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2015年 ありがとうございました   

12月29日、街ゆく人の数がめっきり減っています。電車もガラガラ。すでに帰省の途につかれた方が多いのでしょう。2015年が暮れていきます。

秋には30周年記念リサイタルを開催。おかげ様で、大好評をいただきました。1985年の帰国時、30年後に自分が歌い続けているとは想像もしませんでした。スペインの歌との出会いに、ここまでの歩みを支えてくれたすべての方々に感謝を捧げます。

春にはカタルーニャの集いをお楽しみいただき、夏には毎日メディアカフェに登壇。知られざるスペイン歌曲の魅力を語らせていただきました。専門家も、趣味の愛好家も、普段はあまり音楽に親しまれていない方も、なぜか胸弾み、心躍り、祈り、涙する…。スペイン歌曲には、そんなフィールドの広さと懐の深さ、純で熱くて粋な魅力があります。

思いがけない出会い、不思議なご縁に恵まれた一方で、いくつもの永久の別れが訪れた年でもありました。30年という時の流れの重みを痛感しました。

年月を経た今、より一層深く感じられる歌の姿があります。もう少し精進して、もう少し素敵な歌をお届けしたい、と、思いを新たにしております。

ブログをご愛読くださった皆様、今年もありがとうございました。どうぞよい新年をお迎えください。
2016年が明るく穏やかな年でありますように!
切なる祈りを込めて。


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by Megumi_Tani | 2015-12-29 23:38 | エトセトラ | Comments(0)

満月のクリスマス   

どういうものか、太陽よりも月を見るのが好きだ。今年は38年ぶりにクリスマスと満月が重なる、という記事をどこかで読んで、心に止めていた。「今日は38年ぶりの満月クリスマスです

24日イヴの午後5時ごろ、それはそれは大きな月がまだどこか明るい夜空にぽっかりと浮いていた。1時間後、もう一度外に出てみると、どうやら雲が出たらしい。あの大きな月がすっかり姿を隠している。

そして25日、煌々と輝く満月を見上げた。すこし冷たい空気、澄んだ夜空、美しい。写メにチャレンジしたけれど、とても写せない。。。。動画がアップされていたので貼り付けさせていただきます。
(画面右上のタイトル文字をクリック ⇒ youtube全画面になります)



スペインの新聞にアップされていた写真
El País「Luna llena por Navidad」
La Vanguardía「Luna llena en Navidad



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by Megumi_Tani | 2015-12-26 21:19 | エトセトラ | Comments(0)

¡Feliz Navidad!2015   

日西翻訳通訳研究塾で開講されている第7回 教養講座 「RTVEで追うスペインの民主化 」、年内最後の講義が終了した。

今回の講座は、スペインで実際に制作されたドキュメンタリー映像を見ながら塾頭先生が解説、講義してくださる。このドキュメンタリーが興味深い。当時のお宝的あるいは衝撃的ニュース映像、政界の大物たちへのインタビュー、時代を映したテレビ番組、コマーシャル、流行していた歌、街の人々の声etc。極めて貴重な、しかし、ある意味種々雑多な内容が、あまり整理整頓されることなくギュッと詰め込まれている。この混沌さ加減が親近感を誘う。そもそもこんな番組を作ってしまうところがスペインだなぁ、と、感心する。

新しい時代のシンボルといわれた歌手Cecilia。人気絶頂だった1976年、交通事故で急死した。
シンプルな歌詞が、実はなかなか意味深い。


さて数日前、駅前で偶然、知人を見かけた。「Hさん!」と呼びかけようとして思わず声を飲み込んだ。彼女が思いつめた様子で一点を見つめていたからだ。視線の先にあるのは、年末ジャンボ宝くじ売り場。買おうか買うまいか、あるいは、買うなら何枚にしようか、きっと考えているのだ。これまで見たことのない彼女の真剣なまなざし。とても声などかけられない。そっとその場を離れた。私自身は、そういうくじ運はゼロなので、買おうと考えたこともない。でもどうなのだろう?買わなければ当たる確率も発生しないわけだから、買おう!と考える方がより積極的生き方なのかしら???

2015クリスマスくじ物語~Jusutinoは、マネキン工場で働いています。


こちらは可愛い当選番号発表


そんなこんなで、今年も暮れていきます。残すところあと1週間。どうぞ皆様、穏やかな年の瀬をお過ごしください。¡Feliz Navidad!


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by Megumi_Tani | 2015-12-24 00:42 | ビバ!エスパーニャ! | Comments(0)

ポルボロンとアヴェ・マリア   

スペインのクリスマスのお菓子といえば、大好きな「トゥロン」そして「ポルボロン」が思い浮かぶ。
猛烈に甘く、猛烈に固く(笑)いかにも高カロリーなトゥロンにひきかえ、ポルボロンはスペイン風落雁?の風情。舌にのせるとホロリと溶ける。

3月「カタルーニャの食と音楽を楽しむ会」にお招きいただいた、玉川学園前「カサマイヤ」友子シェフお手製のポルボロン。やや抑えた甘さ。お約束の、舌の上でホロリと溶ける感じがたまらない。濃いめのコーヒーとよく合います。
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華やかなイルミネーションに彩られた街、行き交う人々の喧騒をよそに、遠い夜空の見えない星を探したくなる。。。

今日は少し珍しいウィリアム・ゴメス(1939~2000)の「Ave Maria」をご紹介します。彼の人生最後の時期の作品。クリスマス・コンサートでの初演を目前に控えて、この世を去りました。

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by Megumi_Tani | 2015-12-15 00:42 | ビバ!エスパーニャ! | Comments(0)

Hasta la vista!   

可愛い友人スサーナがもうすぐ帰国する。日本が大好きで、日本語の勉強をしながら、このブログでもお馴染み吉祥寺ドスガトスで働いていた。
美味しいコンサート♪2011」 「美味しいコンサート♪2012

仕事ぶりは大したもの。ニコニコ笑顔をたやさず、落ち着いていて、よく気がつく。きっとお客様のなかにもファンがいただろう。納豆以外は何でも食べる。スペインでは豆を甘く煮て食べる習慣はないが、つぶ餡もこし餡も大好きとのこと(そういえば、逆に、緑茶に砂糖をたっぷり入れて飲むスペインの友人がいる)。日本酒も大のお気に入り。日本滞在が本当に楽しかったそうだ。
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会うと、どういうものか話に花が咲いた。いつも自然体。素朴で飾らないところが可愛い。故郷バレンシアでは、クリスマスを一緒に迎えるために、ママが首を長くして待っている。スペインでは家族が一緒に過ごす、一年で一番大切な日だ。

メールもSNSも無かった頃を思えば、今、日本とスペインの距離は近い。それでも、直に会ってケラケラ笑いながらお喋りする楽しさを思えば、やっぱり遠い。

スサーナ、ありがとう。元気でね。また会いましょう!
Gracias!Susana. Hasta la vista!
彼女の人生に幸あれ058.gif

スサーナが好きなカタルーニャ民謡「ラ・マルガリデータ」


こちらは、可愛いパフォーマンス付き


こんな妖しい?MVもありました。

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by Megumi_Tani | 2015-12-11 21:56 | ビバ!エスパーニャ! | Comments(0)

『プラテーロとわたし』   

師走とは思えないポカポカ陽気の午後、南青山のギャラリーに出かけた。華やかな表参道、青山通りを一歩入ると、街は急に閑静なたたずまいに変わる。目指すは『イシイタカシ情景画家展』最終日にやっと駆けこんだ。

石井先生との出会いは1987年に遡る。ある日偶然、本屋さんで、出版されたばかりの詩画集『プラテーロとわたし』を見つけた。J.R.ヒメネスの名高い詩『プラテーロとわたし』にほのぼのとした絵と日本語訳が添えられている。どこまでも続く山並み、教会の鐘、夜空の月、小さなロバ、優しく心丈夫な人々…。情熱の国!だけではない、素朴で温かいスペインが淡々と描き出されていた。いいなぁ…。購入した。
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翌1988年、CD『プラテーロとわたし』の中の「子守歌」を歌う話が舞い込んだ。いろいろと課題があったが、上記『プラテーロとわたし』の絵がCDの表紙絵・挿絵に使われると聞いて心が動き、お受けした。

時は流れて今年、2015年。ある日偶然、Facebookで石井先生のお名前に遭遇した。アッ!記憶の彼方に消え去っていたCD『プラテーロとわたし』のこと、そしてそれよりもっと前の詩画集との出会いが蘇った。さっそくFBで繋がり、「あの子守歌の谷めぐみです」とお伝えすると、先生も驚かれていた。

そしてこの度の個展開催。実に28年の時を経て、初めて石井先生ご本人にお目にかかることが出来た。ギャラリーいっぱいに展示された作品。大いなる自然に抱かれた、ちっぽけな、でも、たくましい人間の姿が描かれている。個展最終日、搬出の作業が始まるギリギリまで、スペインよもやま話に花が咲いた。偶然に偶然が重なって訪れた嬉しい出会いの時間だった。 

画集『LA FELICIDAD DE CADA DÍA』~絵、タイトル、メッセージが心に響きます。タイトルのスペイン語訳が素晴らしい! HPはこちら ⇒ 『イシイタカシの情景美術館
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このCD、今はもう手に入らない。ところがFBで話題が出ると、「僕、持っています」「以前ヤフオクで手に入れました」などと書き込む方が現れた。さすがSNS!びっくり!
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by Megumi_Tani | 2015-12-03 21:52 | スペイン音楽 | Comments(2)

スペイン歌曲を語る@銀座   

日曜日、午後の銀座。初めて行く場所とはいえ、いとも簡単に見つかるはずの会場が見つからない。地図を片手にウロウロ、キョロキョロ…。困りあぐねて駐車場の番をしているおじさんに尋ねると、「あなた、見ている地図の方向が逆ですよ」とのこと。指さされた方を振り返ると、目の前に会場のビルがあった。自慢じゃないが(自慢なはずがない)私は、世にも稀なる方向音痴だ。地図を持っていても地図と自分との方向関係が分からなくなる。そして、何となく違うなぁ…と思いながらも足が勝手にどんどん歩いてしまう、という悪癖?もある。

「わが心の歌に宿る出会いの数々」と題した1時間半。スペイン歌曲との出会いからバルセロナでのエピソード、スペイン歌曲の歴史、独自の個性、魅力等々を語らせていただいた。お話の合間には、1985年「百人会議の間」での「さくら」、私のCDから、哀愁を帯びたセファルディーの歌「おいで、愛しい人よ」、グラナドス「スペイン舞曲第5番」、ロドリーゴ「ポプラの林に行ってきた」、ヴォカリーズによる「わが心のアランフェス」、トゥーナの唄「クラベリートス」等々、音源もたっぷりと。

バルセロナの恩師による「さくら」の編曲は楚々として雅、美しい。彼の日本への憧憬が凝縮されている。百人会議の間にグランドピアノを搬入しての特別演奏会だった。本当に貴重な経験、貴重な記録だと、こうして年月を経てあらためて実感する。
留学日記「¡Hola!バルセロナ」(38)~
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会の常連の方、今日はスペインがテーマだからと参加された方、先日のリサイタルに続いてお出かけくださった方、逆に、チケット完売でリサイタルを聴けなかったから、と、駆けつけてくれたご夫婦…。皆さん、とても熱心だ。細かくメモを取って聞いていらっしゃる方もいる。最後のスペインのリズム体験コーナーは大いに盛り上がり、茶話タイムに移ってからも、手拍子、足拍子で賑やかなおしゃべりが続いていた。

「楽しかった!」「スペイン歌曲って素敵ですね!」満面の笑みで会場を後にされたお客様たち。どうぞこれを機に、スペイン歌曲ファンになってくださいね!
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by Megumi_Tani | 2015-12-01 01:41 | 講座/セミナー | Comments(0)