『スペイン浪漫』~郷愁の華   

『スペイン浪漫』第3ステージは、古きよき時代のマドリードの下町にご案内します。にぎわう街角、街に流れるクプレ…。人々は仕事帰りにバルで一杯ひっかけ、日頃の憂さを晴らします。17世紀に王家の娯楽として始まったサルスエラも、この時代にはすっかり様相を変え、庶民の娯楽に生まれ変わっていました。笑いと涙、時にはピリリと風刺のきいたストーリー。すったもんだの挙句、最後はすべてハッピーエンドの大団円!そんな人情話に、人々は、自らの人生を重ね、舞台とともに笑い、涙し、明日へのエネルギーを蓄えたのでした。

当時、流行していたリズムがハバネラ、そしてハバネラから生まれたゆる~いタンゴです。「すみれの花売り娘」は、ホセ・パディーリャの作品です。チャップリンの映画『街の灯』でご存知の方が多いと思います。チャップリンが無断で使用したため、後に訴えられた、といういわく付きの曲でもあります。パディーリャは、何と!パリのムーラン・ルージュの超売れっ子作曲家でした。「サ・セ・パリ」や「バレンシア」も有名です。



次に歌う「嫉妬」は、タイトルを見ると、どんなオドロオドロシイ曲か…という感じですが、実は、恋をしたら誰もが心に飼ってしまう嫉妬の虫を嘆く、という、何とも憎めない歌です。

そして、劇場のお楽しみ、サルスエラ!「彼が来ないからどうしたっていうの?」では、ヒロインが恋に落ちた自分を嘆き、「お手伝いさんのタンゴ」では、若い娘が奉公の身の上を嘆きます。どちらも嘆きに暮れる女の歌ですが、そうなると、お手伝いさんはたくましい!嘆いてばかりはいられない、と、あの手この手で人生を切り開いてまいります(笑)。

地中海、グラナダ、マドリード、と巡った旅が、次の第4ステージでフィナーレを迎えます。
第1ステージのご紹介はこちら ⇒ 『スペイン浪漫』~地中海の薫り
第2ステージのご紹介はこちら ⇒ 『スペイン浪漫』グラナダ~光と影

ご来聴をお待ちしています。 詳しい情報は、下をクリック060.gif
第23回谷めぐみリサイタル《スペイン浪漫》
2014年10月4日(土)午後2時@Hakuju Hall

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by Megumi_Tani | 2014-09-18 14:59 | リサイタル | Comments(0)

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