ハバネラと大航海時代
2021年 11月 20日
谷めぐみさんの「魅惑のスペイン歌曲VDO講座」第3回はハバネラ。
今回は、私の頭の中に課題がたくさん発生してしまった。あまりに奥深く幅広い。英国生まれの舞曲がフランスで発達し、カリブ海で広まり変化を遂げながらキューバからスペインに渡りフランスに戻る、この間100年の時間が経ってる、と言う誠に壮大な話。私の中でもう一度整理し、見直しておくべきこととして、
*18世紀つまり資本主義の前駆時代のカリブ海植民地の状態。砂糖黍プランテーションと砂糖の大量生産、大量消費時代の到来。それとともにヨーロッパ人の食生活の変化。一方でプランテーションの黒人奴隷制度とその解放運動。
*ハイチ革命とサント・ドミンゴ(現在のドミニカ)との関係。(エスパニョーラ島は元々スペイン領、途中でフランスが侵入し、西がハイチ、東がドミニカになった)
*フランス第二帝政時代をおさらい。
とまあ、一応経済学徒なので、音楽の伝播と変遷から透けて見える近世〜近代の経済・世界史がものすごく新鮮であった。音楽講座を聞いてこちらに走ってしまうと、谷さんに申し訳ないので、これは私自身の課題にしておきます。
さてキューバのコントラダンサのチャーミングなこと。音楽は混ざるとチャーミングになる。ふと思いついて、では中南米の他の国ではコントラダンサはあるのか?と疑問になって、ちょっと調べてみたら、まあ出るわ出るわ。あまり面白くてハマってしまいそうなので途中で切り上げました。この件はまた別途。
今回のスペイン歌曲講座、私にとってはかなり重い内容でした。
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