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バルセロナとカタルーニャとスペインと   

サッカー・ワールドカップ南アフリカ大会が終わった。サムライ・ブルーの大躍進に日本中が湧いた。何とも壮大なタイトルのテーマ曲「タマシイレボリューション」も私は好きだった。突っ張った若い強さが心地いい。

別の意味で忘れられないのは、岡田監督に対する「手のひら返し」だ。徹底的にいじめ、徹底的に持ち上げ、また一気に突き落とす。マインドコントロールの手法だ。これを繰り返されると、人間は不安になり、自分という存在が分からなくなる。監督とはメンタル面の強靭さも要求される立場なのだろうが、それにしても「よくぞご無事で…」と、心から拍手を送りたい気持ちだった。

スペインは勝ち進んだ。勝利のたびに、ニュースには熱狂するマドリード市民が映し出されていた。が、バルセロナの様子は映らない。ずっと気になっていた。『スペイン』は複雑な国である。
http://southafrica2010.yahoo.co.jp/news/ndetail/20100711-00000026-ism-socc

そして決勝、スペインが悲願の初優勝をとげた。
http://southafrica2010.yahoo.co.jp/news/ndetail/20100712-00000578-san-socc

バルセロナでもパブリックビューイングが設置され、市民が喜びを分かち合ったらしい。
イニエスタのゴール時にはテレビ視聴率が90%を超えたというから凄まじい。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100712-00000688-san-socc

スペインはひとつのスペインではない。今秋リサイタルのテーマ「鳥の歌」は、我々外国人から見ればスペインの歌だが、正確には、そして絶対に、カタルーニャの歌だ。渡った街がマドリードではなくバルセロナだったことにも、深い縁を感じる。しかしその一方で、私はフラメンコも大好きだ。パコ・デ・ルシアやアントニオ・ガデスにもはまった。スペインの魔力が私の中で予測不能な反応を引き起こし、心を捉えた。

「鳥の歌」を軸に、カタルーニャの歌、スペインの歌を幾重にも展開するプログラムは、第20回の節目ならではの贅沢な企画だ。そして、変幻自在な歌たちに支えられて歩いて来た、私の心の軌跡そのものかもしれない。

by Megumi_Tani | 2010-07-15 08:28 | ビバ!エスパーニャ! | Comments(0)

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