カザルス、人気ですね♪   

6月1日プログラムのご紹介を続けています。Facebookの書き込みを拝見しても、やはり皆様、カザルス作品に興味津々のご様子です。実際、今回演奏する曲は、聴く機会の少ないかなり珍しい作品です。

合唱「とりなし給え、聖母マリアよ」、ソプラノソロ+合唱「鳥の歌」、ソプラノソロ「モンサラートの聖母に捧げる祈り」いずれも、極めて素朴な音、素朴な和音で奏されます。素朴すぎるほど素朴な音楽…。その素朴さの奥底にあるのは、カザルスという人の熱さ、強さ、信じる力…。そして、究極のロマンチストだった、そんな気がします。

小編成の混声合唱との共演は、ちょうどカタルーニャの山の中の小さな教会で、村の皆が集まって祈り、歌っているイメージです。カザルス作品のあとに演奏するカタルーニャ民謡と併せて、えもいわれぬ郷愁が湧きます。

有名なホワイトハウスコンサートはもちろん、カザルスのCDは数えきれないほど出ていますね。私より詳しい方がきっと沢山いらっしゃることでしょう。
本も数多く出ていますが、何といっても圧巻なのは『カザルスとの対話』音楽以外にも彼の人となりを感じさせるエピソード満載で読みごたえがあります。
e0172134_21154879.jpg

濱田滋郎先生の『スペイン音楽のたのしみ』こちらは、彼の音楽人生が分かりやすく紹介されているほか、ティボー&カザルス&コルトー、スリーショットの写真が掲載されています。
e0172134_21162587.jpg

やはり、最後に書きたいです。どうしても、どうしても残念なのは、カザルスの名を冠したホールがなくなってしまったことです。今回のプログラムに取り組んで、あらためて行き場のないやるせなさを感じています。
[PR]

by Megumi_Tani | 2013-05-12 21:41 | スペイン歌曲 | Comments(0)

<< マホとマハ~恋のお話 カタルーニャ民謡 >>