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Programa ご案内「クラベリートス」   

リサイタル最後のステージは「ビバ!エスパーニャ」楽しく懐かしく弾けるスペインの魅力をお楽しみいただきたい。

第1曲は、トゥーナの唄「クラベリートス」。独特の華やかなマントを着て夜の街を練り歩き、歌う、大学生の楽隊をトゥーナと呼ぶ。トゥーナの唄の中で最も愛され親しまれている曲が「クラベリートス」だ。心地よい3拍子、明るく郷愁に満ちたメロディー。一度聴いたら、なぜか忘れられない。スペインの花といえば情熱の赤いバラ、と答えが返って来そうだが、国の花はカーネーション~clavel だ。Clavel に愛情をこめた縮小語尾がついてclavelito、その複数形が clavelitosになる。

サラマンカ大学のトゥーナが歌う「クラベリートス」


こんな舞台バージョンもある。おじ様達も楽しそう!


こちらは映画の1シーン


こんな楽しい演奏もある。


「クラベリートス」は歌曲ではない。街角の歌だ。スペインの声楽家はリサイタルでこの曲を歌ったりはしない。しかし私は、スペイン歌曲に惚れこんだ日本人の歌い手として、歌を通してスペインの魅力を伝えたい、と強く願う。スペインの魅力、これが鍵だ。
「あ、スペインの歌っていいな」「ふーん、こんな曲があるんだ」「え?これもスペイン?」等々、私のリサイタルをきっかけに、スペイン音楽に幅広く親しむ方が増えてくれれば本当に嬉しい。

こちらは、名テノール、アルフレッド・クラウスが歌う「クラベリートス」


              谷めぐみ30周年記念リサイタル
           スペイン わが心の歌
              2015年10月17日(土)午後2時開演
                 会場:Hakuju Hall
               ご来聴をお待ちしています

060.gifPrograma ご案内
母なるマリアに」 「心よ、ともに悲しもう」 「カタルーニャの歌」 
エスペランサの聖母に捧げる祈祷風のサエタ」 「ロドリーゴとファリャ」 
天上のVictoria de los Ángelesに捧ぐ」  「エル・アレグリート」  
ハバネラの夢
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by Megumi_Tani | 2015-09-30 11:52 | リサイタル | Comments(0)

哀悼   

とある方とのお別れに寄せて


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by Megumi_Tani | 2015-09-20 00:39 | 思い&想い | Comments(0)

Programa ご案内~ハバネラの夢   

前回は、歴史に埋もれたハバネラ「エル・アレグリート」とカルメン「恋は野の鳥」誕生秘話をご紹介した。

ハバネラに魅せられたのは、イラディエールやビゼーだけではない。ラヴェルの「バネラ形式の小品」は、チェロ、ヴァイオリン、フルート、クラリネット、そしてヴォカリーズでも演奏される妖艶なハバネラだ。

こちらはチェロ・バージョン。伴奏のピアノが素晴らしい。


ラヴェルにはこんなハバネラ作品もある。


こちらは、サン・サーンスのなんとも香しいハバネラ


ビゼーを筆頭に、フランスの作曲家がハバネラを採り上げているのは興味深い。スペイン人とフランス人の気質の違いはよく語られるところだが、ハバネラには、フランス人が心惹かれずにはいられない魅力-たとえそこに秘かな揶揄が隠されていても-があったのだ。

スペインの作曲家の中でも、特にモンサルバージェはハバネラがお気に入りだったらしい。歌曲集『黒人の歌』全5曲のうち、「ピアノの中のキューバ」「黒人の子守り歌」と、2曲がハバネラだ。

ハバネラはカタルーニャにも深い縁がある。18世紀~19世紀、サトウキビでひと旗揚げようと、カタルーニャ人が続々とキューバへ渡った。1898年のキューバ独立に伴い、彼らはカタルーニャに戻る。その際、キューバの音楽やリズムを「持ち帰った」のだ。彼の地で成功を収めた人々の財力が、カタルーニャ・モデルニズモを支えたと言われる。

こちら、ハバネラス・カタラナスの代表曲「私のお爺さん」


第3ステージ『ハバネラの夢』では、イラディエール「ラ・パロマ」「エル・アレグリート」、モンサルバージェ「黒人の子守り歌」、そして、甘いラブソング「紺碧の空」を演奏する。お客様と一緒に、古きよき時代の夢に揺れてみたい。




              谷めぐみ30周年記念リサイタル
           スペイン わが心の歌
              2015年10月17日(土)午後2時開演
                 会場:Hakuju Hall
               ご来聴をお待ちしています

060.gifPrograma ご案内
母なるマリアに」 「心よ、ともに悲しもう」 「カタルーニャの歌」 
エスペランサの聖母に捧げる祈祷風のサエタ」 「ロドリーゴとファリャ」 
天上のVictoria de los Ángelesに捧ぐ」  「エル・アレグリート
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by Megumi_Tani | 2015-09-18 23:47 | リサイタル | Comments(0)

Programa ご案内「エル・アレグリート」   

私は「ハバネラ」が好きだ。カタルーニャ民謡「鳥の歌」は別格として、この30年間で最もステージにのせた曲はセバスティアン・イラディエール作曲「ラ・パロマ」だろう。歌曲、ポピュラーのジャンルの枠を越えて、広く世界で愛されるハバネラの名曲だ。
愛しの「ラ・パロマ」    ハバネラ大好き
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「ラ・パロマ」で世界に名を馳せたイラディーエルだが、彼にはもうひとつの隠れた「重要な」ハバネラ作品がある。「エル・アレグリート」、かのビゼーのオペラ『カルメン』のアリア「恋は野の鳥」に姿を変えた作品である。

ヒロインが歌うアリアの構想を練っていたビゼー。ある日ふと、以前どこかで聞いたスペインの「俗歌」の旋律が心に浮かんだ。「お、これはいい!」耳に残るその旋律をより濃密にアレンジすると、まさに魔性の女カルメンにぴったりのハバネラ「恋は野の鳥」が完成した。大傑作だ!ところが、そこで、思わぬ事実が判明する。「俗歌」とばかり思い込んでいたその旋律は、実は、セバスティアン・イラディエールというスペインの作曲家が書いたれっきとした「作品」だったのだ。ま、ま、まさか…。し、し、しらなかった…。驚愕動転するビゼー…。ビゼーの名誉のために申し添えておくと、彼は、この旋律が自分のオリジナルではないことを即、認めている。

さて、この二つの作品、確かによく似ている、というより、そっくりである。しかし聴きこめば、そして歌いこめば、似ていて明らかに非なる作品であることがよく分かる。「エル・アレグリート」のままであれば、俗歌と受け取られかねない作品で終わっていたかもしれない。それを世界で最も有名なアリアのひとつに変身させたビゼーの閃き、力量、手腕に、ただただ感じ入る。しかし翻って考えると、そのビゼーの閃きも、「エル・アレグリート」無しには生まれなかったわけだ。

こちらは、ソプラノが歌う可愛い「エル・アレグリート」
上記エピソードが字幕で紹介されています。


男の子も歌います。


こちらは合唱版。おば様達が頑張っています。


こんなド迫力?映像も


並べてみると面白い。この曲は変幻自在、どのようにでも姿を変えられることが分かる。ビゼーが「これだ!」と膝を打ったのも、むべなるかな…。

この忘れられがちなハバネラ「エル・アレグリート」を、今年、没後150年を迎えたイラディエールに捧げたい。30年目にして、初めてプログラム入りした曲。


              谷めぐみ30周年記念リサイタル
           スペイン わが心の歌
              2015年10月17日(土)午後2時開演
                 会場:Hakuju Hall
               ご来聴をお待ちしています

060.gifPrograma ご案内
母なるマリアに」 「心よ、ともに悲しもう」 「カタルーニャの歌」 
エスペランサの聖母に捧げる祈祷風のサエタ」 「ロドリーゴとファリャ」 
天上のVictoria de los Ángelesに捧ぐ
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by Megumi_Tani | 2015-09-13 00:39 | リサイタル | Comments(0)

【ぴあクラシック】掲載   

【ぴあクラシック】秋号、「Pick up!」に30周年リサイタルが紹介されました(P36)。
光栄にも、オペラ研究家、岸純信先生が推薦文を寄せてくださっています。
「秋のおススメコンサート」にも挙げられています。(P6)

毎号とても美しく豪華な作りの【ぴあクラシック】フリーペーパーです。
チケットぴあ店舗のほか、CD店、音楽ホール等々で見かけたら、ぜひお手に取ってみてください。今号は妖艶なピンクの表紙が目印!

              谷めぐみ30周年記念リサイタル
           スペイン わが心の歌
              2015年10月17日(土)午後2時開演
                 会場:Hakuju Hall
               ご来聴をお待ちしています

060.gifPrograma ご案内
母なるマリアに」 「心よ、ともに悲しもう」 「カタルーニャの歌」 
エスペランサの聖母に捧げる祈祷風のサエタ」 「ロドリーゴとファリャ」 
天上のVictoria de los Ángelesに捧ぐ
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by Megumi_Tani | 2015-09-07 00:34 | リサイタル | Comments(0)

サイト掲載 / スペインクラブグループ   

月島、銀座、門前仲町、そしてセルバンテス文化センターにレストラン、バル、ボデガを展開。さらに、多彩なスペイン食材の通信販売も手掛けるスペインクラブグループ
先日のESJAPÓNに続いて、スペインクラブグループのサイトにも30周年リサイタルが紹介されました。知る人ぞ知る!とはいえ、日本ではあまり知られていない『スペイン歌曲』です。こうして各方面で広く発信していただけることを本当に嬉しく思います。

聖母マリアに祈る中世の歌から、ファリャ、グラナドス、モンポウらの名歌曲、ハバネラ「ラ・パロマ」とあのカルメン「恋は野の鳥」の元歌「エル・アレグリート」、トゥーナの唄「クラベリートス」、そしてサルスエラ「スペインから来た娘」etc。

先日お尋ねになった方がありました。「あの~これ、全部ひとりで歌うんですか?」歌います!(笑)スペインの魅力満載のコンサート。10月17日(土)ぜひご来聴ください。

              谷めぐみ30周年記念リサイタル
           スペイン わが心の歌
              2015年10月17日(土)午後2時開演
                 会場:Hakuju Hall
               ご来聴をお待ちしています

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母なるマリアに」 「心よ、ともに悲しもう」 「カタルーニャの歌」 
エスペランサの聖母に捧げる祈祷風のサエタ」 「ロドリーゴとファリャ」 
天上のVictoria de los Ángelesに捧ぐ
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by Megumi_Tani | 2015-09-02 00:05 | リサイタル | Comments(0)