タグ:バルセロナ ( 86 ) タグの人気記事   

Visca! Barcelona!   

8月17日深夜、ふとフェイスブックを開くと、いきなり緊迫したライブ映像が目に飛び込んできた。スペイン、しかもバルセロナ、しかもあの見慣れたランブラス通り…。異様な静寂、建物の陰に隠れる人々、キャスターが引きつった顔で「ミニバンが突っ込んだ」と、伝えている。

翌朝、起きると、「スペイン第二の都市バルセロナでテロ」のニュースが一斉に流れていた。繰り返し映し出されるランブラス通り。親しく懐かしい街をこんなニュースで何度も何度も視なければならない悲しさ。

「バルセロナがやられた」夜中のうちに、現地の友人からメールが入っていた。親友からは「大丈夫!みんな無事です!」の知らせ。よかった。カタルーニャ広場から真っ直ぐに続くランブラス通り。いつも観光客であふれているが、地元の人も、いつだれが歩いていてもおかしくない場所なのだ。

しばらくすると、親友から2通目のメールが入った。「安心してください。少し落ち着いてきた今、心温まる話が続々と伝えられています。五つ星のホテルの会長がランブラス通りのホテルに帰れなくなった旅行者たちに無料で自分のホテルを提供したり、タクシー協会が無料で怪我人を運んだり…。以前にも増して、私はバルセロナが好きです!」ふいに涙が溢れた。

18日、カタルーニャ広場で開かれた追悼集会では、長い黙祷のあと、広場を埋め尽くした人々が「私達は恐れない!」と高く声をあげていた。一斉に手拍子をしながら、ランブラス通りを歩く人々の姿もあった。愛しいバルセロナ。頑張れバルセロナ。

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by Megumi_Tani | 2017-08-19 00:04 | ビバ!エスパーニャ! | Comments(0)

Barcelona バルセロナ Barcelona   

「智恵子は東京に空が無いという」…。
ふとそんな詩が心に浮かぶほど、今夏の東京には「青空が無い」。8月になって連続17日の雨。こんなお天気は実に40年ぶりだそうだ。「今年の夏は暑い!スーパー猛暑!」たしか季節前にはそんな予報が出ていたような…。

夏になると思い出す、さかさまの想い出がある。昔、バルセロナの夏の音楽祭『Grec』に招かれて歌いに行った時のこと。会場はゴシック地区の野外舞台。周りが石造りの建物に囲まれているから、私の歌も師のピアノもよく響く。しかし野外舞台ゆえ、当然のことながらステージにも客席にも屋根は無い。リハーサル後、ふと師に聞いてみた。「もしも雨が降ったら、演奏会はどうなるの?」「何の心配もない。裏手に屋根がついた舞台があるから」ふ~ん、と、その裏手に行ってみると、屋根のついた舞台?は完全に物置と化し、蜘蛛の巣がはっていた。とても演奏会を開けるような場所ではない。ニコニコと何のくったくもなく微笑んでいる師。そうか…。8月のバルセロナで雨が降る、なんてことは、そもそもありえないことなのだ…。

そんな愉快、痛快、時にはほっこり涙の想い出も交えつつ、芸術の街バルセロナをご案内する『毎日メディアカフェ』。歌い手の私がナビゲーターを務めるからには、よくある巷の観光案内ではございません(^_-)-☆ 歴史あふれる街ゆかりの、そして今年のテーマ人、グラナドスとモンポウゆかりの音楽と写真をたっぷりご用意して、皆様をお待ちしております。お申し込みは下記サイトから、どうぞ!

入場無料。要お申込み。
ご来場をお待ちしています!
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今年はバルセロナが生んだ偉大な作曲家、グラナドスとモンポウの記念の年です。
毎日メディアカフェで二人が生きた街並みに触れ、11月リサイタルで、二人とその周辺の音楽家による多彩な歌曲をご堪能ください。

第26回リサイタル
スペイン浪漫Ⅲ~グラナドス生誕150年、モンポウ没後30年に捧ぐ
2017年11月19日(日)14:00開演@Hakuju Hall
ご来聴をお待ちしています♪

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by Megumi_Tani | 2017-08-17 13:27 | 講座/セミナー | Comments(0)

愛しのバルセロナ2017   

台風が長逗留して、あちらこちらに大きな被害をもたらしている。東京は梅雨の戻りのような蒸し暑さ。今年の梅雨はあまり雨が降らなかった。晴天が続き猛暑襲来。遅ればせながら…の態で梅雨明け宣言が出た途端、曇天、雨天、うっとうしい空模様が続くようになった。どんなに人知を尽くしても、やはり自然には敵わない。予測不能なお天気。

確実に言えることは、「昔より、そして年々、暑くなっている」ことだろう。今さらながら、だが、2020年のオリンピックは本当に大丈夫なのだろうか???バルセロナでオリンピックが開かれたのはちょうど四半世紀前、1992年の夏だが、同じ夏でも、当時は世界中、こんなに暑くはなかったはず。。。。。

バルセロナオリンピックに先立つ1988年、こんなビックリ\(◎o◎)/!の曲が発表されました。モンジュイックの丘でのライブ映像。


バルセロナの名所満載!第22回リサイタル『愛しのバルセロナ』のパンフレット。
上のライブ映像のなかのカタルーニャ美術館、見つけられますか?
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今回の『毎日メディアカフェ』は、まさに『愛しのバルセロナ2017』162.png
バルセロナ通の方も、バルセロナ未経験の方も!ご一緒するのを楽しみにしています。
入場無料。要お申込み。

ご来場をお待ちしています!

先日のブログ毎日メディアカフェのお知らせでご紹介したとおり、今年はバルセロナが生んだ偉大な作曲家、グラナドスとモンポウの記念の年です。毎日メディアカフェで二人が生きた街並みに触れ、11月リサイタルでは、ぜひ二人の音楽をご堪能ください。
第26回リサイタル
スペイン浪漫Ⅲ~グラナドス生誕150年、モンポウ没後30年に捧ぐ
2017年11月19日(日)14:00開演@Hakuju Hall
ご来聴をお待ちしています♪

バルセロナご案内


もう少しゆっくり時間がある方は、こちらもどうぞ!




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by Megumi_Tani | 2017-08-06 00:16 | 講座/セミナー | Comments(0)

『毎日メディアカフェ』のお知らせ   

時には学び、時には考え、時には語り合い…。
様々なテーマのもと、リラックスしたサロンで親しく交流する『毎日メディアカフェ』。
昨年、一昨年と登壇の機会をいただき、いずれも大好評!でした。

スペインという国は、どの地方、どの街とご縁があったかによって、印象が大きく異なります。そして興味深いことに、自分と縁があった土地について、誰もが誇りを持っています。「仕事でマドリードにしばらく住んでいてね」「サラマンカで勉強しました」「サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の道を歩きましたよ」という具合に。私にとってのその誇り高き街が、バルセロナです。初めての外国、右も左も分からず、知人もいない街での冒険留学は、長い年月を経た今も、歌う私の原点、大きな支えになっています。

そのバルセロナが生んだ音楽家、グラナドスとモンポウの各々生誕150年、没後30年に当たる今年、毎日メディアカフェで嬉しい企画が実現しました。題して歌曲でめぐる芸術の街バルセロナ』。記念の年を迎えた二人のマエストロに敬意を表し、ゆかりの歌曲とともに、通常の観光案内とはひと味違うバルセロナをたっぷり味わっていただきます。
多彩な角度から親しく分かりやすくアプローチする毎日メディアカフェならではの企画!ぜひ皆様、お出かけくださいませ。

入場無料。要お申込み。
2017年8月30日(水)18:30~20:00
ご来場をお待ちしています!
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by Megumi_Tani | 2017-07-29 23:46 | 講座/セミナー | Comments(0)

海のマリアちゃん   

知人の紹介?で、突然、とある母娘のご訪問を受けた。バルセロナ近郊在住、日本への里帰りを終えて間もなく帰国されるという。私がスペイン歌曲を歌っていると知り、嬉しいことに!わざわざ会いに来てくださったのだ。お母さんの隣りには、音楽院でピアノを勉強しているという娘さんがニコニコして立っている。ピアノはピアノでも伴奏が大好き、とのこと。「歌はね、伴奏が上手いと、100万倍上手に歌えるの。ガンバってね!」と、力を込めてエールを送った。こんなに若い時からアンサンブルが好きとは頼もしい。

「11月に日本にいれば、何が何でもリサイタルをお聴きしたいのに…。残念です」と、お母さん。そういえば、昨年のリサイタル終演後、見ず知らずの女性から声をかけられた。バルセロナで長く暮らして帰国。日本での暮らしは落ち着いたけれど、バルセロナが恋しくて仕方がない。何か、何か、、、と情報を探しているうちに、私のリサイタルを見つけられたとのこと。「今日は聴かせていただいて本当によかったです」満面の笑みを浮かべて仰る言葉を聞き、私も嬉しくなった。

昨夜は、日本・カタルーニャ友好親善協会のテルトゥーリアに参加した。吉祥寺のスペイン料理店ドス・ガトスのオーナーシェフ、高森敏明さんの講演の後、カバとワインとお料理でワイワイガヤガヤ。会の名称の通り、このイベントに集まる人はカタルーニャ好き、バルセロナ好きが多い。外国とご縁が出来る際、それがどの国になるか。スペインの場合は特に、スペインのどの街と、どの地方とご縁が出来るか、によって、まるで様相が変わってくる。「偶然はありません。あなたが私達の国に来たのは必然だったのです」と、昨夜初めてお目にかかった紳士は、どこかの国の人に言われたそうだ。

さて、突然訪ねて来てくれたお母さんと娘さん。別れ際に、娘さんのお名前を聞いた。
「マリア・デル・マールです」
「え?マリア・デル・マールって…。知っている?あの…」
「はい!あの教会、あの本ですよね。分厚くて日本には持ってこられなかったけれど、夢中で読んでいます」
驚いた。つい二日前、オペラ・ブック・カフェで、その分厚い本、〈海のカテドラル〉をご紹介したばかり。ピアノ好きの可愛いお嬢さんのお名前は、その小説の舞台、海の聖母教会~サンタ・マリア・デル・マールに由来するマリア・デル・マール~海のマリアちゃん、だったのだ。

蒸し暑い日本の風に紛れて、かすかに、でも、確かに、バルセロナの風が吹いている。
五感を研ぎ澄ませて、佳い歌を歌いたい。

第26回リサイタル
スペイン浪漫Ⅲ~グラナドス生誕150年、モンポウ没後30年に捧ぐ
2017年11月19日午後2時開演@Hakuju Hall(代々木八幡)
ご来聴をおまちしています♪

海の聖母教会


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by Megumi_Tani | 2017-07-19 23:41 | ビバ!エスパーニャ! | Comments(0)

トルドラはこんな人   

2月3日(金)開催、日本・カタルーニャ友好親善協会テルトゥーリアにて、カタルーニャから生まれた名歌曲の数々をご紹介する。あえて「カタルーニャ」にフォーカスすれば、最も重要な音楽家のひとりがエドアルド・トルドラだろう。バルセロナのリセウ音楽院で学び、バイオリニストとして活躍した後、バルセロナで教鞭をとり、カザルス・オーケストラのコンサートマスターも務めた。作曲家として、バイオリン、オーケストラ等の作品のほか、沢山の歌曲も残している。ファリャの未完の遺作『アトランティダ』を弟子ハルフテルが完成させ、1961年にバルセロナで初演した際、リセウ劇場で指揮したのもトルドラだった。

トルドラの作品は日本ではほとんど知られていない。原因は、おそらく大半の歌詞がカタルーニャ語だからだろう。カスティリャーノ(スペイン語)の作品も多少あるが、トルドラ独特の柔らかく優美な音楽には、私見ながら、カタルーニャ語の方がよく合う。パステル画のような淡い色彩、伸びやかなメロディー、軽やかなリズム…。トルドラの音楽には、地中海の街バルセロナの薫りがする。

ホセ・カレラスが歌う名曲『5月』


こんな小粋な曲も。歌は、グラナドスの愛弟子だったコンチータ・バディア


こちらは、カスティリャーノ(スペイン語)の歌詞による作品


日本・カタルーニャ友好親善協会テルトゥーリア 2月3日(金)18時30分開演
会場、お申し込み方法など、詳細はこちら ⇒ 『カタルーニャから生まれた名歌曲』

バイオリンのための作品

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by Megumi_Tani | 2017-01-14 23:41 | スペイン歌曲 | Comments(0)

Saló de Cent~百人会議の間   

日西翻訳通訳研究塾にて開催の教養講座『スペイン史ma専科』第3回を受講した。第2回ローマ時代~イスラムが入り込んだ時代に続いて、今回のテーマは13世紀。スペイン語の基礎完成、サラマンカ大学設立、音楽の分野で名高い賢王アルフォンソ10世も登場した。

かえすがえすもスペインというのは不思議な国だ。元々バラバラだった国?地方?が、どの時点でどのようにまとまり「スペイン」という国になったのか。これはある意味、永遠の課題なのかもしれない。キリスト教、イスラム教、ユダヤ教各々の民が互いを理解、尊重し、ゆるやかに共存し、政治、経済、文化etc.の豊かな繁栄を築いた事実は、今のこの怪しくキナ臭い時代、刮目に値する。

今回の授業は、RTV制作の歴史ドラマを視聴しながら進められる。講義の途中で、バルセロナ市庁舎「百人会議の間」が映し出された。この時代、バルセロナでは、様々な制約はあるものの、身分の異なる人々が参加できる議会がすでに成立していた。その名の通り、この「百人会議の間」で議会が開かれていたのだ。バルセロナ好き必携の小説『海のカテドラル』にも、その記述が出てくる。中世の誇り高き都市バルセロナを象徴する部屋だ。
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鮮やかな赤と黄に彩られた部屋、輝くシャンデリア、素朴に並べられた木製のベンチ…。
あの日は、6月というのにものすごく暑かった。市のお偉方のセニョーラが汗をふきふき祝辞をくださった。歌ったのはあの正面。黒いグランドピアノが部屋中の赤と黄色によく映えていた。ベンチには、師のご家族をはじめいっぱいのお客様が座っていた。演奏終了後、いきなり「さくら」について質問されたっけ…。三十年前の思い出が蘇り、つい講義そっちのけで画面に見入ってしまった。
塾頭先生、ごめんなさい。  『バルセロナに響いた日本の歌

「百人会議の間」の中の様子です

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by Megumi_Tani | 2016-12-01 23:37 | ビバ!エスパーニャ! | Comments(0)

バルセロナから30年   

このブログでもお馴染み、東京・吉祥寺にあるスペイン料理店『ドスガトス』が開店30周年を迎え、先週末、お祝いの食事会が開かれた。カバ、赤ワイン、白ワイン、そして、色とりどり盛り沢山のタパス、生ハム、ガスパチョ、パエリャ、炭火焼のお肉、チーズ、特製デザートetc。高森敏明シェフの想い溢れる一皿、一皿を、長年のドス・ファン一同、夜が更けるのも忘れて楽しませていただいた。祝!

読者の皆さんの中には、30周年?あれ?と思われた方もいらっしゃるかもしれない。そう、私も昨年30周年を迎え、『記念リサイタル』を開かせていただいた。つまりシェフと私は一年違いの帰国。まったく見知らぬ仲ながら、偶然、同じ時期をバルセロナで過ごしている。もしかすると「お互いよく歩き回っていたゴシック地区ですれ違っていたかもしれませんね」というわけだ。

1992年オリンピックを境にバルセロナは大きく変貌したが、1980年代半ばのバルセロナには、子どもの頃の記憶~古きよき昭和を髣髴とさせる、のどかな雰囲気が漂っていた。かの聖家族教会の建設は資金難から遅々として進まず、完成は無理とさえ言われていた。現在の隆盛ぶりにはガウディもビックリだろう。カテドラル、海の聖母教会、ランブラス、ボケリア市場、カタルーニャ音楽堂、リセウ劇場、カタルーニャ美術館、ピカソ美術館…。私にとって、そしておそらく高森シェフにとっても、バルセロナは今が在る原点、懐かしい青春の修業の街だ。 『歌修業日記¡Hola!バルセロナ』

くたびれると、ドスガトスに駆け込む。美味しいエネルギーチャージの時間だ。それにしても、ハッと気づけば30年。30年後に自分が歌っているかどうかなんて、あの頃、考えもしなかったなぁ。。。

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お祝いの会の夜、高森シェフご夫妻とソムリエ菊池貴行氏@ドスガトスのお写真です。
菊池氏は、シェフのご紹介で、先日の『スペイン浪漫Ⅱ』をご来聴くださいました。
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by Megumi_Tani | 2016-10-05 00:27 | ビバ!エスパーニャ! | Comments(2)

キーワードはスペイン語   

私も末席を汚している日西翻訳通訳研究塾の年に一度のパーティーに出席した。年に一度、この時にしかお目にかからない方も多いが、それでも回を重ねるうちにお知り合いが増えて来る。お名前は存じ上げないけれど、あぁ!毎年お目にかかりますね!という方もいる。

今回は、受付の後、ひとりの女性と目が合った。誰だっけ……?間違いなくどこかで会ったことがある……。しかもとても親しく……。ア~ッ!な、なんと!以前バルセロナでお会いし、夕食をご一緒した方だった。まさか東京で、しかも塾のパーティーで再会するなんて!

もうひとつの嬉しい出会い。「アルフォンシーナと海」という曲をご存知だろうか。この曲に詠われているアルゼンチンの女流詩人、アルフォンシーナ・ストルニについて、日本でただ一人研究をされている先生にお話を伺うことが出来た。どんな歌にも背景があり、ドラマがある。それはクラシックもフォルクローレも変わらない。ひとつの楽曲の命を感じ取るには、その曲に秘められた歴史、ドラマを知ることがとても大きな力になる。

年齢も職業も経歴もバラバラ。しかし和気あいあい、どのテーブルもお喋りに余念がない。キーワードはスペイン語、そして向上心。皆さん、充分高いレベルにいるのに、黙々と勉強を続けている。スペイン語で歌う誰かさんも頑張らなきゃ、と、あらためてエンジンがかかる。

第25回リサイタルスペイン浪漫Ⅱ~エンリケ・グラナドス没後100年に捧ぐ
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「アルフォンシーナと海」メルセデス・ソーサ

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by Megumi_Tani | 2016-09-04 00:35 | ビバ!エスパーニャ! | Comments(0)

カサ・ミラ 四景   

「夜ごと窓辺にやって来て、ため息だけで帰るマホ。恋する窓辺があたしは憎い」9月リサイタルで演奏する、グラナドス『内気なマホ』の一節だ。

今年のフライヤーのテーマは「恋する窓辺」。黄昏時、窓辺で思いにふけるマハの心が映されている。グラナドスの歌を知ってか知らぬか、デザイナーさんが、粋でエレガントな窓辺を演出してくれた。「窓から見えるのは、グラナドスも谷さんも歩いた、バルセロナの街です」なんて、お洒落なコメントも!ニクイなぁ。
第25回リサイタルスペイン浪漫Ⅱ~エンリケ・グラナドス没後100年に捧ぐ
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さて、そのバルセロナには、サグラダ・ファミリア、グエル邸、グエル公園、カサ・バトリョ…ガウディの建築が溢れている。しかも、ごく普通に。カテドラルの向かい側、建築協会の壁のピカソの絵を見て、「あ!ピカソが雨ざらしになっている!」と叫んだ人がいたけれど、そんなもの凄い芸術作品がごく普通にゴロゴロ転がっている?のが、バルセロナという街の大きな魅力のひとつだ。

丹下敏明著『バルセロナのガウディ建築案内』 を、以前ご紹介した。丹下敏明氏は、バルセロナ在住40年を越える建築家、そして、ガウディ研究の大家。この本では、ガウディの生涯、業績、作品群、様々なエピソードが、美しい写真の数々とともに、詳しく解説されている。

今日ご紹介するのは、数日前に丹下敏明氏が撮影してくれた、カサ・ミラ(ラ・ペドレラ)四景。時間帯を変えての撮影は、現地にお住まいの方ならでは!氏のお許しをいただいたので、ブログ読者の方にもぜひご覧いただきたい。

夕陽にわずかに染まる日没前
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日没寸前。
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夜明け前
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青空に映える。
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こんな不思議な建物が、ごく普通に、ゆったりと存在する街バルセロナ。大好きです。
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by Megumi_Tani | 2016-07-15 13:55 | ビバ!エスパーニャ! | Comments(0)