歌詞のあるピアノ曲   

今年はスペインを代表する作曲家のひとり、I.アルベニス百周年記念の年に当たる。リサイタルでは彼の作品から「グラナダ」「カディス」を歌う。実はこの二曲、オリジナルはピアノ曲である。同じく歌うE.グラナドスの「スペイン舞曲第5番」 も元々はピアノ曲。いずれも、印象的な旋律に魅せられた誰かが、後になって歌詞をつけた作品である。

私は“オリジナル”へのこだわりが強く、この手の作品はリサイタルでは取り上げてこなかった。が、今回はアルベニスに敬意を表し、たぶん彼の作品の中で最も有名な旋律を歌の形でお贈りすることにした。「グラナダ」を歌うなら「スペイン舞曲第5番」も外せない…。というわけで、このステージは「わが心のアランフェス」と併せ、アレンジものがズラリと並んだ。スペインに興味をお持ちの方なら、きっとどこかで耳にしたことのあるヒット・メロディーばかりだ。

アンダルシアへの情熱、カディスの娘への恋心、キリスト教徒の娘に恋したモーロの青年の想い…各々の曲には、後付けとは思えない?立派な歌詞がはめ込まれている。

オリジナルをイメージしながら、やはり、どこまでも歌らしく、歌ってみたい。
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by Megumi_Tani | 2009-10-07 08:48 | スペイン歌曲 | Comments(0)

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