今年の梅雨は長かった。来る日も来る日も曇天、白い空。陽の光がこんなに恋しかったことはない。日照不足でグニャリと曲がったキューリを眺めながら、人間も生き物だから、あまりにも日照不足が続くと調子が狂うのでは?と、真面目に考えた。お天道様とはよく言ったものだ。梅雨が明けた途端、猛暑襲来
ここ数日、東京と札幌の気温に差がないことにもビックリ\(◎o◎)/!!北海道のほとんどの家庭にはクーラーがない。厳寒の冬に備えて気密性高く建てられた家での熱帯夜…。これは東京の夜より大変だ。ヨーロッパも暑い。バルセロナの友人から「焦げています」とメールが来ていた。来年の今頃は東京オリンピックの真っ最中。最新の暑さ対策が様々報道されているけれど、私は個人的には、あえて何故この時期に?の思いが、今もって拭えない。「
バルセロナオリンピックから26年」
ちょうど梅雨明けの頃、嬉しい映像に遭遇した。ひとつは、ビクトリア・デ・ロス・アンへレスとパウ・カザルスとの親交を採り上げたもの。
もうひとつは、1992年、バルセロナのリセウ劇場で開かれたビクトリア・デ・ロス・アンへレスの記念すべきリサイタルを採り上げた番組。このリサイタル、Youtubeにはずい分前にアップされていたのだが、今回の番組では、開演前の様子やビクトリアへのインタビューも視られる。ピアノは、我が師マヌエル・ガルシア・モランテ。
日付が変わって、もう8月1日。北海道育ちの私は、基本的に暑さが苦手だ。しかし長い長い梅雨に心底ウンザリしたので、今夏は、たとえ猛暑でも酷暑でも炎暑でも厳暑でも元気に青空を見上げて過ごそう、などと儚い目標を立てている。
リサイタル「スペイン浪漫Ⅳ」に寄せて(画:Chieko. K)