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声♪

1951年の今日5月28日、バルセロナのカタルーニャ音楽堂にて、ブラジルの音楽家ヴィラ=ロボスが自作品を指揮した、と、いつもながらマメなFacebookが教えてくれた。

歌い手にとって、ヴィラ=ロボスといえば、ブラジル風バッハ第5番 。第一部アリアが有名だが、第二部「Dança」は野趣あふれるリズムが魅力!歌いながらつい踊りたくなる。最後のC(高いド)が脳天に響いたときの心地よさ!チェロ8本、あるいは12本と共演できる機会にはなかなか恵まれないが、大好きなレパートリーだった。第一部アリアは、ギター伴奏のアレンジで演奏されることが多い。中間部に歌詞が入るが、その前後は、ヴォカリーズだ。

どういうものか、学生時代からヴォカリーズが好きだった。歌詞があるのは歌の最大の強みだが、時にそれは弱点にもなる。日本語で歌ってくれれば…的な要求に結びついたりもする。かたや、器楽には歌詞が無い。歌詞が無くても聴く人は感動する。であれば、純粋に楽器としての「声」に伝えられるものがあるのではないか。歌詞うんぬんとは別次元で、声そのものが創り出せる何かがあるのではないか?歌詞や国境を越え、誰の胸にも真っ直ぐに響く何か…。

「声」に、何か普遍的なものを感じていたのかもしれない。とにかく「ヴォカリーズ」作品をよく聴き、歌って来た。ラフマニノフのヴォカリーズは原点の作品。そして「わが心のアランフェス」は人生の宝ものになった。そう思い至れば、山根基世さん主宰「声の力 」講座とのご縁も、合点がいく。時の物語は不思議。

今も、いろんな場で、つい声を聴いていしまう。ラジオはもちろん、日常の中でも、「あ、よく通る声だな」「あれ、ちょっと疲れている?」「うーん、思い詰めているのかな」「この声、お腹の中で怒っている…」等々。「目は口程に物を言う」ならぬ「声は口以上に物を言う」。
声と気分はニワトリと卵のようなところがあります。口をよく動かし、明るく、はきはきとした声で話すこと!とても大事です。そして、好きな歌があれば…ぜひ声に出して歌ってみましょう!

大学時代、擦り切れるほど聴いたLPのリマスター版です。ジャケットのデザインまで懐かしい。ヴィラ=ロボス作曲「ブラジル風バッハ第5番」をどうぞ。





by Megumi_Tani | 2024-05-28 22:05 | Musica あれこれ

スペイン歌曲のスペシャリスト♪谷めぐみのブログです


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