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『浦壁信二 ピアノリサイタル』   

2011年リサイタル『絆』に続いて、今年6月開催『愛しのバルセロナ~Barcelona querida』でも、素晴らしいピアノを聴かせてくれた浦壁信二さん。 「ピアニストご紹介~浦壁信二さん」
超絶のテクニックと繊細な感覚、そしていつも自然体でソリストを支えてくれる彼の「共演力」には定評があります。私のお客様のなかでも、浦壁ファンがどんどん増加中…。

お待ちかね!浦壁信二さんのソロ・リサイタルが開かれます。
なんと今回はオール・ヒンデミット・プログラム!なかなか聴くことのない作品にまとめて触れられる貴重な機会です。浦壁さんならではのヒンデミット・ワールドが楽しみ!

12月5日(木)午後7時開演。会場:音楽の友ホール チケットのお申し込みはお早めにどうぞ♪♪
お問合せ、詳細は、こちらをご覧ください。 「SHINJI URAKABE×Hindemith」
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by Megumi_Tani | 2013-09-28 23:00 | 音楽あれこれ | Comments(0)

言葉はいらない   

美術家・山本篤子さん
初めて作品を見たとき、繊細かつダイナミックな作風と、その奥に秘められた“熱さ”に魅かれました。音楽、美術、文学、料理etc.たとえジャンルは違っても、この“熱さ”の波長?温度?が合えば、一瞬にして共感が生まれ、仲間になれる。言葉はいらない、そんな気がします。

山本さんが学んだイギリスのUniversity of London Goldsmiths’college。その数多い卒業生の中から選ばれ、今、彼女の作品が、Ruthin Craft Centre企画『Rendezvous Goldsmiths展』に招待展示されています。海を越えての快挙です。

『Wish & Hope 3~I am always wishing good happiness』
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会期は12月1日まで。もしもウェールズ方面へご旅行される方、ぜひお訪ねください。
国内では11月に新神戸、12月に東京で、彼女の作品が見られます。
詳しい情報はこちらをご覧ください。楽しみです。
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by Megumi_Tani | 2013-09-26 22:43 | エトセトラ | Comments(0)

『2013 Mercè』   

『メルセー』は、メルセ聖母の日- 9月24日- を祝して行われるバルセロナ最大のお祭りです。
旧市街を中心に市内のいたるところで様々なコンサート、パフォーマンスが繰り広げられ、美術館、博物館では入場無料、特別展開催など、『メルセー』ならではの企画が目白押し。巨大な人形のパレード、最近日本でも有名になった「人間の塔」、炸裂する花火、色とりどりの噴水etc。
街全体がテーマパークになったようなにぎやかさです。

2013年『Mercè』~各種イベントのご紹介


2013「人間の塔」


2013「市庁舎マッピングアート」


こちらは2013年7月7日、バルセロナの大聖堂前の映像。
カタルーニャの伝統的舞踊「サルダーナ」です。


FaceBookを始めて以来、様々な旬の情報に触れる機会が増えました。折々ブログでもご紹介していきたいと思います。
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by Megumi_Tani | 2013-09-23 15:36 | ビバ!エスパーニャ! | Comments(0)

スペイン語版『原発禍を生きる』   

東日本大震災のあとも福島に住み、命懸けで情報の発信を続けていらっしゃるスペイン思想研究の大家、佐々木孝先生。以前ご紹介したブログです。佐々木孝著『原発禍を生きる』

このたび、先生のご著書『原発禍を生きる』のスペイン語版 『Fukushima - Vivir el desastre』が、スペインで出版されることになりました。出版元は、日本の作品を専門に手掛けている出版社satoriです。 『スペイン語の日本の本』

横文字の外国語での初めての翻訳、それがスペイン語で実現した!この快挙のために、翻訳家・佐藤るみさんが奔走されました。彼女の熱意なくして、スペイン語版がこれほど早く世に出ることはありませんでした。

9月26日、マドリ―にて、『Fukushima - Vivir el desastre』出版発表会が開かれます。
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会場:Librería “La Central de Callao”

そして、イベントの前後、来場者の交流の間、私のCD『Plegaria~祈り』がBGMとして会場に流されることになりました。お話をいただいた時には驚きました。大震災に寄せた思いがスペインの地でひとつ成就するようで、なにか、えもいわれぬ感慨を覚えます。

「まだ何も終わっていない」 この思いを胸に、出版発表会のご盛会を心から祈ります。
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by Megumi_Tani | 2013-09-21 00:46 | 本の窓 | Comments(0)

TOKIOおめでとう?!?   

9月7日、2020年夏のオリンピックの開催地が東京に決まりました。バルセロナの友人がレストランで食事をしていたら、「TOKIOおめでとう!」と、お店のオーナーがCAVAをご馳走してくれたそうです。さて、これ、なかなか意味深です。

日本のマスコミは万歳モード全開です。でも私は、未だ、どうなんだろう…の思いをぬぐいきれません。類は類を呼ぶのか、周りにも同じような意見の人が多いです。「やっぱり東京でよかったね!」7年後に心からそう言えることを願うばかりです。

さて、早朝から歓喜に湧いた東京の一方で、競争相手のひとつMadridのあの日の様子はどうだったのでしょう?こちらで詳しく実況中継してくださっています。 『マドリーの恋人』
たまたまWeb散歩中に見つけた、マドリー在住42年の画家・ヤマダトミオさんのブログです。
地元Madridの事情に通じた日本人ならではの視点、鋭くもユーモラスな語り口。お奨めです。

オリンピック開催地決定の数日後、9月11日には、カタルーニャで全長400キロに及ぶ 『La Via Catalana<人間の鎖>』がつくられました。『9・11カタルーニャの日』は、長い長い歴史の経緯から、カタルーニャの人々にとって極めて重要な日なのです。

★9月11日~赤と黄色の布が掲げられたカサ・ミラ
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★La Via Catalana~9月11日バルセロナの街中の様子


以前、とあるコンサートに出かけた際、MCがカタルーニャ人を揶揄する小話で始まったことがありました。これから素敵なスペイン音楽の演奏が始まる、その前にこの話?我が耳を疑うとともに、延々と続く何とも品のないMCに腹が立ち、悲しくなりました。カタルーニャの悪口を言われたから腹が立った?もちろんそれもあります。でもそれ以上に、対象がどこの国であれ、どこの地方であれ、外国人である日本人がよその国のネタを笑い飛ばして人前に晒す、その感性が悲しいと思いました。


どんな国でも歴史には様々な経緯があります。スペインのような国はその事情がより複雑です。長い時間と風土に形成された人々の心、魂を、外国人の我々が簡単に理解できるわけがない。その意味で、常に謙虚であることが大切だと思います。相手への深いrespeto、そして愛がなければ、決して本ものの絆は生まれない。あらためて、そう感じています。
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by Megumi_Tani | 2013-09-16 14:56 | ビバ!エスパーニャ! | Comments(0)

大好きな国   

先日のブログでご紹介した演奏会形式のオペラ『ラ・ボエーム』を観てきました。出演者の皆様大好演!最後のミミが息を引き取るシーンでは、会場が水を打ったように静まり返りました。
画家マルチェッロの恋人、ムゼッタを演じたのは、わが敬愛するソプラノ・清水まりさん。自由奔放、気ままで我がまま、でも根は誰よりもやさしいムゼッタを、華やかにお茶目に魅せてくれました。まりさん、素敵!

私は学生時代から、とんとオペラというものに縁がなかった、というか、興味をもったことがありません。自分には向いていないジャンルだと感じていました。ところが、スペイン歌曲と出会い、ファリャのオペラ『はかなき人生』のサルーのアリアを聴いたとき、あぁこの曲を歌ってみたい、と初めて思いました。グラナドス『マハと夜鶯』を聴くと、情景が、マハの想いが、強く胸に迫るのを感じます。そしてサルスエラ『お手伝いさんのタンゴ』の前奏が鳴ると、その瞬間に、わが身の上を嘆きつつ奥様の地位をゲットしようと画策する悪賢いヒロインに変身してしましいます。ということは、オペラに向いていないわけではない?意外と向いている?いえいえ、違います。スペインのお話、スペインの音楽だから自分の心が動く。それをはっきり感じます。心が動くから、表現したい、と、思う。心に受けた“何か”を具現化したいと願う。演奏というものの原点は、そんなシンプルなところにあるような気がします。

きっと、イタリアを演奏する人はイタリアが、フランスを演奏する人はフランスが、ドイツを演奏する人はドイツが大好きなんだろうなぁ…と、あらためて素朴に実感した夜でした。

この日、2020年オリンピックが東京に決まりました。明るいニュースなのだと思います。しかし、複雑な思い、です。特にワイワイ煽るマスコミ報道に違和感を覚えます。明日で東日本大震災から二年半。オリンピック開催決定が、胸を張って「大好き」といえる日本に向かう真の節目になるよう、切に祈りたい気持ちです。
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by Megumi_Tani | 2013-09-10 00:32 | エトセトラ | Comments(0)

Zyryabと空海   

音楽講座『Las Músicas de España~スペインの音楽』が始まりました。

「カルメン」も「ドン・カルロ」も「セビーリャの理髪師」もスペインが舞台のオペラなのに、作曲したのはスペイン人じゃない。エッ?と驚かれた方、そうなのです。「セビーリャの理髪師」はロッシーニ、「ドン・カルロ」はヴェルディ、「カルメン」はフランスの作曲家ビゼーの作品です。セビーリャのタバコ工場で働く女工カルメンがフランス語を話す不思議…。

となれば、スペインの音楽にはどんな作品があるのですか?日本で有名な曲はありますか?よその国の作曲家がそんなに沢山スペイン絡みの曲を書いているのはなぜですか?
そもそもスペインの音楽って何を指すのですか?etc,etc.

次々と湧きあがる疑問に、クラシック、フラメンコ、ジャズ、ポピュラー等々、様々な角度からアプローチしてみよう!という講座です。語学の塾でこんな講座を実現してくださるとは、なんと嬉しいことでしょう。

初回は、スペインの音楽の特徴とその個性が生まれた背景を探り、CDとYoutubeでスペイン民謡お国巡りを楽しみました。音を聴き、映像を観て、スペインの音楽を体感&実感していただくのも講座の大きなテーマです。

昨日は最後に「Zyryab」をご紹介しました。「ご存知の方いらっしゃいますか?」という私の問いに、「パコ・デ・ルシアのCDのタイトルになっていますけど…」とお答えが出て、嬉しくびっくり!実は私も、最初にZyryabの名前を知ったのは、このCDでした。
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ウマイヤ朝スペインに招かれた黒い肌の音楽家Zyryabは、洗練された身のこなしで、自作のリュートを弾きながら無数の歌を歌ったといわれています。演奏家としてのみならず、音楽学校の開設、楽団の結成、アッバース朝の宮廷儀礼、現在のコース料理の原型の紹介、美容学校の設立など、多彩な活動を繰り広げました。そこでふと同じ頃の日本に目を向けると…いました!空海です。日本に真言密教を伝えたのみならず、書家、文人として優れ、池の灌漑や温泉の発掘など数々の伝承を残し、お大師様、と呼ばれて今もなお人々の尊敬を集める空海。789年生まれのZyryabに対して空海は774年生まれです。年齢差わずか15歳の二人の天才が、かたや西のイベリア半島で、かたや東の日本で、類まれなる文化の華を咲かせていたのでした。歴史の妙、時に、不思議です。

第5回教養講座『Las Músicas de España』(スペインの音楽)
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by Megumi_Tani | 2013-09-03 22:42 | 講座/セミナー | Comments(0)

日西交流400周年~ハポンさんがやって来た!   

仙台藩主・伊達正宗の命により、スペインに慶長使節団が派遣されてから400年。
スペインでの公式紹介ビデオです。


6月には、皇太子殿下がスペインをご訪問されました。
『皇太子殿下スペイン御訪問』
在スペイン佐藤大使がご訪問の様子を詳しく伝えて下さっています。
皇太子殿下のスペイン御訪問~日本スペイン交流400周年の開幕~

以前、このブログでもご紹介しましたが、400年前に支倉常長はじめ慶長使節団が上陸した町、コリア・デル・リオには、今も「ハポン」姓を名乗る人たちが住んでいます。

東日本大震災に寄せられたハポンさん達の想い。2011年春、あの混乱のさなか、私自身、この映像にとても驚き、えもいわれぬ感銘を受けました。


そのハポンさん達が8月に来日。慶長使節船サン・フアン・バウティスタ号の復元船を係留展示している「サン・フアン館」を訪問されたそうです。 『OBONとHAPON』
東日本大震災の影響によって休館中の「サン・フアン館」ですが、今秋の再開館に向けて着々と準備が進んでいます。

慶長遣欧使節団派遣は、400年前(1611年)に東北地方を襲った地震・津波からの復興事業のひとつだったと伝えられています。関東大震災からちょうど90年、そして東日本大震災からまもなく2年半を迎える今日、9月1日。心を引き締めつつも、平和で穏やかな日々を祈らずにはいられません。
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by Megumi_Tani | 2013-09-01 12:42 | ビバ!エスパーニャ! | Comments(0)