セミナー《魅惑のスペイン歌曲Ⅲ》   

先日、キャスリーン・バトルの来日が発表された。清楚な容姿、涼やかな美声で日本でも大人気を博した彼女は1948年生まれ。68歳になったマダム・キャスリーン・バトルは、どんな歌を聴かせてくれるのだろう。
〈キャスリーン・バトル。14年ぶりの来日公演決定!〉

80
年代、彼女はスペイン歌曲もよく歌っていた。コロコロと軽やかに転がる声を生かした〈ポプラの林へ行ってきた〉は、ニッカウヰスキーCMに使われ、これがスペイン歌曲とは知られぬまま、日本のお茶の間に流れていた。昨年6月開講《魅惑のスペイン歌曲Ⅰ》でご紹介した際も、「あら!そうだったんですか!」と、受講生さんから驚きの声が…。そうです!スペインには素敵な歌曲が沢山あるんですよ~!!!

そんな知られざるスペイン歌曲の魅力を、音と映像とお話でたっぷりお楽しみいただくセミナー《魅惑のスペイン歌曲Ⅲ》は、今週金曜日9日夜、開講です。
お申込み受付中。ご参加をお待ちしています!

『魅惑のスペイン歌曲Ⅲ』
●6月9日、23日(いずれも金曜日)19:00~20:30
●参加費(2回セット):6,000円
詳細はこちらをどうぞ 
⇒ セルバンテス文化センター春期講座


こちらも一世を風靡した、ニッカウヰスキーのコマーシャル169.png




[PR]

# by Megumi_Tani | 2017-06-05 13:18 | 講座/セミナー | Comments(0)

2013《愛しのバルセロナ》   

ちょうど4年前の今日、201361日、第22回リサイタル《愛しのバルセロナ~Barcelona querida》を開催しました。バルセロナへの想いをたっぷりこめたコンサート。偶然のようできっと偶然ではない…。人とのご縁と同じように、街とのご縁も不思議です。


大好評をいただいた蒼いパンフレット。

e0172134_21581990.jpg


さて、こちらは、最近大ヒットしたマガジンハウスの本。嬉しいことに、リサイタルのパンフレットと同じデザイナーさんが担当しています。本屋さんで見かけたら、ぜひご覧になってみてください。


今年のリサイタル《スペイン浪漫Ⅲ~E.グラナドス生誕150年、F.モンポウ没後30年に捧ぐ》1119日(日曜日)午後2時開演です。会場は、お馴染みのHakuju Hall。チケット発売開始:619日。19世から20世紀へ~世紀の境を越えて輝くスペイン歌曲の魅力をたっぷりお届けします。


来週開講のセミナー《魅惑のスペイン歌曲Ⅲ》こちらは、お申込み受付中!

『魅惑のスペイン歌曲Ⅲ』
●6月9日、23日(いずれも金曜日)19:00~20:30
●参加費(2回セット):6,000円
詳細はこちらをどうぞ 
⇒ セルバンテス文化センター春期講座


[PR]

# by Megumi_Tani | 2017-06-01 22:16 | 本の窓 | Comments(0)

18世紀~外タレ時代   

日西翻訳通訳研究塾にて教養講座『スペイン史ma専科』8回を受講した。今回からいよいよ18世紀。いよいよ、と言うべきか、遂に、と言うべきか…。


カルロス2世には嗣子がなかった。自らの死後を案じた王は、フランス国王ルイ14世に相談をもちかける。ハプスブルグ家のカルロス2世がボルボン家のルイ14世に相談。結果的に、ここでひとつ潮目が変わった。カルロス2世は自ら、スペインにおけるハプスブルグ家終焉の道筋をつけてしまったことになる。

太陽王ルイ14世は、スペインの王位継承者として、孫フィリップ・ドゥ・アンジューを指名。そうなると、ハプスブルグ家も黙っていない。神聖ローマ皇帝レオポルト1世は次男カール大公を擁立する。更に、スペインとフランスが手を組み強大化することを危惧したイギリスとオランダが宣戦布告し、ヨーロッパはスペイン王位継承戦争(17011714)に陥る。1713年、ユトレヒト条約が締結され戦いは収束するが、スペインはこの条約によって、富の権限、領土など、多くのものを失った。

17
歳の若者、フィリップ・ドゥ・アンジューは、1701年、フェリーペ5世としてマドリードに入城している。1746年、63歳で亡くなるまで、スペイン史上最長の46年間、国王の地位にあった。フェリーペ5世没後は、息子フェルナンド6世が即位。有能な家臣に恵まれ、政治面、文化面で成果を上げたが、妻、バルバラ・デ・ブラガンサの死を嘆き、悲しみのあまり精神を病み、1759年、43歳の若さで死去。異母弟であるカルロス3世が王位を継承した。

さて、ここからは、当時の音楽のお話。
カルロス3世の時代に、皆様よくご存知のイタリア人チェリスト、ルイジ・ボッケーリニが登場する。彼はたまたま訪れたマドリードが気に入り定住、チェリスト、作曲家、指揮者として活躍した。一代前のフェルナンド6世の時代には、鍵盤楽器の父として名高いドメニコ・スカルラッティがポルトガルからやって来た。彼は、ポルトガルのお姫様だったバルバラ・デ・ブラガンサの音楽教師であり、彼女がフェルナンド6世に嫁ぐ際、ともにスペイン入りした。スカルラッティの多くの作品はスペインで書かれている。

歌はどうだろう?この時代、サルスエラ・アレグレやトナディーリャなど、スペインならではの舞台音楽が生まれてはいたが、そもそも、フェリーペ5世はフランスから来た王様だ。最初の妃マリア・ルイサはサヴォイ出身、2番目の妃はイタリア出身。彼らにとって、舞台音楽といえばイタリア・オペラ!!スペイン生まれの作品になど目もくれず、劇場は絢爛豪華なイタリア・オペラ一色に染まった。そこに登場するのが、イタリア人カストラート歌手、ファリネッリだ。マドリードでフェリーペ5世お抱えの歌手になった彼は、その歌声で王の無気力症を治し、王室に重用され、要職に就き、スペインにおけるイタリア趣味台頭を牽引した。

かつての栄光が、ガタガタと音を立てて崩れ落ちる18世紀スペイン。ボッケリーニ、スカルラッティ、ファリネッリ…。音楽もまたすっかり外タレ時代の感がある。哀しいかな。

映画『ファリネッリ』より



『魅惑のスペイン歌曲Ⅲ』
●6月9日、23日(いずれも金曜日)19:00~20:30
●参加費(2回セット):6,000円
詳細はこちらをどうぞ 
⇒ セルバンテス文化センター春期講座



[PR]

# by Megumi_Tani | 2017-06-01 00:48 | ビバ!エスパーニャ! | Comments(0)

マジすか?   

とあるお店で、初めてお目にかかった可愛いマドリード娘リタちゃんとの会話。


私「Soy cantante de las canciones españolas

リタちゃんEn serio~?!?!?」


思わず吹きだした。En serio?」⇒「本当に?」「真面目に言っているの?」

リタのような若い娘が言うと、まさに今の日本の若者言葉「マジすか?」そのものだ。

「スペイン歌曲の歌い手なの」「マジすか?」こんな具合になる。


「スペイン歌曲?スペインのどんな歌?」とリタ。「クラシック歌曲」と私。「たとえば、誰の歌?」「グラナドス、ファリャ、モンポウ…」「グラナドス?知らない。モンポウ?知らない。あ、ファリャって名前は聞いたことがあるかも…」「チェロのカザルスは?」「知らない」…。彼女はマドリ―ド娘だからカタルーニャの音楽家は知らないのかな?「じゃぁトゥリーナは?」「知らない」…。


2月のカタルーニャ友好親善協会のテルトゥーリアでは、講演終了後に、ひとりのカタルーニャ出身の青年がやって来た。「今日初めてペドレルの名前を聞いたよ。実は、話を聞きながら、ホントかな?と思って、こっそりスマホで検索してみたんだ。そしたら、貴女が説明した通りのことが出てきてビックリ!どこでそんなことを勉強したの?」と、目をまん丸くしている。こっそり検索とは何とまぁ失礼なことよ、と内心呆れつつ、グラナドスやカザルスは知っていても、もう一歩踏み込んでペドレルまでいくと、やはり知らないのかな?と、再確認。


リタやカタルーニャ青年に限ったことではない。留学時代の語学学校の先生アントニオは、私が「スペイン歌曲を勉強しに来た」と言うと「歌曲?クラシック?要は休暇ってこと?歌い手なら“Bésame mucho”は知ってる?」などと、いつも軽口を叩いていた。


日本でお目にかかる音楽家ではないスペイン人と話した際の反応は、概ね似たようなものだ。「スペイン歌曲の歌い手」に驚き、「クラシック歌曲」に困惑する。「音楽は好きだけれど、クラシックはあまり詳しくなくて…」と、口ごもる。


ことほど左様に、クラシックのスペイン歌曲は、スペイン人にも広く知られているとはいえない。が、考えてみれば、日本でも事情は似たようなものだろう。滝廉太郎、山田耕筰は知られているが、例えば、信時潔、草川信となると、ご存知ない方も多いのではないか。


セルバンテス文化センターのセミナーでは、そんな知られざるスペイン歌曲の世界に様々な角度からアプローチ。音と映像で分かり易くご紹介しています。6月開講『魅惑のスペイン歌曲Ⅲ』は、リクエストにお応えしての入門編。歴史、風土に根差したスペイン歌曲ならではの魅力をお楽しみください。

音楽家以外の方も大歓迎!ご参加をお待ちしています。

『魅惑のスペイン歌曲Ⅲ』
●6月9日、23日(いずれも金曜日)19:00~20:30
●参加費(2回セット):6,000円
詳細はこちらをどうぞ 
⇒ セルバンテス文化センター春期講座


「Bésame muchoは知ってる?」のアントニオ。今頃、どうしているかしら。。。
e0172134_21064041.jpg

[PR]

# by Megumi_Tani | 2017-05-27 22:17 | 講座/セミナー | Comments(0)

Amapola~♪Amapola~♪   

セルバンテス文化センター春期講座第一弾、『”アマポーラ”をスペイン語で歌おう♪』が終了しました。金曜夜7時開始。仕事を終えて、駆けつける受講生の皆さん。音楽、語学、サッカーetc。動機はいろいろでも、全員そろってスペイン大好き!やる気満々です。

前週第一回レッスンの記憶がまだ新しく、読み方は皆さん、イイ感じです。とろとろに甘い歌詞の中身には、「あらぁ!こんなこと、絶対に日本語じゃ言えないわね」と、ひとしきり恋歌談義に花。最後は恒例、オーディートリアムの舞台から客席に向かって熱唱!あっという間の楽しい90分でした。Muy bien!

春期講座第二弾は『魅惑のスペイン歌曲Ⅲ』
今回はリクエストにお応えしての入門編。歴史、ジャンル、作曲家etc。様々な角度から、スペイン歌曲の世界へご案内します。お話と併せて、Youtubeで、選りすぐりの音と映像をお楽しみください。
●6月9日、23日(いずれも金曜日)19:00~20:30
●参加費(2回セット):6,000円
詳細はこちらをどうぞ 
⇒ セルバンテス文化センター春期講座
e0172134_00430988.jpg


★Amapola受講生YさんがFacebookに投稿された文章とお写真をご紹介します。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『”アマポーラ”をスペイン語で歌おう♪』@セルバンテス文化センター に参加してきました💕 はじめは堅苦しかったメンバーも最後は気持ちよーく歌い上げ、ご覧よのうにミニ合唱団(今日はじめてお目にかかった方もいます(笑))結成。 谷めぐみ先生、ありがとうございましたそしてスペイン語と歌を同時に学べるこんな素敵な機会、皆さんも是非!
e0172134_00164360.jpg





[PR]

# by Megumi_Tani | 2017-05-21 00:54 | 講座/セミナー | Comments(0)