「スペイン歌曲って、何ですか?」 その2   

8月1日開催の故郷コンサートでは、日本語詞を付けるにあたって生じるいくつかの課題(原詞の意味が伝えきれない、著しく違和感があるetc)をとりあえず解決できた作品、数曲を、スペイン語+日本語で歌った。「意味が分かってよかった」「まるで日本語の歌のようにピタッとはまっていました」など、お客様に書いていただいたアンケートの大半が褒め言葉である。日本語詞が評価されている。「言葉が分からないから…」の壁は、やはり越えられないのだろうか。

一方で、次のような記述もあった。「両方の歌詞を並べて聴くと、スペイン語のほうがメロディーが自然に流れている気がしました。原語で歌う、とはこういうものかと思いました」これは嬉しい。勇気づけられる。

「スペインの歌を初めて聴いて好きになりました」「単語の意味は分からなくても、歌そのものが伝わりました」心の中で(スペイン歌曲って何だろう?)と問いかけながらお聴きくださっていたことが分かる。

「私は演歌しか聴かない人間ですが、これからはソプラノというものも聴いてみようと思います」と書いてくださった男性。このエールには大いに励まされた。

日本人の私が日本語で日本の歌を歌うとき、いつも自分の感覚にピタリと来るかというと、そうではない。歌いたくない、つまり、語りたくない歌も沢山ある。歌っている自分に違和感を覚えることもある。「スペイン歌曲って、何ですか?」この問いは、突き詰めれば、「歌って、何ですか?」という歌い手にとっては究極の問いにつながるのかもしれない。

実は、過日第一回目の「スペイン歌曲って、何ですか?」には多くの反響をいただいた。嬉しかった。だが、なぜか皆さん、書き込みをせず、メールをくださる。中にはお手紙を書いて送ってくださった方もいた。寿限無太郎?寿限無花子?どんなお名前でも大歓迎。どうぞご遠慮なく、思うところを書き込んでいただきたい。
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by Megumi_Tani | 2009-08-09 08:28 | スペイン歌曲 | Comments(2)

Commented by たぬき at 2009-08-09 10:57 x
たぬきです。ご無沙汰しておりました。
このブログは毎日のように拝読させていただいております。
今年はホントにお祭りのような年ですね。故郷コンサート、夏の終わりのコンサート、10月のコンサート、これらの準備だけでも大変ですよね。なんだか完全燃焼してしまいそうな気配を感じるのですが、、、、。
来年も再来年もその次の年もその次も歌い続けてくれるかな?
追っかけファンとしては、その点が気になるところではあります、、、。
Commented by megumi at 2009-08-10 00:42 x
お祭り?たしかに先日の故郷コンサートはFiesta(お祭り)のような盛り上がりでした。お客様、スタッフの方々、皆さんの明るい笑顔が嬉しく心に残っています。
コンサートは、各々主旨も趣も違いますので、いつも新しい挑戦です。行けるところまで行ってみよう…そんな気持ちで歌っています。追っかけファン?頼もしいですね!今後ともどうぞよろしく。

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