「2017年はカラフルな年でした…」と記して、友人がクリスマスカードを送ってくれました。カラフルとは言い得て妙!心弾む明るい色もあれば、少し翳りを帯びた寂しい色もあります。笑い、泣き、懸命に生きた2017年が暮れていきます。
2016年/没後100年、2017年/生誕150年。微力ながら、エンリケ・グラナドスに全力を捧げた二年間でした。各々の記念の年にリサイタルを開かせていただいたことを幸せに思います。
2017年第26回リサイタル
今年のリサイタルは、フェデリコ・モンポウ没後30年記念の会でもありました。Viva!Viva!だけではない、繊細なスペイン歌曲の心。モンポウ独特の内なる世界は少々難解かも…という危惧をよそに、当日の演奏は大好評!
長年リサイタルに必ず駆けつけてくださるお客様に加えて、新しいお客様が毎年少しずつ増えていることは、とても嬉しいことです。日本では本当に悲しいほど(涙) 知られていないスペイン歌曲の世界。スペインとご縁のない方はもちろん、たとえスペイン通の方であっても、はたまた音楽通の方であっても、日頃あまり音楽に親しまれていない方であっても、皆さん、スペイン歌曲については、その存在さえほとんどご存知ありません。広く開かれた場と佳き出会いがあれば、きっとその魅力を感じていただける!と、今年あらためて実感させていただきました。『
1119♪エピローグ』
大切な
バルセロナが、カタルーニャが揺れに揺れた年でした。2017年が暮れようとする今も、先が見えず、揺れ続けています。平和裏に明るい出口が見い出されることを、心から祈ります。
今年も当ブログをご愛読いただきありがとうございました。
2018年が明るく平和な年でありますように!