Visca! Barcelona!   

8月17日深夜、ふとフェイスブックを開くと、いきなり緊迫したライブ映像が目に飛び込んできた。スペイン、しかもバルセロナ、しかもあの見慣れたランブラス通り…。異様な静寂、建物の陰に隠れる人々、キャスターが引きつった顔で「ミニバンが突っ込んだ」と、伝えている。

翌朝、起きると、「スペイン第二の都市バルセロナでテロ」のニュースが一斉に流れていた。繰り返し映し出されるランブラス通り。親しく懐かしい街をこんなニュースで何度も何度も視なければならない悲しさ。

「バルセロナがやられた」夜中のうちに、現地の友人からメールが入っていた。親友からは「大丈夫!みんな無事です!」の知らせ。よかった。カタルーニャ広場から真っ直ぐに続くランブラス通り。いつも観光客であふれているが、地元の人も、いつだれが歩いていてもおかしくない場所なのだ。

しばらくすると、親友から2通目のメールが入った。「安心してください。少し落ち着いてきた今、心温まる話が続々と伝えられています。五つ星のホテルの会長がランブラス通りのホテルに帰れなくなった旅行者たちに無料で自分のホテルを提供したり、タクシー協会が無料で怪我人を運んだり…。以前にも増して、私はバルセロナが好きです!」ふいに涙が溢れた。

18日、カタルーニャ広場で開かれた追悼集会では、長い黙祷のあと、広場を埋め尽くした人々が「私達は恐れない!」と高く声をあげていた。一斉に手拍子をしながら、ランブラス通りを歩く人々の姿もあった。愛しいバルセロナ。頑張れバルセロナ。

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# by Megumi_Tani | 2017-08-19 00:04 | ビバ!エスパーニャ! | Comments(0)

Barcelona バルセロナ Barcelona   

「智恵子は東京に空が無いという」…。
ふとそんな詩が心に浮かぶほど、今夏の東京には「青空が無い」。8月になって連続17日の雨。こんなお天気は実に40年ぶりだそうだ。「今年の夏は暑い!スーパー猛暑!」たしか季節前にはそんな予報が出ていたような…。

夏になると思い出す、さかさまの想い出がある。昔、バルセロナの夏の音楽祭『Grec』に招かれて歌いに行った時のこと。会場はゴシック地区の野外舞台。周りが石造りの建物に囲まれているから、私の歌も師のピアノもよく響く。しかし野外舞台ゆえ、当然のことながらステージにも客席にも屋根は無い。リハーサル後、ふと師に聞いてみた。「もしも雨が降ったら、演奏会はどうなるの?」「何の心配もない。裏手に屋根がついた舞台があるから」ふ~ん、と、その裏手に行ってみると、屋根のついた舞台?は完全に物置と化し、蜘蛛の巣がはっていた。とても演奏会を開けるような場所ではない。ニコニコと何のくったくもなく微笑んでいる師。そうか…。8月のバルセロナで雨が降る、なんてことは、そもそもありえないことなのだ…。

そんな愉快、痛快、時にはほっこり涙の想い出も交えつつ、芸術の街バルセロナをご案内する『毎日メディアカフェ』。歌い手の私がナビゲーターを務めるからには、よくある巷の観光案内ではございません(^_-)-☆ 歴史あふれる街ゆかりの、そして今年のテーマ人、グラナドスとモンポウゆかりの音楽と写真をたっぷりご用意して、皆様をお待ちしております。お申し込みは下記サイトから、どうぞ!

入場無料。要お申込み。
ご来場をお待ちしています!
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今年はバルセロナが生んだ偉大な作曲家、グラナドスとモンポウの記念の年です。
毎日メディアカフェで二人が生きた街並みに触れ、11月リサイタルで、二人とその周辺の音楽家による多彩な歌曲をご堪能ください。

第26回リサイタル
スペイン浪漫Ⅲ~グラナドス生誕150年、モンポウ没後30年に捧ぐ
2017年11月19日(日)14:00開演@Hakuju Hall
ご来聴をお待ちしています♪

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# by Megumi_Tani | 2017-08-17 13:27 | 講座/セミナー | Comments(0)

愛しのバルセロナ2017   

台風が長逗留して、あちらこちらに大きな被害をもたらしている。東京は梅雨の戻りのような蒸し暑さ。今年の梅雨はあまり雨が降らなかった。晴天が続き猛暑襲来。遅ればせながら…の態で梅雨明け宣言が出た途端、曇天、雨天、うっとうしい空模様が続くようになった。どんなに人知を尽くしても、やはり自然には敵わない。予測不能なお天気。

確実に言えることは、「昔より、そして年々、暑くなっている」ことだろう。今さらながら、だが、2020年のオリンピックは本当に大丈夫なのだろうか???バルセロナでオリンピックが開かれたのはちょうど四半世紀前、1992年の夏だが、同じ夏でも、当時は世界中、こんなに暑くはなかったはず。。。。。

バルセロナオリンピックに先立つ1988年、こんなビックリ\(◎o◎)/!の曲が発表されました。モンジュイックの丘でのライブ映像。


バルセロナの名所満載!第22回リサイタル『愛しのバルセロナ』のパンフレット。
上のライブ映像のなかのカタルーニャ美術館、見つけられますか?
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今回の『毎日メディアカフェ』は、まさに『愛しのバルセロナ2017』162.png
バルセロナ通の方も、バルセロナ未経験の方も!ご一緒するのを楽しみにしています。
入場無料。要お申込み。

ご来場をお待ちしています!

先日のブログ毎日メディアカフェのお知らせでご紹介したとおり、今年はバルセロナが生んだ偉大な作曲家、グラナドスとモンポウの記念の年です。毎日メディアカフェで二人が生きた街並みに触れ、11月リサイタルでは、ぜひ二人の音楽をご堪能ください。
第26回リサイタル
スペイン浪漫Ⅲ~グラナドス生誕150年、モンポウ没後30年に捧ぐ
2017年11月19日(日)14:00開演@Hakuju Hall
ご来聴をお待ちしています♪

バルセロナご案内


もう少しゆっくり時間がある方は、こちらもどうぞ!




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# by Megumi_Tani | 2017-08-06 00:16 | 講座/セミナー | Comments(0)

『毎日メディアカフェ』のお知らせ   

時には学び、時には考え、時には語り合い…。
様々なテーマのもと、リラックスしたサロンで親しく交流する『毎日メディアカフェ』。
昨年、一昨年と登壇の機会をいただき、いずれも大好評!でした。

スペインという国は、どの地方、どの街とご縁があったかによって、印象が大きく異なります。そして興味深いことに、自分と縁があった土地について、誰もが誇りを持っています。「仕事でマドリードにしばらく住んでいてね」「サラマンカで勉強しました」「サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の道を歩きましたよ」という具合に。私にとってのその誇り高き街が、バルセロナです。初めての外国、右も左も分からず、知人もいない街での冒険留学は、長い年月を経た今も、歌う私の原点、大きな支えになっています。

そのバルセロナが生んだ音楽家、グラナドスとモンポウの各々生誕150年、没後30年に当たる今年、毎日メディアカフェで嬉しい企画が実現しました。題して歌曲でめぐる芸術の街バルセロナ』。記念の年を迎えた二人のマエストロに敬意を表し、ゆかりの歌曲とともに、通常の観光案内とはひと味違うバルセロナをたっぷり味わっていただきます。
多彩な角度から親しく分かりやすくアプローチする毎日メディアカフェならではの企画!ぜひ皆様、お出かけくださいませ。

入場無料。要お申込み。
2017年8月30日(水)18:30~20:00
ご来場をお待ちしています!
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# by Megumi_Tani | 2017-07-29 23:46 | 講座/セミナー | Comments(0)

グラナドス150回めの誕生日   

今日7月27日は、エンリケ・グラナドス150回目の誕生日にあたる。
エンリケ・グラナドス讃

エンリケ・グラナドス・イ・カンピーニャは、1867年7月27日、カタルーニャ地方レイダで生まれた。父はキューバ生まれの軍人、母はサンタンデールの人。エンリケが3歳の頃、父の新しい赴任地、サンタ・クルス・デ・テネリフェ(カナリヤ諸島)に移る。後にグラナドスは、彼の地での思い出を「まさに天国のようだった」と述懐している。しかし、3年ほど過ぎた頃、父の落馬事故、健康上の問題等により、一家はバルセロナへの転居を余儀なくされた。

息子の音楽の才能を感じ取っていた両親は、早くから音楽教育を受けさせた。グラナドスは、バルセロナで、当時もっとも偉大な音楽家だったプジョールに師事。みるみる頭角を現す。将来有望、順風満帆に見えたが、16歳の頃、父が亡くなり、生活は一変。母とともに残された家族を養うため、彼はしばしば自分のレッスンを犠牲にして、いくつかのカフェでピアニストとして働かなければならなかった。酔客の前で、時には客の歌に合わせて、ピアノを弾くグラナドス…。彼が書き残した当時の言うに言われぬストレスは、まさに我ら凡人と同じ。いたく共感、ニンマリしてしまう。彼はカフェでも人気者だった。

自ら働いて学資を貯め、才能を高く買ってくれた篤志家の援助もあり、グラナドスは20歳でパリへ渡る。シャルル・ベリオに師事し、個人レッスンを受けながら、アルベニス、フォーレ、ドュビッシー、ラベル、ドュカス、サン・サーンスら音楽仲間と親交を結んだ。絵画にも興味を示し、画家達とも交流。芸術の都で、同郷の友人、ビーニェス、マラッツらと青春を謳歌した。

約2年間のパリ滞在を経て帰国。以後は、故郷バルセロナを舞台に、ピアニスト、作曲家、教育者として大活躍した。カザルス、ニン、ファリャら、今日私達がよく知るスペインの音楽家達も、グラナドスを深く敬愛していた。

渾身のオペラ《ゴイエスカス》ニューヨーク初演大成功を見届け、数々の栄誉を手にし、人々の称賛を受け、安堵して故郷バルセロナへ帰る途中、第一次世界大戦の犠牲となり、妻とともに英仏海峡の露と消えたグラナドス。
そのあまりにもドラマティックな最期ゆえか、彼の青春時代が語られる機会は少ない。
しかしピアノに夢中になり、カフェでのアルバイトに溜息をつきながらも夢を諦めず、パリで鋭意レッスンに励み、師や友人と深く心を結び、時にはお洒落して街を闊歩する…。そんな若き日のグラナドスの姿もまた私を魅了してやまない。

昨年は没後100年、そして今年は生誕150年。グラナドス記念の年に、現役の歌い手でいられたことを幸せに思う。11月のリサイタルでは、ぜひ佳き演奏をお届けしたい。

第26回リサイタル
スペイン浪漫Ⅲ~グラナドス生誕150年、モンポウ没後30年に捧ぐ
2017年11月19日午後2時開演@Hakuju Hall(代々木八幡)
ご来聴をおまちしています♪

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# by Megumi_Tani | 2017-07-27 13:06 | リサイタル | Comments(0)