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Villancicoを歌おう♪

9月に始まった講座『スペインの音楽』も佳境を迎えました。
『第1回』  『第2回』  『第3回』
第4回(12月23日・祝)のテーマは、17世紀&18世紀の音楽です。黄金世紀は過ぎ去りました。国の内外の情勢がめまぐるしく変化するなかで、スペインの音楽はどのような変容を見せたか。豊富な映像・音楽とともにご紹介します。

さらに、この日は特別企画!23日≪イヴイヴ≫にちなんで、スペインのクリスマスの歌ビリャンシーコvillancicoを楽しみます。El camino que lleva a Belén…♪♪メロディーが浮かびますか?色々なビリャンシーコを聴き較べたあとは、皆さん、よくご存知のあの曲をVamos a cantar!!参加無料(体験レッスン扱い)です。定員が限られていますので、ご希望の方は、下記サイトより、急ぎお申し込みください。いつもとひと味違うクリスマスを、ご一緒に。
日時:12月23日(月・祝)19時~21時
場所:日西翻訳通訳研究塾(市ヶ谷)

第5回教養講座『Las Músicas de España』(スペインの音楽)
塾までの地図は、こちら
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# by Megumi_Tani | 2013-12-14 19:30 | 講座/セミナー

バルセロナ2013~芸術の街

この写真を見た生徒さんが叫んだ。「あ!ピカソが雨ざらしになっている…」と。
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そう、世紀末モデルニズモ建築、ピカソ、ミロ、ダリらの作品が、平気で街なかにゴロゴロ転がっている?のが、バルセロナのすごいところだ。建築や美術だけではない。バルセロナは音楽の街でもある。芸術すべてが強く自己主張しつつ、不思議なバランスで互いを尊重し、各々の位置ですっくと誇り高く立っている。混然一体かつ、危うくも決して揺るがぬ妙なる調和、きっとこれがバルセロナの魅力だ。

フランセスク・マシア広場にあるカザルスの像。
ディアゴナル大通りをこの広場で曲がる通りは「パウ・カザルス通り」と名付けられています。
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老舗の楽譜屋さん。楽譜を探すのは大事なミッション!
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Palau de la Música~カタルーニャ音楽堂 リュイス・ドメネク・イ・モンタネルの作品
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こちらの動画で、美しい建物と内部を見ることが出来ます。


パラウで歌うヴィクトリア・デ・ロス・アンへレス♪


こんなコンサートも♪


「メグミさんが来たら、ぜひ会ってみたい、っていうギタリストがいるのよ」と、Mikikoさん。聞けば、こちらでギターを教えながら演奏活動を続けている大谷定広さんという方。私のブログや留学日記『¡Hola!バルセロナ』をずっと読んでくれていたそうだ。びっくり!それでは、ということで、お昼をご一緒することになった。交通機関のストがあるかも、という日だったけれど、誰もそんなことで慌てない、騒がない。ちゃあんとそれなりに悠々と行動している。このジタバタしない感覚、好きだなぁ。私たちもゴシック地区のレストランで無事ご対面。「ブログの更新が止まっていると思っていたら、ご本人がここにいらしたんですね!」と、大谷さん。ご愛読ありがとうございます。Mikikoさんと三人で和気藹々、音楽談義に花が咲いた。
それにしても、今さらですが、ブログって世界中で読めるんですよね(笑)
# by Megumi_Tani | 2013-12-08 14:59 | ビバ!エスパーニャ!

バルセロナ2013~サグラダ・ファミリア

Mikikoさんと一緒にシウタデリャ公園近くのレストランで友人と合流。「おぉ!日本から来たのか!」威勢のいいご主人が笑顔で迎えてくれた。ゆっくりと昼食を済ませ、バスでサグラダ・ファミリアへ。ほんの10分~15分。街中のバス停で降り、通りを曲がると、あの塔がこつ然と現れた。
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塔を飾る数々の彫刻、天に向かう荘厳な聖堂、美しい光を投げかけるステンドグラス、鐘楼の鐘が奏でるカタルーニャの調べ…。ほぼ工事現場状態だった昔の記憶を覆す、大きな大きな空間が広がっていた。
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2010年11月7日、ローマ法王ベネディクト16世による献堂式が執り行われ、サグラダ・ファミリアは正式に教会に認定された。大聖堂に、司教ら6500人が参列、聖歌隊は800人!とのこと。
●献堂式の様子


ガウディ没後100年にあたる2026年の完成を目指して、工事は着々と進んでいる。昔は、資金難で工事がストップ、なんて話題もあったけれど、今は世界中から観光客が押し寄せ、チケット売り場は長蛇の列だ(インターネットで事前予約可能)。この調子なら、資金は大丈夫だろう。
本当に2026年に完成する!!かも。
●2026年完成予想


自然をモチーフに、ありとあらゆる部分に魂をこめ、大いなる神の世界をこの世に具現化しようとしたガウディ。一方で、建設現場で働く石工さんや職人さんの子どもたちのために、敷地内に学校を建てていたという。繊細で、心やさしい人だったのだな、と、思う。
●サグラダ・ファミリアにあるガウディのお墓
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こんなものが街の中に“普通”にある、それも“当然”のようにある。それだけでミラクルだ。
やっぱりバルセロナはすごい。
# by Megumi_Tani | 2013-11-29 23:49 | ビバ!エスパーニャ!

バルセロナ2013~雨のBarrio gótico

日本を出発する前は台風が二つもやって来た。しかもスピードが徐々に落ちてノロノロ、ノロノロ、方向も定まらない。自他ともに認める雨女の私もさすがにイヤ~な気分。状況をバルセロナのMikikoさんに連絡すると、「そんなの全然平気!テロや火山の爆発じゃなくて良かった。何があっても待っています」と、返事が来た。なるほど、その通り。いつだって彼女は、ポーンと私の背中を押して励ましてくれる。お騒がせのペア台風は、関東をかすめて通り過ぎた。

ゴシック地区。迷路のように入り組んだ通りを歩いていると、しとしとと雨が降ってきた。私ってやっぱり雨女?石畳の道を濡らす雨、小走りに道を行く人…。しばらくやみそうにない。通りがかりの店で傘を買った。日本人がスペインに来て傘を買う、って、なんだか可笑しいなぁ。そういえば留学時代、急に腕時計が動かなくなり、El Corte Ínglesに買いに行ったことがあった。「日本人がスペインに来て時計を買うの?!」と、スペイン語クラスの友だちに大笑いされたっけ…。
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カタルーニャの「赤と黄色」 中に入ってみると…
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お祭りの行列で有名なGegants(巨人)を展示する市の施設でした。
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高さ4メートル以上もあるこんなGegantsが、大勢で?迎えてくれました。
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# by Megumi_Tani | 2013-11-24 00:02 | ビバ!エスパーニャ!

ルネッサンス・ビウエラの謎に迫る

音楽講座『Las Músicas de España~スペインの音楽』第三回目が終了しました。16世紀スペインに彗星のごとく現れ、わずか四十年の隆盛期を経て、こつ然と姿を消した謎の楽器ビウエラ。その謎に多彩な角度から迫る力作『ギター前史 ビウエラ七人衆』を昨年出版された西川和子先生が今回の講師です。著者ご本人のお話をナマで聞けるのは、まさに、この講座ならではの企画!

ミラン、ナルバエス、ムダーラ、バルデラーバノ、ピサドール、フエンリャーナ、ダサ。時代背景、当時の政治・社会情勢を俯瞰しながら、七人のビウエリスタの家族関係、生活状況、人となりを探り、彼らの人生とビウエラの運命に迫る…。とても興味深いお話でした。音楽は、芸術は、いつも「人間」とともにあることを、あらためて実感します。

授業で紹介された演奏:Pisador“Que es dama tanto quereros”


この講座は途中からの受講も可能です。
ご興味をお持ちの方、どうぞお気軽にお問い合わせください
第5回教養講座『Las Músicas de España』(スペインの音楽)

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# by Megumi_Tani | 2013-11-19 22:40 | 講座/セミナー

スペイン歌曲のスペシャリスト♪谷めぐみのブログです


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