『スペイン浪漫』~わが心のアランフェス   

言わずと知れたロドリーゴの代表作「アランフェス協奏曲」。ギターとオーケストラの協奏というアイデアも斬新でしたが、何よりも“あの”二楽章の旋律で、世界的大ヒット曲になりました。

ロドリーゴ自身はギタリストではありません。幼い頃、病による失明という不運に見舞われたにも関わらず、偉大なピアニスト、作曲家、教育家、著述家等々として世界的な活躍を続け、97歳の長寿をまっとうしました。今は、マエストロに常に付き添っていた愛妻ヴィクトリア夫人とともに、アランフェスの墓地に眠っています。1940年にバルセロナで初演された「アランフェス協奏曲」第二楽章の旋律は、内戦に疲れたスペインの人々の心を慰めたといわれます。また、第一子を流産して悲しみにくれるヴィクトリア夫人への思いも込めた、と、後にロドリーゴ自身が語っています。

それにしても美しい旋律です。クラシックに限らず、ジャズ、ポピュラー、様々なジャンルのミュージシャンがレパートリーに取り上げ演奏しています。歌い手もご多分にもれず、で、歌心を刺激され、スペイン語、フランス語、英語、イタリア語等々の言語で歌詞が付けられました。

ドミンゴによるスペイン語版


ドミンゴ、ごめんなさい!この曲に関しては、私にはどうにも歌詞が不要に思われるのです。オリジナルがギター曲として書かれた、その味わいを大切にしたい。流麗な旋律、囁くような細かい音の動き…。この曲を楽しみに待っていていくださるお客様も多い、リサイタルの人気曲です。高雅でロマンティックなピアノの響きとともに、「哀愁」という言葉がよく似合う“あの”旋律を、今年もヴォカリーズで歌ってみたいと思います。

イエペスが弾く二楽章。
彼はこの曲をデビュー公演で演奏し、一大旋風を巻き起こしました。


第1ステージのご紹介はこちら ⇒ 『スペイン浪漫』~地中海の薫り
第2ステージのご紹介はこちら ⇒ 『スペイン浪漫』グラナダ~光と影
第3ステージのご紹介はこちら ⇒ 『スペイン浪漫』郷愁の華

第23回谷めぐみリサイタル《スペイン浪漫》
2014年10月4日(土)午後2時@Hakuju Hall
ご来聴をお待ちしています。 詳しい情報は、上をクリック060.gif

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by Megumi_Tani | 2014-09-23 13:29 | リサイタル | Comments(0)

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