日本スペイン交流400周年   

皇太子様がスペインをご訪問されています。

1613年10月28日、支倉常長は藩主・伊達正宗の命を受け、Nueva Españaとの交易をスペイン国王Felipe三世に願い出るため、帆船サン・フアン・バウティスタ号に乗って、月の浦(現・石巻市)を出航しました。今年2013年は、ちょうど400年めの記念の年にあたります。

支倉常長一行が滞在したスペイン、コリア・デル・リオの町には、彼ら慶長使節団の末裔と言われるハポン(Japón=日本)姓を名乗る方々が今も暮らしています。私がスペイン語をご指導いただいている日西翻訳通訳研究塾の塾生、池田朋子さんは早くからこの事実について調査を重ね、実際にコリア・デル・リオに出かけて、ハポンさんと交流を深められました。以前、ご紹介させていただいた記事はこちら。Japónへの想い  ユネスコ世界遺産へ

2011年、東日本大震災の数日後、池田朋子さんのもとにコリア・デル・リオに住む日本スペイン支倉協会会長からメッセージが届きました。そして、大震災を悼むコリア・デル・リオの町の人々の様子です。日西交流400年の歴史が脈々と現在につながっていることに、あらためて、驚きと深い感慨を覚えます。

慶長遣欧使節船を忠実に復元した「サン・ファン・バウティスタ号」が、宮城県慶長使節団ミュージアム「サン・フアン館」に係留、展示されていました。2011年3月11日の東日本大震災、大津波…。サン・ファン・バウティスタ号はかろうじてその姿を留めましたが、ミュージアムは今なお閉館されたままです。「サン・フアン館」の一日も早い再開を願い、日西翻訳通訳研究塾を通じて、先日のリサイタルでのCD売り上げの一部を、東日本大震災復興「慶長使節400年記念事業」に寄付させていただきました。

2011年秋。タイトル通り、まさに渾身の祈りをこめて開催したリサイタルでした。日西交流400年の今年、この忘れられないCDが、ささやかでもお役にたつことを嬉しく思います。会場でお買い求めくださった方々、ありがとうございました。
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by Megumi_Tani | 2013-06-12 01:10 | ビバ!エスパーニャ! | Comments(0)

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