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佐々木孝著『原発禍を生きる』   

スペイン思想研究家、佐々木孝先生をご紹介します。
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1939年北海道帯広生まれ。旧満州での生活を経て、福島県南相馬市で中学、高校時代を過ごす。上智大学卒業後、スペイン思想研究家として活躍、いくつもの大学で教鞭をとる。2002年、定年を前に退職。父祖の地、南相馬に転居。2011年東日本大震災。原発事故の後も、福島に住み続ける。
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「放射能から逃げない」という、佐々木先生の熱いが綴られたご著書『原発禍を生きる』
このたび、スペイン語訳 『Fukushima, vivir el desastre』 が出版されました。

出版元は 「Satori~悟」 以前このブログでもご紹介した、日本物にこだわり続けているスペインの出版社です。日本人翻訳家、佐藤るみさんが、「Fukushima, vivir el desastre」の出版にも大いに尽力されました。

佐々木先生のブログです。「モノディアロゴス」
スペインで放映された『Fukushima, vivir el desastre』紹介番組の映像をご覧になれます。

「忘れない、忘れてはいけない」その言葉の重みが、あらためて胸に深く迫ります。
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by Megumi_Tani | 2013-06-30 00:35 | 本の窓 | Comments(0)

エピローグな日々   

札幌からリサイタルを聴きにきてくださったご夫婦から、お葉書が届きました。奥様手作りのお花は、リサイタル当日に戴いたものです。私へのプレゼントに、と、はるばる北海道からご持参くださいました。S様、本当にありがとうございました。
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演奏会後も、たくさんのメールやお便りをいただきました。あの曲、この曲の感想とともに、歌とピアノの「共演」へのお褒めの言葉多数!私のお客様のなかでも、浦壁さん人気急上昇中!です。そして全体を通して一番多かった感想は、「谷さんのバルセロナへの思いがひしひしと伝わってきました」というもの。その通り!準備から本番まで、今回のリサイタルのすべてを通じて、私自身がまさに「愛しのバルセロナ」を再実感したのでした。

今日は梅雨の晴れ間、久しぶりの青空が広がりました。6月は、リサイタルを終えてゆっくりするでもなく、だからといって、あのリサイタル前の「谷めぐみが5人ほしい!」と叫んでいた頃に較べれば多少余裕がある、なんとも表現しがたい時間が流れました。そんななか、珍しい講演会を聞きにいったり、もったいなくも杮落し六月大歌舞伎の桟敷席にお招きいただいたり…。

それにしても、こうしてあらためて振り返ってみると、本番前のテンションというものは、やはり普通じゃないですね。非日常?異次元?ちょっと異常…?
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by Megumi_Tani | 2013-06-28 00:33 | リサイタル | Comments(0)

『古寺巡礼』   

ずっとずっと前から、その名を知ってはいたけれど、実物を見たことがなかった。その土門拳の『古寺巡礼』に、偶然、出くわした。そういえば、最近、どこかで広告を見かけたような気がする。

法隆寺、薬師寺、唐招提寺、神護寺、室生寺、近いところでは調布の深大寺…。うっそうとした森に厳とたたずむ寺の姿、様々な仏様のお姿、千手観音の御手のアップ、なんとも存在感のある弘法大師像…たくさんの写真にお目にかかった。土門拳自ら執筆、レイアウト、装丁を手がけたという桐箱入りの初版も展示されている。全点新しくプリントしたというカラー写真は、ちょっとピカピカした印象。でも、そこがまさに現代の技術の見せどころなのだろう。どの写真からも、容赦のない力強さ、無言の声がぐいぐい伝わってくる。束の間、東京のど真ん中にいることを忘れて見入った。

土門拳の『古寺巡礼』
第Ⅰ部<仏教文化の開花>2013年6月14日~27日 
第Ⅱ部<浄土と禅宗世界への憧れ>2013年6月28日~7月10日
場所:東京ミッドタウン FUJIFILM SQUARE
会期中無休 入場無料
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by Megumi_Tani | 2013-06-18 23:25 | エトセトラ | Comments(0)

皇太子さまスペインご訪問   

スペインをご訪問中の皇太子さまが、コリア・デル・リオの町で、大勢の「ハポンさん」とお会いになられました。町の人たちの歓迎の様子です。ハポン(Japón)さんとは、支倉常長率いる慶長遣欧使節団の末裔といわれる方々です。詳しくは先日のブログをご覧ください。四百年の時を越えて、日西交流の歴史が脈々とつながっています。

サラマンカご訪問。私の留学時代、当時の皇太子殿下と美智子妃殿下がスペインをご訪問されました。連日、美智子さまのファッションが写真入りで大きく紹介されていたことを思い出します。

最終日のサンティアゴ・デ・コンポステーラご訪問
雅子さまの話題にふれられた、ちょっぴり切ない記事です…。

『日本スペイン交流400周年』公式ビデオ
スペイン語ですが、内容は分かりやすい。ぜひご一覧を!
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by Megumi_Tani | 2013-06-14 23:31 | ビバ!エスパーニャ! | Comments(0)

『土井宏之展・今~昔展』   

画家・土井宏之さんの個展が開かれています。
2013年5月21日~6月23日 休日6月17日(月)
会場:Repi Doll(原宿)
東京都渋谷区神宮前1-16-5 2F Tel: 03-3478-5400
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スペインは、私に、たくさんの不思議なご縁を授けてくれました。土井さんも、そのお一人です。90年代の初めごろ?のNHKスペイン語講座のテキスト表紙に、優しくお洒落、凛として、どこかちょっぴり寂しげな花の絵が使われていました。絵の片隅には、Hiroyuki Doiのサイン。今月はどんな絵かな、と、毎月テキストを買うのが楽しみだったものです。

後年、知人を通じて、その土井宏之さんとお近づきになりました。そして、土井さんの作品「マリア」が、私の初めてのCDの表紙を飾ることになりました。
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最近は、ご活躍の場がアメリカ、ヨーロッパなど海外に広がり、日本をお留守にされていることが多いのですが、なぜか私の演奏会の時にはちゃあんと日本にいて、いつも駆けつけてくださいます。先日のリサイタルにもご来場!サングラスのダンディなお姿をお見かけした方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「レピ・ドール」は、竹下通りのど真ん中。原宿駅を背に道を降りて行くときは頭がクラクラしますが、ビル2階にあるお店に入ると、通りの喧騒とは無縁の静かな大人の空間が広がっています。コーヒーも美味!個展開催中は、毎日12時頃から土井さんご本人がお店にいらっしゃいます。どうぞ楽しいおしゃべりを!

今、ベルギーでは、メゾンパティキュリエ・アートセンターで「心の旅」の展覧会を開催中。その最上階のお部屋に、土井さんの畳半畳の和紙に描かれた作品が展示されているそうです。6月30日まで。今月中にベルギーへ行くよ!という方、ぜひお立ち寄りください。

この秋には、初めて日本で公に、土井さんの作品が公開されます。
『HIROYUKI DOI Pen & Art』
2013年10月7日 - 12月20日
Pen Station Museum,Tokyo(Pilot Corporation本社二階)
東京都中央区京橋2-6-21 2F
主催: パイロットコーポレーション、Yoshiko Otsuka Fine Art International
後援: 共同通信社、American Folk Art Museum, New York
協賛: 小津和紙
協力: The Museum of Everything, London
Ricco/Maresca Gallery, New York
入館料: 無料

詳細は以下のサイトをご覧ください。
Hiroyuki Doi
Yoshiko Otsuka Fine Art International
お問合せE-mail:ここをクリック

秋が楽しみです!
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by Megumi_Tani | 2013-06-14 22:49 | エトセトラ | Comments(0)

日本スペイン交流400周年   

皇太子様がスペインをご訪問されています。

1613年10月28日、支倉常長は藩主・伊達正宗の命を受け、Nueva Españaとの交易をスペイン国王Felipe三世に願い出るため、帆船サン・フアン・バウティスタ号に乗って、月の浦(現・石巻市)を出航しました。今年2013年は、ちょうど400年めの記念の年にあたります。

支倉常長一行が滞在したスペイン、コリア・デル・リオの町には、彼ら慶長使節団の末裔と言われるハポン(Japón=日本)姓を名乗る方々が今も暮らしています。私がスペイン語をご指導いただいている日西翻訳通訳研究塾の塾生、池田朋子さんは早くからこの事実について調査を重ね、実際にコリア・デル・リオに出かけて、ハポンさんと交流を深められました。以前、ご紹介させていただいた記事はこちら。Japónへの想い  ユネスコ世界遺産へ

2011年、東日本大震災の数日後、池田朋子さんのもとにコリア・デル・リオに住む日本スペイン支倉協会会長からメッセージが届きました。そして、大震災を悼むコリア・デル・リオの町の人々の様子です。日西交流400年の歴史が脈々と現在につながっていることに、あらためて、驚きと深い感慨を覚えます。

慶長遣欧使節船を忠実に復元した「サン・ファン・バウティスタ号」が、宮城県慶長使節団ミュージアム「サン・フアン館」に係留、展示されていました。2011年3月11日の東日本大震災、大津波…。サン・ファン・バウティスタ号はかろうじてその姿を留めましたが、ミュージアムは今なお閉館されたままです。「サン・フアン館」の一日も早い再開を願い、日西翻訳通訳研究塾を通じて、先日のリサイタルでのCD売り上げの一部を、東日本大震災復興「慶長使節400年記念事業」に寄付させていただきました。

2011年秋。タイトル通り、まさに渾身の祈りをこめて開催したリサイタルでした。日西交流400年の今年、この忘れられないCDが、ささやかでもお役にたつことを嬉しく思います。会場でお買い求めくださった方々、ありがとうございました。
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by Megumi_Tani | 2013-06-12 01:10 | ビバ!エスパーニャ! | Comments(0)

愛しのエピローグ   

まだ一週間前のことだけれど、もうずっとずっと前の出来事のような気がする…。この儚さが実はまた好きなのかもしれない。ふとみれば、「儚」という字は、人の夢。なるほどなぁ…。

今回もたくさんの方がアンケートにご協力くださいました。ありがとうございます。

人気No.1は、やはり「鳥の歌」でした。
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私のリサイタルではおなじみの曲ですが、合唱との共演、人の声だけでの演奏を、あらためて新鮮にお聴きいただけたようです。素朴で静かなハモりをコール・シャンティーの皆さん、真摯に熱演してくださいました。モンポウ「夢のたたかい」には大勢の方が◎をつけてくださっています。やはり名曲ですね。まるでシャンソンのような「海辺の緑のブドウ畑」も、なかなかの人気!プログラム後半は、色とりどりの曲目に合わせて〇も色々…。「黒人の子守歌」「ゴンドラの船歌」「サパテアード」は得票率が高い!山椒は小粒でピリリと辛い、というか、派手さのない、いわば玄人好みのグラナドス「昔風の歌曲集」に、たくさんの方が〇を付けてくださっていたのは嬉しい驚きでした。「ゴヤのマハ」の長~いピアノ前奏、浦壁さん、お見事でしたね!私、ちょっと年増のマダムのつもりで、出番を待っておりました(笑)。

「スペイン語が分からないのに、なぜか、歌の意味が分かったような気持ちで聴くことが出来ました」という内容のコメントを、何人もの方が寄せてくださったのは嬉しいことでした。歌はやはり原語です。言葉そのものが命をもっています。その命のメッセージが、旋律、リズム、和音がひとつになった世界で自由自在に羽ばたく。私たち演奏者は、その羽ばたきを実現させる、というミッションを担っているのかもしれません。外国語の壁を飛び越え、お客様にも歌とともに心の翼を広げていただきたい…。そう願って、お手元のプログラムに歌詞大意をお届けし、曲の合間には、思わず歌うのを忘れるほど(笑)あれこれオシャベリさせていただいています。
「アンコール、まさかのゴム手袋に大喜び!」のお声も多数…。演奏している私たちも楽しかったです。
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by Megumi_Tani | 2013-06-09 22:54 | リサイタル | Comments(0)

『愛しのバルセロナ』ありがとうございました   

6月1日、どういうものか?よく晴れた土曜日の午後、Hakujuホールに満場のお客様をお迎えして、リサイタル開演となりました。1F入り口では入場整理券が配布されたそうです。アララ…の嬉しい悲鳴でした。

前半は、トルドラとモンポウの歌曲、そしてカザルス作曲の祈りの歌、合唱との共演「鳥の歌」、カタルーニャ民謡のプログラム。静と動でいうなら、明らかに「静」の曲が続く、かなり冒険的な?選曲でしたが、お客様、実によく集中してお聴きくださいました。Hakujuホールの柔らかい響きがとても心地よく感じられました。

後半は、打って変わって、マホとマハの恋の歌から、船歌、黒人の子守歌、ラ・パロマ、毒グモのサパテアードなど、色彩感豊かなスペインの歌が続々…。ヴィクトリア・デ・ロス・アンへレスの想い出話なども交えて、思いっ切り楽しく歌わせていただきました。

300席のライブハウス、そんな雰囲気だったような気がします。大切な「わが愛しのバルセロナ~Mi querida Barcelona」を語り、歌うことが出来て、とても幸せでした。ご来場いただきました皆様、様々な形で熱く応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。

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by Megumi_Tani | 2013-06-02 16:15 | リサイタル | Comments(2)