北海道的熱帯夜
2013年 08月 17日
皆様、ご無事にお過ごしでしょうか。
近年は北海道も暑くなりました。昔に較べて湿度も上がったような気がします。「いかに冬を乗り切るか!」何といってもこれが北海道の住宅のメインテーマです。厳しい寒さと雪に備えて、できるだけ外気を遮断し、温めた部屋の中の空気を外へ逃がさないように建てる、つまり密封度が高い。最高気温が30度を超え、午後も陽がカンカン照り付けて気温が下がらず、夕方どんよりと雲が垂れ込め、今にも降りそうなのに結局ひと雨も降らないまま夜が来た…。こんな日は、まさに、北海道的熱帯夜襲来です。就寝前にすべての窓を閉めて戸締りをすると、家はもう熱気と湿気の完全密封状態。大半の個人住宅には今でもクーラーがありません。いくら扇風機を回しても、ぬる~い空気をゆる~くかき混ぜるだけで効果なし。汗びっしょりでゴロゴロ転がりながら、朝を待つ。クーラーをかけて眠る東京の夜のほうが涼しいかも…。
「思っていたより暑いですねぇ」爽やかな北海道!を期待していた観光客の方々は、少々がっかりのご様子。でも、それでも、やはり長く厳しい冬より夏の暑さの方がマシ…というのが、地元に住む人の思いです。本当に本当に冬は大変なので…。
地名です。読める方は道産子?