<   2013年 12月 ( 8 )   > この月の画像一覧   

バルセロナ2013~Gracias!   

バルセロナのMikikoさんから、カードが届きました。モンセラート修道院の黒いマリア様です。
e0172134_124364.jpg

今年は、春に彼女と満開の桜を眺め『桜源郷』、秋はバルセロナを満喫することができました。
遠く離れていても、いつも会えば昨日の続きのような、大切なamigaです。
e0172134_1201237.jpg


e0172134_16556.jpg

2013年最後のご挨拶は、ノリノリのカタルーニャ・ルンバ♪
以前『Barcelona hechicera~魅惑のバルセロナ』というタイトルでご紹介した、同じ曲です。
なぜか本日のお題『Barcelona tiene poder~バルセロナには“力”がある』 …たしかに!



来年も素敵なスペインの歌をお届けしたいと思います。
どうぞ皆様、よい新年をお迎えくださいませ。
[PR]

by Megumi_Tani | 2013-12-30 01:35 | ビバ!エスパーニャ! | Comments(0)

黄昏のスペイン   

音楽講座『Las Músicas de España~スペインの音楽』第4回目が終了しました。16世紀も終わりの1588年、アルマダ海戦で、スペインの無敵艦隊がイングランド軍に敗れました。「無敵」だったはずが負けたのです。スペインにとってはもちろん、関係諸国にとっても、その意味するところは計り知れないものだったことでしょう。続く17世紀、18世紀のスペインは、七人の王が入れ替わり、国内外の戦いに明け暮れ、次々と領土を失い、国が疲弊した、まさに混乱の時代でした。

18世紀、フランスから来た王様フェリペ5世は、スペイン語が話せなかった…。最初の奥方も二人目の奥方もスペイン文化には興味がなかった…。つまり、あろうことか、文化といえばフランスだ!イタリアだ!という時代になってしまったのです。バロック音楽の大家スカルラッティもボッケリーニも、はたまた、あの伝説のカストラート、ファリネッリも、皆、スペイン宮廷に招かれ、スペインで大活躍しています。

でも、この『ファンダンゴ』を聴くと、ボッケリーニがスペイン大好き!だったことが分かりますね。


スペインの音楽も全面降伏していたわけではありません。独自の舞台音楽サルスエラが生まれ、サルスエラの隙間を縫ってトナディーリャが生まれ、風刺をこめたお話、スペインならではの歌と演奏と踊りが盛んに演じられました。が、しかしこれらも、はかない命…。怒涛のように押し寄せたイタリア音楽の大波に飲み込まれ、あっけなく衰退したのでした。

トナディーリャ『扇子の歌』 映画版


黄昏のスペイン。赤く燃える夕日を斜めに受け、あでやかに咲き乱れる異国文化の華…。
しかし「スペイン魂」は負けてはいません。18世紀末、人々は画家ゴヤの描く<マホ・マハ>を真似て、その風情、優美と粋、恋と情熱の世界を楽しんだのでした。ゴヤ自身もギターを弾き、生まれ故郷アラゴンのホタを歌ったと言われています。ギターに関しては、第9回、塾頭先生のご講義が楽しみです。

CD『ゴヤの時代の音楽』のジャケット
e0172134_23404812.jpg

この日の最後はイヴイヴ特別企画 『Noche de Paz~聖夜』を皆さんで大合唱しました。


それにしても「KARAOKE」は、いまや世界共通語ですね

第5回教養講座『Las Músicas de España』(スペインの音楽)
e0172134_23555815.jpg

[PR]

by Megumi_Tani | 2013-12-25 23:57 | 講座/セミナー | Comments(0)

¡Feliz Navidad!   

世は三連休。クリスマス&師走モード全開ですね。夜空を照らすイルミネーションも、昨今は、お洒落なものが多くなりました。スペインは一年でもっとも賑わう季節です。街中が華やぎ、大人も子どもも、みんなワクワク!ウキウキ!fiestaの準備に余念がありません。今日は、そんなスペインのクリスマスの歌「ビリャンシーコ」をお贈りします。

『Los peces en el río』 ノリノリで踊りたくなります!


『El tamborilero』 こどもたちの真剣な様子…かわいい!


同じ曲がこんなショート・ストーリー風に。


『聖夜』 モンセラート修道院聖歌隊


そして、パウ・カザルス『鳥の歌』
祖国を遠く離れたプエルト・リコでの演奏です。


世界が平和でありますように。
皆様、どうぞ素敵なクリスマスを!
[PR]

by Megumi_Tani | 2013-12-22 16:02 | エトセトラ | Comments(0)

バルセロナ2013~モンセラート修道院   

Mont(山)とserrat(ノコギリ)の名前が示す通り、山全体がそそり立つ奇岩におおわれたモンセラート。その中腹に、カタルーニャの聖地、モンセラート修道院がある。11世紀創建の由緒ある修道院は、黒いマリア像、少年聖歌隊、そして音楽史上では、14世紀の写本『モンセラートの朱い本』で名高い。
e0172134_17285432.jpg


今年6月のリサイタル『愛しのバルセロナ』でカザルス作曲「モンセラートの聖母に捧げる祈り」を歌って以来、私の中でモンセラート修道院の存在はどんどん大きくなっていた。「午後1時から始まる聖歌隊の合唱を絶対に聴いてね」と、Mikikoさんが何度も言う。そうだ、El Virolai(マリア様頌歌)を聴いて、La Morena(黒いマリア様)に会うんだ…。

さて、その待ちに待った日。私たちは電車と黄色いケーブルカーを乗り継いで、11時前にモンセラートに到着した。威容を誇る奇岩に囲まれて、瀟洒な修道院がある。
e0172134_1710274.jpg

e0172134_1713183.jpg

e0172134_17375327.jpg

まだ時間があるので、カフェテリアでひと息いれることにした。Mikikoさんがコカ(名物のパン)を買いに行くと、焼き立ての最後の一個をゲットできた!とのこと。こいつぁ朝から縁起がいいぞ!
e0172134_17155498.jpg

教会堂の入り口にはもう長い列が出来ている。大事な合唱を聴き逃しては大変だ。少し早いけれど、私たちも並ぶことにした。この日は諸聖人の祝日なので、観光客だけではなく、地元の人も沢山お参りに来ている。皆、いつものオシャベリはどこへやら、神妙な面持ちだ。

待って、待って、待って、待って、やっと順番が来た。一歩足を踏み入れると、そこはもう既にぎゅうぎゅう詰め、押すな押すなの大混雑。人、人、人、人、人の彼方にチラッと祭壇がチラッと見える。でも遠い。踏ん張っている足の力を少しでも緩めると、アラ~~外に押し出されそうだ。ヨロヨロしていたら「メグミさん、前へ!」と、Mikikoさんにグイグイ背中を押された。そうだ、ボーっとしている場合じゃない。ここでガンバらねば!私は、おしくらまんじゅうの群れを憤然とかき分け、もみくちゃにされながら、突進した。とにかく前へ、前へ…。

黒いコートを着た貫禄たっぷりのセニョーラの横を無理矢理すり抜けたところで、突然、視界が開けた。おぉ!最前列だ。しかも目の前の祭壇に聖歌隊がいるではないか!!その瞬間、合唱が始まった。急いで時計を見る。ちょうど12時半。なぜ?????30分も早い?????
静かに、厳かに、粛々と合唱はつづく。美しい。マリア様への頌歌が始まると、座っていた人も皆、立ち上がり、全員が歌い始めた。私も歌った。どこか遠く懐かしい調べ、心ひとつに歌う喜び…。

『Virolai~マリア頌歌』


合唱が終わると聖歌隊は退場。私たちは黒いマリア様にお参りする列に並んだ。教会堂の中は、人がどんどん増えてくる。「1時に大事な合唱があるんだ」「そう。それを聞かなきゃ」「楽しみね」などと、あちらこちらから声が聞こえて来る。聖歌隊はついさっき引っ込んだところなのに、また出てくるのだろうか…?

やがて午後1時になった。祭壇には誰もいない。ミサも始まらなければ、合唱もない。シ~~ン。
集まった人たちは皆、訝しげにお堂を見回している。そりゃそうだ。何の掲示もアナウンスもないのだから。。。私達も、カフェテリアでもう少しゆっくりしていれば、同じ目に遭うところだった。

ちなみに、この日は、午後1時30分にもう一度ミサがありましたが、その際、聖歌隊は登場しませんでした。つまり、あの12時30分、一度だけだったのです。不思議。。。よく聴かせていただけたものです。しかも最前列で!!神様ありがとうございます。
e0172134_2261250.jpg


聖歌隊の少年たちへのインタビュー。英語の字幕付きです。

[PR]

by Megumi_Tani | 2013-12-14 22:09 | ビバ!エスパーニャ! | Comments(0)

Villancicoを歌おう♪   

9月に始まった講座『スペインの音楽』も佳境を迎えました。
『第1回』  『第2回』  『第3回』
第4回(12月23日・祝)のテーマは、17世紀&18世紀の音楽です。黄金世紀は過ぎ去りました。国の内外の情勢がめまぐるしく変化するなかで、スペインの音楽はどのような変容を見せたか。豊富な映像・音楽とともにご紹介します。

さらに、この日は特別企画!23日≪イヴイヴ≫にちなんで、スペインのクリスマスの歌ビリャンシーコvillancicoを楽しみます。El camino que lleva a Belén…♪♪メロディーが浮かびますか?色々なビリャンシーコを聴き較べたあとは、皆さん、よくご存知のあの曲をVamos a cantar!!参加無料(体験レッスン扱い)です。定員が限られていますので、ご希望の方は、下記サイトより、急ぎお申し込みください。いつもとひと味違うクリスマスを、ご一緒に。
日時:12月23日(月・祝)19時~21時
場所:日西翻訳通訳研究塾(市ヶ谷)

第5回教養講座『Las Músicas de España』(スペインの音楽)
塾までの地図は、こちら
e0172134_23555815.jpg

[PR]

by Megumi_Tani | 2013-12-14 19:30 | 講座/セミナー | Comments(0)

『五線譜に描いた夢』   

オペラシティーアートギャラリー(初台)で開催中『五線譜に描いた夢』を観てきました。

江戸幕府にドカ~ンと風穴を開けたペリーの黒船来航。これはあまりにも有名な史実ですが、その際、軍楽隊が一緒にやって来た、とは、あらためて考えたことがありませんでした。横浜に上陸したアメリカの軍楽隊が笛やラッパや太鼓で奏でたマーチ。これが、日本人が初めて聴いた「西洋音楽」だったのです。なるほど…。当たり前といえば当たり前ですが、気がついていないことって、沢山ありますね。

そうやって突然、強引に入り込んできた西洋音楽なるものを、日本がいかに学び、悩み、試行錯誤しながら受け入れ、新たな日本近代音楽を模索し、創り出し、育み、発信してきたか。そんな悪戦苦闘の歴史、歩みを、貴重な展示物で味わうことが出来ます。
e0172134_22221052.jpg

山田耕筰はじめ著名な作曲家の自筆楽譜、自筆書簡、明治・大正期の演奏会ポスター、セノオ出版から出た数々の美しい楽譜、1899年頃の縦型ピアノ、純正調オルガン、萩原朔太郎愛用のギター、宮沢賢治の手稿erc,etc。各コーナーには、展示内容に関するビデオが放映されています。三浦環の歌声、それに彼女とプッチーニのツーショット写真も!

ゆっくり時間をとってお出かけになることをお奨めします。23日まで。
「五線譜に描いた夢~日本近代音楽の150年」
[PR]

by Megumi_Tani | 2013-12-10 22:52 | Musica あれこれ | Comments(0)

バルセロナ2013~芸術の街   

この写真を見た生徒さんが叫んだ。「あ!ピカソが雨ざらしになっている…」と。
e0172134_141648100.jpg

そう、世紀末モデルニズモ建築、ピカソ、ミロ、ダリらの作品が、平気で街なかにゴロゴロ転がっている?のが、バルセロナのすごいところだ。建築や美術だけではない。バルセロナは音楽の街でもある。芸術すべてが強く自己主張しつつ、不思議なバランスで互いを尊重し、各々の位置ですっくと誇り高く立っている。混然一体かつ、危うくも決して揺るがぬ妙なる調和、きっとこれがバルセロナの魅力だ。

フランセスク・マシア広場にあるカザルスの像。
ディアゴナル大通りをこの広場で曲がる通りは「パウ・カザルス通り」と名付けられています。
e0172134_14182873.jpg

老舗の楽譜屋さん。楽譜を探すのは大事なミッション!
e0172134_14225067.jpg

Palau de la Música~カタルーニャ音楽堂 リュイス・ドメネク・イ・モンタネルの作品
e0172134_14305453.jpg

e0172134_14204336.jpg

こちらの動画で、美しい建物と内部を見ることが出来ます。


パラウで歌うヴィクトリア・デ・ロス・アンへレス♪


こんなコンサートも♪


「メグミさんが来たら、ぜひ会ってみたい、っていうギタリストがいるのよ」と、Mikikoさん。聞けば、こちらでギターを教えながら演奏活動を続けている大谷定広さんという方。私のブログや留学日記『¡Hola!バルセロナ』をずっと読んでくれていたそうだ。びっくり!それでは、ということで、お昼をご一緒することになった。交通機関のストがあるかも、という日だったけれど、誰もそんなことで慌てない、騒がない。ちゃあんとそれなりに悠々と行動している。このジタバタしない感覚、好きだなぁ。私たちもゴシック地区のレストランで無事ご対面。「ブログの更新が止まっていると思っていたら、ご本人がここにいらしたんですね!」と、大谷さん。ご愛読ありがとうございます。Mikikoさんと三人で和気藹々、音楽談義に花が咲いた。
それにしても、今さらですが、ブログって世界中で読めるんですよね(笑)
[PR]

by Megumi_Tani | 2013-12-08 14:59 | ビバ!エスパーニャ! | Comments(0)

浦壁信二ピアノリサイタル   

浦壁信二さんのリサイタル『Shinji Urakabe×Paul Hindemith』が開かれた。オール・ヒンデミット・プログラム!ヒンデミットのピアノ曲って…。素朴な期待と不安?を抱えて音楽の友ホールに出かけたけれど、1曲目の『変奏曲』からすっぽりハマってしまった。「単館系のヨーロッパ映画を思わせるような…」という、ご本人の解説に、なるほど、と、共感。続く、ソナタ第1番から第3番まで、ヒンデミット作品をこんなに興味深く聴いたのは初めてだった。Fantástico!!!

その浦壁さん、来たる2014年1月17日に、今度はラヴェルを聴かせてくれます!
e0172134_22553283.jpg

深く柔らかい音色、どこまでも自然体の音楽。。。私のリサイタルのお客様のなかでも、浦壁ファン激増中です。チケット大好評発売中。皆様、ぜひお出かけ下さい。
チケットご購入はこちら ⇒ 『浦壁信二×ラヴェル2』
[PR]

by Megumi_Tani | 2013-12-06 23:21 | Musica あれこれ | Comments(0)