生誕◆◆年 没後△△年   

2009年は、スペインの作曲家アルベニス(1860~1909)の没後百周年だった。幼少の頃からピアノの才能を発揮した彼は、なんと!4歳で初リサイタルを開催。その後も、名ピアニストとして、スペインのみならずラテンアメリカ諸国、ヨーロッパ各地で名をはせた。ご当人がピアノの名手なのだから当然といえば当然だが、アルベニスが残した作品は圧倒的にピアノ曲が多い。オペラ、歌曲作品もあるものの、その数はわずか。日本でよく知られている「グラナダ」はオリジナルのピアノ曲に後年歌詞が付けられたものだ。

2010年はショパン(1810~1849)生誕二百周年である。ショパンといえば、言わずと知れた「ピアノの詩人」。ピアノを習う者は、いつの日か彼の曲を華麗に奏でるのが夢だろう。ショパンが残した作品は、ほとんどがピアノ曲である。その傾向はアルベニスより著しい。やはりピアノのスーパースターは、己が知り尽くした楽器、己を最も光り輝かせてくれる楽器「ピアノ」の曲を書きたくなる、いや、書いてしまうのか。

6月29日、ショパン生誕二百年にまつわる一日講座が開かれる。
会場はNHK文化センター八王子教室。
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_547543.html

当日歌うショパンの歌曲、あの詩的でロマンチックなピアノ曲からは想像もつかない素朴な味わいである。愛と別れ、悦びと哀しみ…ピアノの世界で情念の昇華に疲れた彼が、ふと息抜きに鼻歌まじりで書いたのかな、と思わず想像してしまう。上記「グラナダ」同様、ピアノ曲に歌詞が付けられた「別れの曲」は切なく美しい。ほかに、グノー、カッチーニの「アヴェ・マリア」、ヘンデル「私を泣かせてください」、シューベルト「セレナーデ」etc。締めは、もちろんスペイン!「わが心のアランフェス」そして「ラ・パロマ」。ショパンにあやかり、身近なクラシックをお楽しみいただこう、という企画だ。

ところで、昨年は「ラ・パロマ」の作曲者イラディエール(1809~1865)の生誕二百周年でもあった。この生誕◆◆年、没後△△年というのは苦手だ。誰かのお姉さんの旦那さんの従兄弟の娘が働いている会社の上司の奥さんが実は隣りのご主人の同級生で…みたいな感じで、頭がゴチャゴチャになる。が、気を取り直して、今日の三人をよ~く見ると、イラディエールが生まれた次の年にショパンが生まれ、アルベニスが5歳の時にイラディエールが天に召されたことになる。なるほど…。
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by Megumi_Tani | 2010-03-11 08:09 | リサイタル | Comments(2)

Commented by たぬき at 2010-03-14 21:22 x
たぬきです。久しぶりに訪問したら装いが新たになっていますね! 6月29日は火曜日なんですよね~! 残念です。
ここんとこ、怠惰な日常が継続していますが、明日からは図書館に通ってお勉強でもしようと思っております。イラディエール、ショパン、アルベニス、調べてみましょう!!

Commented by megumi at 2010-03-16 01:29 x
怠惰な日常とは羨ましい!
貴重なオフタイム、う~んと楽しんでお過ごしください。
6月29日、もしもご都合つかれましたら、ぜひ!
いつもは歌わない曲を歌います♪♪

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