナはカタルーニャ風札幌???見かけはクレマ・カタラーナ、というか、四角い大きなプリンを凍らせた感じ…?????

とんぼ返りの北海道の旅。ちょっぴり寒いので手袋を…と思ったら、もう宅配便に詰めて送ってしまった後でした(^^;;
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by Megumi_Tani | 2012-10-23 07:50 | 故郷 | Comments(0)

海のカテドラル/風の影   

食欲の秋、アートの秋、次なる秋は「読書」へのお誘いを。

以前このブログで、『海のカテドラル』をご紹介した。
http://megumitani.exblog.jp/12933289/
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中世バルセロナの街を舞台に、主人公アルナウの波乱万丈の人生が描かれる。どうしようもなく哀しいこの世を必死で生き抜く人間。でも、その姿を海の聖母様は必ず見守っていてくださる。教会の鐘の音が聞こえてくるような、誇り高く壮大な歴史ロマンだ。

もう一冊、バルセロナを舞台にした『風の影』
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こちらは、1945年のバルセロナから謎めいたストーリーが始まる。一冊の本に出合ったことがきっかけで、主人公の少年と彼を取り巻く人々の運命の糸が奇妙にもつれ出す。しかもその糸は、決して姿を現さない何者かの黒い影と結びつき…。同じ作者による長編サスペンス『天使のゲーム』が、夏に発売された。

どちらも厚い文庫本、上下二巻。ちょっと重くて持ち歩くのが大変だけど、楽しめます!
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by Megumi_Tani | 2012-10-17 19:26 | 本の窓 | Comments(0)

秋が、きた その2   

女流作家お二人の個展をご案内します。

『山本篤子 Transparency 透明展』
10月9日(火)~14日(日)銀座・兜屋画廊
ほの暗い空間に広がる繊細なレースのオブジェ… 美しいです。
http://www.gallery-kabutoya.com/
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『長谷川奈津 陶展』
10月13日(土)~20日(土)立川・H.works
シンプルで清々しい長谷川さんの作品。優しくて、どこか颯爽としています。
http://www.h-works04.com/kikaku76.html
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あ、いいな!と感じるものに出逢えると、心の奥の深~いところがふるえます。
秋だなぁ。
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by Megumi_Tani | 2012-10-12 09:19 | エトセトラ | Comments(0)

秋が、きた   

体育の日(10日じゃないのが、いまだにピンとこない)の午後、原宿駅のホームが人で溢れかえっている。まず階段に向かうのが大変。もみくちゃにされながら、やっとたどり着き、さぁ登ろう、としても、改札までの通路はギュウギュウ詰め、おしくらまんじゅう状態。一歩進んで二歩下がる、ならぬ、一歩も二歩も進まない(この大混雑もどこ吹く風。スマホに夢中で、ますます人の流れを停滞させている若者よ(怒)!やっと外へ出ると、駅周辺はまた常にも増して人、人、人…。いつも見かけるような若い子たちや外国人に加えて、きちんとした身なりの中高年が大勢いる。どうやら夜に明治神宮で薪能があるらしい。その、人の群れに向かって、おそろいのTシャツ姿の人達が「献血お願いしま~す!」と、声を枯らして叫んでいる。
異様な活気?熱気?はぁ…エライ日に来ちゃったなぁ。

行き先は、代々木公園で開催中の「北海道フェア in 代々木」
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NHK横の広場にずらりと立ち並ぶテント、のぼり旗、これまたすごいにぎわいだ。余市町のブースは果物完売!すばらしい。おっと!そこへ、元横綱大乃国、あのスィーツの芝田山親方がやって来た。当たり前だけど、縦も横も大きい。その次に来た二人連れは、余市を旅行した時に飲んだトマトジュースの味が忘れられなくて、わざわざ買いに来たという。男性はウイスキーが好きで、10月中にまた行かれるそうな。

道内・各市町村のブースに客、客、客…。ジンギスカンやソフトクリームのイート・インコーナーには、列、列、列…。ほかにも、たこ焼き、焼きそば、イカ焼き、ピザ、揚げドーナツ、かき氷屋さんetc。ジンギスカンとたこ焼きのソースが入り混じったエスニックな香り?もなんのその。どの人も、どの人も、夢中で食べて、しゃべって、飲んで、しゃべって…。
見上げれば、ほんのり明るい曇り空。秋だなぁ。
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by Megumi_Tani | 2012-10-09 08:52 | 故郷 | Comments(0)

再会 <鳥の歌>   

週末の午後、とあるピアノスタジオ。レッスンを終えてドアを開けると、ほぼ同時に向かい側のレッスンルームのドアも開いた。ふと顔をのぞかせた女性、私の顔を見るなり「えっ!まさか!あの、あの<鳥の歌>の…」と叫んで絶句。まじまじと私を見つめている。誰……?「あぁ!思い出しました。譜めくりをしてくれたWさん!」時は二十年以上前にさかのぼる。リサイタル本番で譜めくりが必要になり、当時私の伴奏を弾いてくれていたピアニストがお友達を連れて来た。それがWさんだ。譜めくり嬢としてリサイタルをご一緒しただけで、その後、お目にかかる機会はなかった。そんな方と、こんなところで偶然出会うなんて…!

「あの時の<鳥の歌>が、ずっとずっと頭の中で鳴っているんです。今だって目を閉じれば…ほら!うまく表現できないけれど、とにかくすごい。とにかく忘れられない。ごめんなさい。さっきお顔を見たとき、貴女のお名前はすぐに出てこなかったんです。ただもう、あの<鳥の歌>の人だ!って…」目にうっすら涙を浮かべてくれている。私の方が驚いてしまった。

<鳥の歌>は不思議な曲だ。歌い手も聴く人も、そこにいるすべての人の心をシンプルにする。シンプルになるから、音楽が真っ直ぐ心に響く。チェロの巨匠カザルスが平和へのメッセージとカタルーニャへの愛とをこめて演奏したことで名高い。でも、バルセロナでこの曲のレッスンを初めて受けた時、思わずチェロ風(笑)?に朗々と歌ったら、先生が苦笑。「それはメグミ、変だよ。チェロの真似じゃなく、メグミはソプラノらしい<希望の鳥の歌>を歌っておくれ」と、言われた。なるほど…。しばらく演奏から遠ざかっていた私に復活のきっかけを与えてくれたのも<鳥の歌>だった。リサイタルはもちろん様々な場面で、まさに数えきれないほど歌ってきたが、歌うたびに「歌」が命と意思を持っていることを実感させてくれる。

来年はカザルス没後40年記念の年。皆様と一緒に、また違う<鳥の歌>に再会したい。
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by Megumi_Tani | 2012-10-03 08:56 | スペイン歌曲 | Comments(2)