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2020年*お疲れさまでした

激動の年が暮れていきます。激動の、などという大袈裟な言葉は、気恥ずかしくて普段はなかなか使う気になれません。しかし今年は世界中、まさに、まさに、激動の年でした。

2019年暮れのブログには、リサイタル開催や毎日メディアカフェ登壇のお礼とともに、今年11月1日開催予定だった『帰国35周年リサイタル』の予告が綴られています。その記念リサイタルも、やむなく封印となりました。考えに考え、悩みに悩み、まさに断腸の思いで下した決断。発表後、沢山の方から「残念です」のお便りやメールをいただき、心慰められる思いでした。ありがとうございました。

リサイタル封印の無念さに浸る間もなく、状況は日々刻々と変化し続けました。特別な夏が過ぎ、ちょっぴり安堵しかけた秋が過ぎ、いつのまにか再び不穏な気配が…。そして今日12月30日、東京の感染者は944人とのこと。少し前には故郷北海道の危機があり、今は世界のあちらこちらで変異種が猛威を振るっています。今年一年かなり頑張って来たにもかかわらず、未だ「まとめ」のステージを迎えていない、どころか、この先何が待っているのか分からないやるせなさ。

そんな今年ならではの目覚ましい?出来事。筆頭にあげられるのは、やはり「リモート」でしょうか。否応なしに放り込まれた世界で便利さを実感し、その一方で、リアルなふれあいの尊さを痛感した年でもありました。とてもとても乱暴な形でスタートしたけれど、リモートとリアルの両立、そのバランスが求められる時代が来たようです。

リモートによるこんな動画が制作されたのも、今年ならではでした。
演奏:リセウ大劇場オーケストラのチェロ奏者
★カザルス作曲『Nigra sum
演奏:モンセラート修道院聖歌隊

今年ならではの忘れられない記憶をもうひとつ。
帰国35周年リサイタル開催予定だった11月1日朝、とある方から宅配便が届きました。開けてみると、ワインです。1985年…まさに35年前、帰国の年のワインです。「35周年おめでとうございます。リサイタルが開かれるはずだった時間には、家でCDを聴き、スペインの歌に思いを馳せます」とカードが添えられていました。

大寒波がやって来ています。今朝は地震もありました。満身創痍?踏んだり蹴ったり??でも、とにもかくにも無事で、元気で、歩んでまいりましょう!来たる2021年、世界に光がさすことを祈って…。
みなさま、本当にお疲れさまでした。
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明るく穏やかな日の実現されんことを!



by Megumi_Tani | 2020-12-30 22:43 | エトセトラ

スペイン歌曲のスペシャリスト♪谷めぐみのブログです


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