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花の春   

東京は桜満開。名所といわれる公園等はもちろん、街中、住宅地、人や車が行き交う交差点…。そこここに桜の木がある。老いも若きも、男も女も、通る人は皆、咲き誇る花を見上げ、足を止める。この季節だけは、道のど真ん中で、ポカンと上を見て突っ立っていても、誰も不審に思わない。それどころか、我を忘れて花に見とれているその人を、そっとよけて通る。「きれいですね」「ホンとに。すばらしい」たまたま行きあわせた者同士が、ともに感嘆の声をあげる。やはり日本人にとって、桜は特別な花だ。  『Sakura 2011』
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やはり春の到来は嬉しいですね。
先週来、大爆発している花粉症はニクイけれど…007.gif

こちらは、スペインで春を告げるアーモンドの花。桜に似ています。
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そして、春を告げるもう一つの花、アマポーラ。

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by Megumi_Tani | 2015-03-31 01:40 | エトセトラ | Comments(0)

カタルーニャ愛 en Japó   

日本カタルーニャ友好親善協会のテルトゥーリアにお邪魔した。いつもお知らせをいただいても、なかなか時間の都合がつかない。今回は開演ギリギリにかろうじて会場にたどり着くことが出来た。空席にすべりこむと、斜め前の席には、先日のカサマイヤでの「カタルーニャの食と音楽を味わう会」でお目にかかったKさんの姿が。サロンはほぼ満員の盛況だ。

田澤耕先生の講演のあとは、CAVAとタパスで、にぎやかにお喋り。それにしても、皆さんのカタルーニャ愛は熱い。カタルーニャ語のクラスに通い、カタルーニャ文学を読み、カルソッターダ(長ネギを丸ごと焼いて独特のソースで食べる、カタルーニャの風物行事)を体感するためにカタルーニャまで出かけてしまう。Kさんは、カサマイヤでの私の留学時代の話に「ライエターナ!」と絶妙のタイミングで合いの手を入れ、その後に歌ったカタルーニャ民謡『聖母の御子』の歌詞に出て来る「mel i mató (蜂蜜とカッテージチーズ)」に「メリマト、大好きです」と、顔をほころばせた。カタルーニャ好きの方にカタルーニャの歌を聴いていただけるのは幸いなことだ。今年のリサイタルでも、ぜひお楽しみいただきたい。

私はたまたまご縁があってバルセロナに渡り、バルセロナが大好きになった。これが別の街だった場合、どうだったのだろう?と、ふと思うことがある。マドリードだったら?グラナダだったら?サンティアゴ・デ・コンポステーラだったら?あるいはバスクだったら?…。住めば都で、そのどこかの街をやはり好きになっていたのかもしれない。しかし、行った先がカタルーニャでなければ、スペイン歌曲のほかに、カタルーニャの歌、というレパートリーを得ることはなかっただろう。「鳥の歌」をカタルーニャ語で歌う、という天恵に浴することもなかった。

たまたまご縁があって、の、この「たまたま」が、なかなか意味深いものであることを、折々実感する。

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by Megumi_Tani | 2015-03-28 20:46 | ビバ!エスパーニャ! | Comments(0)

ラジオの楽しみ   

昔から、ラジオが好きだ。昔、といっても、京都でひとり暮らしをするようになってからだ。初めに住んだ部屋では、隣り部屋の子と共同のテレビがあったが、ほとんど見ることはなかった。やがて引っ越しを機に、テレビの無い生活が始まった。しごく快適だった。今のようにYoutubeなんてものはなかったから、レコード代を節約するために、皆、FMのクラシック番組を入念にチェックして、録音した。聞こえてくるのは、クラシック音楽だけではない。流行のポップス、歌謡曲、はたまたラジオ・ドラマ、対談、etc。そういえば、パコ・デ・ルシアを知ったのも、ラジオだったなぁ。。。
『スーパー・ギター・トリオ』

どうしても画面の前に座らざるをえないテレビと違って、ラジオは、聞きながら、あれこれ出来るのがいい。私は、基本的に「ながら」は出来ない性質なので、ここぞ!という時はスイッチを切ることになるのだが、家事をしながら、あるいは、何となくぼんやり過ごす時間に、ラジオはうってつけだ。

NHKはこの4日間、ラジオ90周年を記念して、「NHK90時間ラジオ〜もっと届け、大切なこと〜」と称するマラソン番組を放送していた。例によって、一部を「ながら聞き」しただけだが、いつもより落ち着いて、内容を深く掘り下げた番組が多かったように思う。久々に、ラジオの本領発揮!という気がした。

どうやら、新年度から番組が大幅に変わるらしい。時計代わりの役目もしてくれているので、慣れるまでちょっと大変だ。朝の番組にゲスト出演していた山田太一氏が「どうしてこの番組が終わらなきゃいけないんでしょうね…」と言っていた。同感。

別れと出会いの三月。分かっていても、いつもの声がいつもの時間に聞こえなくなるのは寂しい。

こちらは、ひと足早く春。カタルーニャ音楽堂の新シーズンご紹介を見つけました。
Temporada 2015-2016 Palau Música Catalana (右上の白文字をクリック⇒フル画面)

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by Megumi_Tani | 2015-03-23 00:13 | エトセトラ | Comments(0)

「スペインの民主化を振り返る」第6回講義   

日西翻訳通訳研究塾の教養講座「スペインの民主化を振り返る」。第6回目の講義にして、いよいよフランコ最期の日、1975年11月20日がやってきた。その日その時、本講座の講師である塾頭、碇順治先生はマドリードにいた!前日バルセロナのパラウ(カタルーニャ音楽堂)でジャズを聴き、マドリードへ移動。翌20日朝、マドリードは異様な静けさに包まれていたそうだ。国を挙げての厳戒態勢のかな、バスでサラマンカへ帰る道には、100メートルおきに警察官が立っていたという。周到な準備の甲斐あってか、暴動が起きることもなく、11月22日、「王位継承者」であったホァン・カルロスが国王として即位した。

国会での宣誓式


まだ「王位継承者」であった1970年、サルスエラ宮殿で執務に当たるホァン・カルロス


ちなみに、スペイン独自の音楽劇「サルスエラ」の名は、17世紀、このサルスエラ宮殿で上演が始まったことに由来しています。「¡Viva スペイン! そして…」

11月19日、バルセロナの街では、カタルーニャ語が飛び交っていたそうだ。。。
翌20日のフランコの訃報を受け、マドリードでは、お別れに訪れる人の列が三日三晩続いたという。そしてフランコは、自身が生前に造らせた「戦没者の谷(Valle de los Caídos)」に埋葬された。

フランコは何を思ってホァン・カルロスを後継者に指名したのか?王政復古後、ホァン・カルロスが奇跡的な民主化を成し遂げることを、フランコは予想していただろうか??はたまた、すでに意識のない己の最期の姿が死後数年を経て週刊誌に掲載される、しかも、娘婿の手によって…などということを、これっぽっちでも想像しただろうか???

安易な言葉ではくくれない。でも、人生は、哀しい。

教養講座『スペインの民主化を振り返る』
「スペインの民主化を振り返る」第5回講義
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by Megumi_Tani | 2015-03-14 19:54 | ビバ!エスパーニャ! | Comments(0)

あの日あの時   

4年前の3月11日。
あの日も寒かった。仕事から帰る電車が大きく揺れ、知らない町のバスを乗り継ぎ、乗り継ぎ、最後は歩いてやっと家にたどり着いた。吹きすさぶ寒風、大渋滞でまったく動かないバス、オレンジ色の街灯の下、道の両側を黙々と歩く長い長い人の列、駅から締め出された人でごった返すロータリー、何か食べるものを、と、寄った近くのコンビニのからっぽの棚…。帰宅してテレビをつけて、初めて、東北で何が起きたかを知った。

その後は、大混乱だった。スーパーから生鮮食品が消え、やがてヨーグルトもカップ麺も消えた。乾電池もトイレットペーパーも無くなった。水から放射能が検出された時には、自販機の前に長い列が出来た。止まぬ余震、そして、計画停電。日が過ぎるうちに、テレビの映像を見られなくなった。そして、遠く離れた地に住む人のちょっとしたひと言にひどく傷ついた。小さいけれど深いその傷は、今でも胸の奥に刺さっている。

東京に住む者でさえ、こうなのだ。ましてや、被災地の方々は…。年月とともに複雑化する問題、特に、心の問題が気にかかる。

出来ることはあまりにも小さい。でも、どこまでも心を寄せて、黙って祈り続けたい。
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by Megumi_Tani | 2015-03-11 23:21 | 思い&想い | Comments(0)

パブロ・ピカソの陶芸展   

スペイン大使館で開催されている『パブロ・ピカソの陶芸展』に出かけた。巨匠ピカソには申し訳ないが、彼の陶芸作品について、これまでほとんど知らなかった。最初に展示されているポップな?皿がいい!ひと目で気に入ってしまった。恋人の顔をテーマにした作品、大好きだったという闘牛をモチーフにした作品、大きな壺、花瓶etc。全体に明るく開放的な色調が印象的。地中海がモチーフ、というのも頷ける。真っ白な大皿「Alegría de vivir」も好きだった。ピカソの楽しげな様子が目に浮かぶ。

外に出ると、爆弾低気圧の猛烈な風と雨!でも、たった今、ピカソにもらったエネルギーのおかげで、ずぶ濡れも平気。エイッ!と、一気に養源坂を駆け下りた。

『パブロ・ピカソの陶芸展』
ご案内では「13日まで」となっていますが、好評につき、会期延長。3月16日(月)が特別最終日になりました。この日は20時まで開館するそうです。入場無料。
スペイン大使館は、東京メトロ南北線、六本木一丁目の駅から徒歩約5分。
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                                       画像は、いずれもwikipedia より。
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by Megumi_Tani | 2015-03-11 00:00 | ビバ!エスパーニャ! | Comments(0)

朝ドラの主題歌『麦の唄』を歌おう   

朝ドラ『マッサン』も、残すところ三週間。終盤に入ってドラマはどんどん盛り上がり、早くも「マッサンロス」なる言葉がささやかれるほどの人気です。Fantástico!

ブログをたどってみると、私が「マッサン」決定のニュースを知ったのは、2013年11月のようです。(こういう時に、ブログって便利ですね)
『朝ドラ』の舞台に!
それから、あれこれ、思いつくままに。。。
『マッサン』 『望郷』  2015年 頌春  追悼 竹鶴威氏 『マッサン』 in 北海道

そして、いよいよ締めです。放送終了直後の3月31日、NHK文化センター光が丘教室にて、一日講座「朝ドラの主題歌『麦の唄』を歌おう」を開催することになりました。
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「シリーズお酒講座」の中に組み込まれているのが、なんともニクいチラシです。余市町やニッカウヰスキー余市蒸留所について、地元ならではの資料でご紹介。つづいて、主題歌『麦の唄』をご指導します。この曲には、朝の放送では流れて来ない中間の部分があります。ちょっぴり難しいのですが、その部分を歌うことで、エリーの心情を詠んだはずの歌が、より大きく普遍的な人生の励ましの歌に姿を変えます。胸にぐんぐん迫るパワーは圧巻!さすが中島みゆき!当日の伴奏はカラオケではありません。私がピアノを弾きます(^^)
麦は泣き、麦は咲き…♪ ぜひマスターして、「マッサン」の記憶を心に刻んでください。

一日講座は、どなたでも参加できます。
お申し込み・お問い合わせは、お電話かメールで、NHK文化センター光が丘教室まで。
3/31朝ドラの主題歌『麦の唄』を歌おう

昨年末の竹鶴威氏につづいて、数日前、余市ゆかりの重鎮S氏が急逝されました。病床でも「マッサン」をご覧になっていたそうです。今頃は、お二人で、グラス片手に、くつろいでいらっしゃるでしょうか。。。


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by Megumi_Tani | 2015-03-07 23:56 | 故郷 | Comments(0)

鳥の歌@カサマイヤ   

3月1日夜、『カタルーニャの食と音楽を楽しむ会』が開かれました。「目から耳から舌から、五感でカタルーニャを感じていただきたい」と、Tomokoシェフが企画した今回の会。氷雨降りしきるあいにくのお天気にもかかわらず、ご予約のお客様全員が駆けつけ、カサマイヤは熱気に包まれました。
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シェフのインタビューにお応えして、スペイン歌曲との出会い、バルセロナでの生活等々をお話した後、バルセロナ市庁舎にある由緒ある百人会議の間で開かれた『日本民謡集出版記念演奏会』での「さくら」の演奏録音をお聴きいただきました。三十年前!の歌声、留学時代のかけがえのない思い出です。
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ちなみに、世にも稀なる?私の留学生活にご興味がおありの方は、こちらをどうぞ。
『歌修業日記¡Hola!バルセロナ』

つづいて、「鳥の歌」をア・カペラで。シンプル・イズ・ベスト、と言いますが、「シンプルこそ最も深い」ことを、この歌は教えてくれます。カタルーニャ愛あふれる場で歌う「鳥の歌」は、また格別。この歌にめぐり会えた喜び、バルセロナとご縁があった喜びを、あらためて、しみじみと実感しました。

音楽コーナーの後は、お客様とご一緒して、カタルーニャのワインとシェフが腕をふるったカタルーニャ料理の数々を堪能しました。幸せ!

たった二曲のカタルーニャ民謡、それも伴奏無しでの演奏でしたが、皆様、カタルーニャの歌の世界に驚き、大いなる興味を示してくださったのは嬉しいことでした。これを機に、カタルーニャ音楽独自の魅力にどんどん触れていただければ、、、と思います。

宴の後、帰り道は雨も上がり、心地よい夜がいっぱいに広がっていました。

とあるファンの方が、ずい分遠方から、お友達と一緒に来てくださいました。帰り際にそっと渡されたメッセージを見ると、、、。
こちらこそ、ありがとうございます。いい歌を歌いたいと、心から願う一瞬です。
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by Megumi_Tani | 2015-03-03 00:50 | 講座/セミナー | Comments(0)