カテゴリ:ビバ!エスパーニャ!( 77 )   

パブロ・ピカソの陶芸展   

スペイン大使館で開催されている『パブロ・ピカソの陶芸展』に出かけた。巨匠ピカソには申し訳ないが、彼の陶芸作品について、これまでほとんど知らなかった。最初に展示されているポップな?皿がいい!ひと目で気に入ってしまった。恋人の顔をテーマにした作品、大好きだったという闘牛をモチーフにした作品、大きな壺、花瓶etc。全体に明るく開放的な色調が印象的。地中海がモチーフ、というのも頷ける。真っ白な大皿「Alegría de vivir」も好きだった。ピカソの楽しげな様子が目に浮かぶ。

外に出ると、爆弾低気圧の猛烈な風と雨!でも、たった今、ピカソにもらったエネルギーのおかげで、ずぶ濡れも平気。エイッ!と、一気に養源坂を駆け下りた。

『パブロ・ピカソの陶芸展』
ご案内では「13日まで」となっていますが、好評につき、会期延長。3月16日(月)が特別最終日になりました。この日は20時まで開館するそうです。入場無料。
スペイン大使館は、東京メトロ南北線、六本木一丁目の駅から徒歩約5分。
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                                       画像は、いずれもwikipedia より。
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by Megumi_Tani | 2015-03-11 00:00 | ビバ!エスパーニャ! | Comments(0)

『塾maga』ご案内   

今日は、日西翻訳通訳研究塾が毎月発行する無料のメール・マガジン「塾maga」をご紹介します。
このブログでも何度かご紹介しているように、日西翻訳通訳研究塾では、スペイン語の翻訳・通訳学習はもちろん、通訳案内士試験対策など実践的なスペイン語能力アップ、「スペイン」を識るための教養講座など、様々なクラスが展開されています。私も末席を汚す塾生のひとりですが、2013~2014年には、スペインの音楽講座を担当、講師を務めさせていただきました。
第5回 教養講座 "Las Músicas de España"
教養講座『スペインの音楽~Músicas de España』
「音楽講座エピローグ」

その日西翻訳通訳研究塾から、完全無料の月刊メール・マガジン「塾maga」が発行されています。スペイン語学習に関する情報のほか、スペイン語関連の出版物紹介、読み物、スペイン&ラテンアメリカの映画、舞台、コンサート等のご案内etc。スペイン語学習者のみならず、「スペイン好き」には興味深い記事が満載です。発行は毎月最終日。一度お申込みされれば、自動的に配信されます。ちなみに、よくある売り込み・勧誘のメール・マガジンではありません。「読者のあなた、入塾はいかがですか?」なんてメールは一切届きませんので、ご安心を。

詳しい情報、お申込み方法などは、こちらをご覧ください。 「塾maga」

Fundado en 1995、とあります↓ ↓  塾は今年、設立20周年を迎えました。
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by Megumi_Tani | 2015-02-07 23:12 | ビバ!エスパーニャ! | Comments(0)

「スペインの民主化を振り返る」第5回講義   

日西翻訳通訳研究塾にて開講中の文化教養講座『スペインの民主化を振り返る』の第五回講義に出席した。月曜日の夜、午後7時からの講義というのはなかなか大変なスケジュールだが、毎回熱心な受講生さんが駆けつける。スペインへの深い興味と学ぶ喜び。『あなたのことをもっと知りたい』皆さん、そんな気持ちなのだろうな、と思う。

1970年代に入り、スペインにも、時代の大転換の波が、秘かに、しかし確実に、押し寄せていた。ピカソが亡くなった1973年、用心深い性格であったというフランコが熟慮に熟慮を重ねて首相に指名したカレロ・ブランコが、就任後、わずか六カ月で暗殺される。隣国ポルトガルではカーネーション革命が勃発。病に侵されたフランコは入退院を繰り返し、入院中は、後継者に指名されていたホァン・カルロス皇太子が臨時国家元首を務めた。どこまでも従順に任務に当たりながら、彼は、フランコ後のスペインに向けた準備を粛々と進めていた。。。このあたりの人間ドラマが、私にはとても興味深い。

人間不信で、何事にも極めて慎重、用心深く、いわゆる「石橋を叩く」タイプであったというフランコ。人間の性格は、持って生まれた素質に加えて、幼少期からの様々な経験によって形成されるものだ。己を強烈に守らずにはいられない何かが、彼の人間性の根底に埋め込まれていたのかもしれない。歴史に「もしも」は存在しないが、もしもフランコが才気あふれる鷹揚な人物であったなら、内戦後のスペインは、まったく違った様相を呈していたのかもしれない。そうなれば、ファン・カルロスの存在の意味も変わってくる。カザルスも愛するカタルーニャに戻っていたかもしれない。。。

それにしても昨今は、心が重くなるニュースが多い。「もしも」カザルスが生きていたら、力強く、平和への祈りを奏でてくれるだろうか。

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by Megumi_Tani | 2015-01-29 00:54 | ビバ!エスパーニャ! | Comments(0)

¡Feliz Navidad!2014   

花屋さんには真っ赤なポンセチア、街はクリスマス・イルミネーションが溢れる季節になりました。今年はノーベル賞効果もあって、「ブルーライト」が人気とか。
『東京・中目黒に「青の洞窟」が出現!』

昔、住んでいたビルの1階に花屋さんがありました。25日深夜まではリース、ポインセチ、シクラメン等々、クリスマスの花が店先を飾り、一晩寝て26日の朝になると、あら不思議!今度はミニ門松やお正月用の花が所狭しと並んでいます。その見事なお仕事ぶりに、毎年、感心したものでした。

御子様をお迎えする喜び、マリア様への思慕…。皆様よくご存知のように、クリスマスは、イエス・キリストの降誕をお祝いするお祭りです。しかし、そんな敬虔な感動はどこへやら。。。
日本人は、何事も、精神をちょっと横に置いて、「イベント化」するのが上手??ですね。
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2014年ものこすところわずか。皆様、心和むクリスマスをお過ごしください。
カタルーニャのクリスマスの歌『聖母の御子』


これもクリスマスの曲です。『太鼓を叩く少年』


こんなノリノリの曲もあります。
Los Chunguitos - pero mira como beben los peces en el rio


静寂のクリスマスをじっくり味わいたい方は、こちらをどうぞ。
La Mare de Déu - (Anónimo Catalunya / Jordi Savall)

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by Megumi_Tani | 2014-12-21 20:41 | ビバ!エスパーニャ! | Comments(0)

聖家族教会~Sagrada Familia   

Googleが、聖家族教会のStreet viewを公開しました。ご聖堂内部をご体感ください。
『Sagrada Familia』

こちらは、まず空から眺めます。 (左上、白文字クリック⇒フル画面)
『神の建築家・ガウディ』

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by Megumi_Tani | 2014-12-14 11:03 | ビバ!エスパーニャ! | Comments(0)

教養講座『スペインの民主化を振り返る』   

日西翻訳通訳研究塾で開講されている教養講座『スペインの民主化を振り返る』の第3回講義に出席しました。9月から講座は始まっていましたが、リサイタル前後はまったく身動きが取れず、第3回目の昨日、やっと出席が叶いました。ご講義くださるのは、塾頭・碇順治先生。多数のご著書を出されている、この分野のエキスパートです。

2014年は、スペインが歩んできた民主化の道のりにおける大きな節目の年でした。3月に民主化の立役者、アドルフォ・スアレスが死去、そして6月には、ホアン・カルロス一世が突然、退位を発表しました。在位39年目という中途半端な区切りが、なぜ今?の疑問を誘い、サプライズ度をさらにアップしていました。『abdicación~退位 』

スペインを「王国」とし、ホアン・カルロス一世を自らの後継者「国王」に決めたのは、「国家元首」のフランコでした。結果的に、この決定があったおかげで、フランコの死後、スペインは稀有なる民主化の道を歩むことが出来たのです。しかしこれは、よく考えてみると、解らないことだらけです。なぜフランコは、そのような決定をしたのでしょう?そもそもフランコとは何者だったのでしょう?その支配の時代に至る過程と終焉、続くフアン・カルロス一世、スアレス率いるドラマチックかつスリリングな民主化の時代、そして現在…。歴史を遡り、民主化の過程を詳細にたどり、「不思議な国」スペインを理解しよう!そんな講座です。

堅苦しい講座ではありません。塾頭先生がユーモアたっぷりに語ってくださいます。途中からの受講、在宅での受講も可能です。ご興味がおありの方、ぜひお問い合わせください。
教養講座『スペインの民主化を振り返る』

ホアン・カルロス一世を後継者に指名


節目の年といえば、今年2月には、パコ・デ・ルシアも風のように消えてしまいました。
『魂の絵を描く~パコ・デ・ルシア』
そして今日は、高倉健さんの訃報が…。合掌。
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by Megumi_Tani | 2014-11-19 00:55 | ビバ!エスパーニャ! | Comments(0)

『美』 Barcelona   

素晴らしい動画を見つけました。名付けて 『美』 Barcelona
クリックして、どうぞお楽しみください。
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第23回谷めぐみリサイタル《スペイン浪漫》
2014年10月4日(土)午後2時@Hakuju Hall
ご来聴をお待ちしています。 詳しい情報は、上をクリック060.gif
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by Megumi_Tani | 2014-09-07 21:14 | ビバ!エスパーニャ! | Comments(0)

誇り高き舞い~クリスティーナ・オヨス   

一昨日ご紹介したバルセロナオリンピックの開会式から、お宝の映像を見つけました。オリンピックスタジアムで舞うクリスティーナ・オヨス。美しい…。
(画面左上の白文字をクリックするとフル画面になります)

バルセロナオリンピック開会式~クリスティーナ・オヨス


彼女は、長く、アントニオ・ガデスの相手役を務めました。
名コンビによる歴史的名作ファリャ『恋は魔術師』より「悩ましき愛の歌」


若い二人のこんな映像もあります。


1982年の映画『カルメン』には、二人とともに、パコ・デ・ルシアが出演していました。
夢の、そして今や幻のスリーショット!


こちらは、有名な「タバコ工場」の場面。ヒロイン役のラウラ・デル・ソルは、この映画に抜擢されて話題になりました。が、クリスティーナとの格の違いは一目瞭然!


凛々しきスペイン、愛と哀のスペイン、魂の芸術…¡Viva España!

ご来聴をお待ちしています。 詳しい情報は、下をクリック060.gif
第23回谷めぐみリサイタル《スペイン浪漫》
2014年10月4日(土)午後2時@Hakuju Hall
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by Megumi_Tani | 2014-07-28 22:43 | ビバ!エスパーニャ! | Comments(0)

夏のクリスマス   

バルセロナの友人からドーンと大きな郵便物が届いた。何…?クリスマスでもないのに…。

封を開けると、スペインの新聞と雑誌が出て来た。すべて表紙を飾るのはロイヤル・ファミリーだ。
6月20日、新国王即位式翌日の分厚い『EL PAÍS』、「新しい時代」とタイトルを掲げた『LA VANGUARDIA』、新国王一家を紹介する『pronto』には、前国王ホアン・カルロス1世の歩みをまとめた「別冊」が付いている。現地ナマ紙面。これは嬉しい。今の時代、インターネットで様々な情報に触れることができるが、根がアナログ人間の私は、やはり大事なものは「紙」でじっくり読みたいと思う。まして、こんな歴史的な日の新聞は「お宝」だ。
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それにしても不思議だ。いつも突然、彼女から何かが届く。それが実に的を得ているのだ。普段は、ほとんど音信不通で、お互いの詳細など知る由もないのに。そして、彼女の「突然」は、いつも私に大いなるパワーを届けてくれる。
『スペインの扇子』 『絆2011』 『人生の芸術家』  

「今、外では、夏のクリスマス~San Juanの爆竹がけたたましく鳴っています」とメッセージが添えられている。ありがとう!!一緒に入っていたモンセラート修道院のエプロンは、あまりに可愛くて、台所で汚れるのはもったいないけれど、、、さっそく使わせていただきます。
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by Megumi_Tani | 2014-07-02 01:10 | ビバ!エスパーニャ! | Comments(0)

abdicación~退位   

6月2日、日本時間の6月3日、通常めったにお目にかかることのないスペイン語が世界を駆け巡った。「abdicación」スペインのホアン・カルロス国王が、突然、退位を表明、息子であるフェリペ皇 太子に王位を譲ることを発表したのだ。

●国王による退位の演説  


私がスペインと出会った頃、ホアン・カルロス国王は、絶大な人気を誇っていた。フランコの後継指名を受けて、1975年、国王に即位。1981年2月23日に起きたクーデター未遂事件での演説は、現代スペインの「伝説」として、広く語られていた。さっそうとした立ち姿も格好よく、そばに控える聡明なソフィア王妃もどこか親しみやすい。私は、いささかミーハー的気分で国王夫妻のファンだった。

●1975年10月22日「即位式」 



●1981年2月23日「クーデターでの演説」   


帰国後、とある書物を読んで、ホアン・カルロスという人物に別の意味で興味を抱いた。
彼はわずか10歳で、自由主義者である父君ドン・ホアンから独裁者フランコにその身を預けられ、その後、約二十年もの年月、フランコのの下で帝王教育を受けた。かの書物によると、この時代の彼は、内気、寡黙で、何事にも反応が鈍く、自らの意思を示さず、どうにもパッとしない青年であったらしい。「ホアン・カルロスは頭がノンビリしている。フランコが後継者に指名したけれど、本当に大丈夫か?」などという噂が、国民の間でまことしやかに囁かれていたという。

ところが、フランコが亡くなり、いざ国王に即位すると、彼は瞬時に、鮮やかに、変身した。大いなる知性と人間力を発揮し、薄氷を踏むようなスペインの民主化を、スリリングに、しかし堂々と、まさに一大スペクタクルのごとく強力に推し進めた。

能ある鷹は爪を隠す、というが、爪を隠すどころか、爪があることさえ周囲に忘れさせてしまっていたのだ。その意味では、皮肉なことだが、フランコは究極の帝王学を彼に施したのかもしれない。
心の奥底に固い決意を秘め、誰にも気取られることなく、黙して「その時」に備える。そして、いざ「その時」がきたら、真の己を現し、力強く、真っ直ぐに、時にはしたたかに、あらゆる知恵を駆使して突き進む。この、とんでもない精神の強靭さと平衡感覚は、ホアン・カルロスならではのものなのか?あるいは、人間誰の心にも潜む力なのか?

●昔の7ペセタの切手
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近年は、体があっちこっち悪くなり、スキャンダル諸々もあり、支持率が著しく低下していた。
そして、突然の退位表明~abdicaciónである。やはり、寂しい。。。
今年3月には、ともに民主化を進めたスアレス元首相が亡くなっている。時の流れか。。。

「スペイン国王として、39年間の歩み」  


6月20日、新しい国王に息子のフェリーぺ6世が即位した。国民の支持率も高い。
スペインに幸あれ!!
さて、ホアン・カルロスは、どんなご隠居様になるのだろう?
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それにしてもYoutube…。即位式からクーデターの演説まで見られるなんて、びっくりです。


第23回リサイタル《スペイン浪漫》
2014年10月4日(土)午後2時@Hakuju Hall
ご来聴をお待ちしています。 詳しい情報はクリック↑↑060.gif
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by Megumi_Tani | 2014-06-21 23:56 | ビバ!エスパーニャ! | Comments(0)