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カテゴリ:本の窓( 29 )   

『6か国語音楽用語辞典』   

あらゆる事柄をネットで簡単に調べられる時代です。その価値を十二分に認め、日々、その手軽さ、便利さの恩恵に与りつつ、やはり根がアナログ人間の私は、「紙の本」が手放せません。スペイン語の辞書も、いまだに紙をペラペラめくっていますから。。。

その、紙で、音楽之友社から新しい音楽用語辞典が出版されました。
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楽譜に登場する様々な音楽用語。それが何語か分からなくても、とにかくアルファベットで引けば、何語なのか、どう発音するのか、何を意味するのか、、、、が分かる辞書です。スペイン語の音楽用語については、私が編集協力させていただきました。

6つの言語の特徴が簡潔にまとめられ、巻末にある音楽用語の言語に関する読み物は、なかなか興味深い内容です。音楽之友社のサイトで一部を「立ち読み」することが出来ます。紙の辞書をネットで立ち読み。これも時代の為せる業ですね。
『6か国語音楽用語辞典』

by Megumi_Tani | 2015-04-22 00:11 | 本の窓 | Comments(0)

『パブロ・カザルス-奇跡の旋律』   

カザルスに関する本をご紹介します。
ジャン=ジャック・ブデュ著『パブロ・カザルス-奇跡の旋律』

偉大な音楽家カザルス、カタルーニャへの愛を貫いた信念の人カザルス、のみならず、国際的な影響力をもつ活動家としてのカザルス、迷い苦悩するひとりの人間としてのカザルス…。豊富な資料と細部に亘る調査・検証、貴重な写真の数々で、巨人カザルスの真の姿に迫ります。
監修は、以前このブログでもご紹介した『カザルスと国際政治』 の著者、細田晴子氏。序文にもズシリと重みがあります。カザルスに関する著書は星の数ほど?ありますが、見ても読んでも非常に興味深い、お奨めの一冊です。

カザルス、人気ですね♪
カザルス『鳥の歌』
『カタルーニャから世界へ』

カザルスが愛したカタルーニャ。その魅力を味わう会が近づきました。
3月1日(日)午後5時~@カタルーニャ厨房カサマイヤ(小田急・玉川学園前駅)
とても珍しい企画です。ご都合のつかれる方、ぜひお出かけください。
『カタルーニャの食と音楽を味わう会』


by Megumi_Tani | 2015-02-18 12:21 | 本の窓 | Comments(0)

『望郷』   

「マッサン」ブームで、書店には関連本があふれている。内容が濃く読みごたえのあるものから、あらまぁ…と、ちょっぴり呆れてしまうものまで多種多様。その出版のされ方そのものが興味深い。

そんななか、偶然、森瑤子著『望郷』という作品を見つけた。初版は1988年。今のブームのはるか前に、竹鶴正孝とリタの物語が書かれていたとは知らなかった。森瑤子自身もご主人が英国人だったから、国際結婚というテーマは、心惹かれるものだったのかもしれない。全体のテイストは、やはり、あの一時代流行した森瑤子の世界。スコットランド時代、正孝と出会う前のリタの人生、彼女と家族の関係等々、朝ドラになかった部分も描かれている。
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物語の終盤、余市に住む正孝とリタのところに、養子として威がやってくる。
『ニッカ・竹鶴政孝系図』
頭脳明晰、穏やかで心優しい青年の威は、ニッカの後継者として正孝を助け、戦時下、厳しい環境のなかで苦労するリタにそっと寄り添う。威の優しさに触れたリタが思わず号泣する場面は、胸にしみる。

ちょうどその辺りを読んでいた時、竹鶴威氏が亡くなられた。
『「マッサン」モデルの養子 竹鶴威氏死去』

余市のご縁で、威氏は、私のリサイタルを聴きに来てくださったことがある。とても美しくエレガントな奥様もご一緒だった。その後、パーティーでお目にかかると、「いやいや、貴女の声には驚いたよ。一体どこからあんな声がでるのかね?」と、目をクリクリさせて親しくお話くださった。とてもダンディで素敵なおじいちゃまだった。

年明けから、朝ドラの舞台は余市に移る。ほどなく、養子の男の子が登場するだろう。正孝氏からニッカを引き継ぎ、そのニッカが全国の注目を集め、いよいよそのドラマに威氏をモデルにした人物が登場する、まさにその直前に、威氏ご本人は静かに天に還られた。この世のめぐり会い、人の命は不思議だと思う。
《『ニッカウヰスキーと私』竹鶴威の回想録》

テレビに映る男の子をみて、「これ、私だよ」と、ちょっぴり照れる威氏のお声が聞こえるような気がする。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
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by Megumi_Tani | 2014-12-28 00:07 | 本の窓 | Comments(0)

『バルセロナのガウディ建築案内』   

先月出版されたばかりの写真集をご紹介します。
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貴重な写真の数々が美しい!ページをめくり、眺めているだけでも素敵です。さらに、読み物も充実。世界遺産・聖家族教会をはじめ、ガウディが手がけた数々の作品が、当時の社会情勢、彼を取り巻く人間関係、関連するエピソード等々とともに、詳しく紹介されています。

聖家族教会建築に自らの命を捧げ、最後は市電に轢かれて亡くなった…。ガウディといえば、そんな「聖なる人」のイメージが定着しています。しかし、当然のことながら、ガウディにも若き修業時代がありました。この本には、世に出ようと必死にもがく青年ガウディ、時代の寵児としての顔、恋するガウディ、苦悩と葛藤に悶々とする日々etc、生身の「人間ガウディ」が深く息づいています。

ガウディの作品を訪ねながら、バルセロナを、ちょっと足を延ばしてカタルーニャの町やレオンを、散歩している気分!お奨めです。
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by Megumi_Tani | 2014-12-13 22:47 | 本の窓 | Comments(0)

スペイン語の日本の本 (2)   

吉川英治著「新平家物語」のスペイン語版『El Cantar de Heike』が出版になった。
出版元は、悟出版~Satori Edición。日本の作品のみを手がけるスペインの貴重な出版社だ。
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この長大な物語を翻訳したのは、日西翻訳通訳研究塾でお友達になった佐藤るみさん。
るみさんのご紹介 ↓↓
『スペイン語の日本の本』   スペイン語版『原発禍を生きる』

どういうわけか、初めてお会いした時から親しい気がして、話に花が咲いた。マドリード在住のるみさん。彼女にとってスペインはもう「外国」ではないけれど、それでも、母国ではない国で意志を貫いて生きる、その苦労と涙と、とびきりの喜び!に、私の心はいたく共鳴する。

こちらも、るみさんの翻訳です。
よしもとばなな『人生の旅をゆく~Un viaje llamado vida』

音楽好き、なかでもピアノ!が大好きな、るみさん。
翻訳のお仕事の合間に、素敵な音色で楽しんでくださいね060.gif
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by Megumi_Tani | 2014-11-05 14:01 | 本の窓 | Comments(0)

『アンのゆりかご』   

NHK朝ドラ『花子とアン』が人気だ。カナダがスペインに変わってしまったとはいえ、子ども時代の私に、異国への憧れを鮮明に焼き付けた、村岡花子訳 『赤毛のアン』

思えば、アンにはあれほど夢中になったのに、翻訳者、村岡花子のことは何も知らない。そこで、朝ドラの原作『アンのゆりかご』を読むことにした。読み終えると、今度は、腹心の友であったという柳原白蓮についても知りたくなった。ここへ来て、またアン絡みにはまっているなぁ…私。
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村岡花子の一生は熱い。赤毛のアンが醸し出す、ある種牧歌的なイメージとはかけ離れている。英語で生涯を貫くこと、愛する人を想うこと。信じて決めたら、一途に、真っ直ぐに突き進む。白蓮事件に名を残す柳原白蓮は、その真っ直ぐさに高貴な血と華やかさが加わり、より人生がドラマチックになる。そう、何事も真っ直ぐに突き進むには、途方もない情熱が要るのだ。そして、その情熱が、時に世間や常識の枠からはみ出してしまうことも二人は伝えてくれる。

どちらの本にも、たくさんの恋文が登場する。ほんの少しの日常の出来事、そして、こちらが本題、相手へのほとばしる想いを、毎日、毎日、書き綴る。世を忍ぶ仲であれば宛先にも様々な細工を凝らし、手紙が無事届いたかどうかと気を揉み、返事が来なければ恋しい人が病気ではないか、はたまた、心変わりしたのではないか、と、案じ…。ものすごいエネルギーだ。想いがあるから書くのだけれど、書くことで益々想いが熟していく。一枚の紙に向かい、ただひたすらに相手を想い、一文字ずつ埋めてゆく。なにも混じるもののない、純粋な時間。

そういえば昔、由紀さおりが歌う『恋文』という曲があった。途中は忘れたが、最後のフレーズで「お慕い申し候」と歌う。私は、この「お慕い申し候」が好きだった。子ども心にも、えもいわれぬたおやかさが感じられ、日本語って美しいなぁ…と思った。

折しも、川端康成の恋文が発見され、話題になっている。『川端康成の若き日の恋文発見』

恋文は、手紙の中でも極秘中の極秘のものだ。相手以外の誰かが読むことなど想定していない。こうして後世の私達が読ませていただくことは、なんとも申し訳ない気がするけれど…。

浪漫の熱い心、恋文。
それでは、皆様、ごきげんよう。

第23回リサイタル《スペイン浪漫》
2014年10月4日(土)午後2時@Hakuju Hall
ご来聴をお待ちしています。 詳しい情報はクリック↑↑060.gif

by Megumi_Tani | 2014-07-11 00:47 | 本の窓 | Comments(0)

新刊『オペラは手ごわい』   

今年のお正月、NHK教育テレビ『らららクラシック』で、プッチーニのオペラ「トゥーランドット」が取り上げられていた。このオペラには、リューという女奴隷が登場する。原作にはなかった役だそうな。オペラ化にあたり、プッチーニが、わざわざこの哀れな女奴隷の役を創作したのだ。では、なぜプッチーニは、そこまでしてリューを登場させたのか?その辺の事情を、オペラ研究家、岸純信先生が極めて分かりやすく解説してくれた。なるほど。プッチーニって、恋多き男だったのね。。。
それにしても、リューとは、懐かしい!昔々の鮮烈な記憶が蘇った。

大学を卒業して間もない頃、まだスペイン歌曲に出会う前の話だ。私はとある演奏会でリューのアリアを歌うことになった。いや、正確には、何かアリアを歌わなければならない会だったので、自分でこのアリアを選んだのだ。エキゾチックな音と切々たる哀感、そして鋭く突き刺さるような最後の二音が好きだった。聴き映えしないとか、短い、とか、地味だとか、周りには色々言われたが、自分と自分が歌う歌との違和感にずっと苦しんでいた私は、もう何かの理由付けで選曲するのが嫌だった。自分が「歌おう」と思う歌を歌いたかったのだ。

「リュー」の練習を始めた頃、レコード店で輸入盤セールがあり、偶然、一枚のマリア・カラスのLPを見つけた。『椿姫』なら「あぁ、そはかの人か…花から花へ」ではなく「さようなら、過ぎ去りし日よ」という具合に、いろいろなオペラの一番目ではなく、二番目、三番目?に有名なアリアばかりを集めた、一風変わったレコードで、そのなかに「リュー」が収められていた。学生時代にアリア集を聴いて、独特の声に居心地の悪さを感じて以来、マリア・カラスは苦手だった。でも、まぁ「リュー」が入っているから聴いてみようか。そんな軽い気持ちでLPを買って帰った。

その夜、ステレオに針を落とし、部屋いっぱいに「リュー」が鳴り響いたときの衝撃…。ハンマーで頭を殴られたようだった。ひれ伏したいような気さえした。声がどうしたとか、好きだとか嫌いだとか、そんな言葉に出来るありとあらゆる理由を超えて、わずか2分半のアリアが、私の中の何かを引っくり返した。 「マリア・カラスは凄い!」



テレビでリューを語ってくれたオペラ研究家、岸純信先生の新刊が出た。
冒頭、マリア・カラスとレナータ・スコットの手に汗握るエピソードが紹介されている。

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「椿姫」「ノルマ」「ルチア」「カルメン」「ペレアスとメリザンド」そして、幻の「ラ・エスメラルダ」etc。数々の傑作オペラが、どのように生まれ、どのように存在し、どのように消えていったか。社会的背景、歴史的意味、ストーリー、音楽内容、作曲家の人となり、各々の作品にまつわる奇々怪々な人間ドラマ、悲喜こもごものエピソード…。熱く真摯な筆にぐんぐん惹きこまれ、心はいつのまにかオペラの迷宮へ…。ただのガイド本ではない。「オペラのすべて」への著者の愛が感じられる、まさに、情熱のオペラ文化論だ。

隠れたテーマとされている「19世紀のパリが世界中から音楽家を呼び寄せた理由」も、興味深い。スペインの偉大な音楽家達、アルベニスもグラナドスもファリャもトゥリーナも皆、「パリ無し」では存在しなかった。19世紀のパリとは?奇しくもこの八ヵ月、「スペインの音楽講座」を担当するなかで、私の心に強く留まったテーマだった。

あの時マリア・カラスのLPに出会ったのも偶然だった。今回テレビで「リュー秘話」を聞いたのも偶然だった。不思議。リューは時々、影のように、ふっと私のそばに現れ、何かシグナルを送ってくれる。

by Megumi_Tani | 2014-05-01 00:16 | 本の窓 | Comments(2)

『赤毛のアン』   

NHKの朝ドラ『花子とアン』が始まった。モンゴメリ原作『グリーン・ゲイブルスのアン』を日本に紹介した翻訳家、村岡花子の物語だ。

子どもの頃から大の読書好きだった私は、ご多分にもれず、村岡花子訳『赤毛のアン』に夢中になった。偏屈だけれど優しいマシュー、厳格なマリラ、親友のダイアナ、のちに夫になるギルバート…。どの人にも会ったことはないのに(当然!)まるで映画でも見たように、登場人物ひとりひとりの顔立ち、立ち居振る舞い、話し声、笑い声、いやそれだけではない、丘の上に立つグリーンゲイブルス~緑の切妻屋根の家も、マリラがピカピカに磨き上げた台所も、アンとダイアナの楽しいお喋り時間も、何もかもが私の心の中で明確に映像化されていた。私にとって、彼らはとても親しい「お隣さん」だった。そして、いつか英語をペラペラ話せるようになって、カナダのプリンス・エドワード島というところへ行ってみたい、と、秘かに夢をふくらませていた。人生は不思議だ。ある日突然、その英語がスペイン語に、プリンス・エドワード島がバルセロナに化けてしまうのだから…。

さて12日土曜日放送分で、花子がスコット先生に英語で謝るシーンがあった。ドア越しに苦手の英語で必死に謝罪の言葉を繰り返す花子。先生は姿を見せない。もうダメかと諦めかけたところでドアが開き、スコット先生が出て来る。「あなたを許します」と花子に言い、その後で「Thank you」と、にっこり微笑むのだ。花子の一生懸命の英語に「ありがとう」だ。スコット先生のそのひと言で、花子は英語が大好きになる。

よく似た経験がある。昔、ろくにスペイン語が出来ないまま渡西した私は、バルセロナで必死に勉強した。「毎日3時間、英語でスペイン語を学ぶ」というカリキュラム。いくら語学好きの私でも、これはかなりハードだった。ガルシア・モランテ先生とも最初は英語で話していた。しかしレッスンが始まるまでに、何とかスペイン語をものにしたかった。(そりゃそうだ、スペイン語の歌を勉強するためにはるばるやって来たのだから…)悪戦苦闘の一ヶ月が過ぎ、ある日、初めて先生に電話をかけることになった。街で買い物をしたり、日々の用事を済ませたりはできるようになっていたが、電話は手ごわい。身振りも手振りもアイコンタクトもないから、分からないとなったら、もうどうしようもない。私は先生に伝える内容をスペイン語で書き出し、何度も何度も言う練習をした。いよいよ本番?電話の主が私だと分かると、先生が英語で話し出した。すかさずストップをかけ、「Hoy voy a hablar en castellano(今日はスペイン語で話します)」と宣言した。受話器の向こうは…シ~ン。沈黙。一瞬不安がよぎる。しかしここで止めるわけにはいかない。私はそらんじていたスペイン語を一気にまくしたてた。すべて言い終わった。が、受話器の向こうは…シ~ン。返事がない。あぁダメだ。通じなかったのだ…。おそるおそる聞いてみた。「あの、あの、私の言ったこと、分かりましたか?」一瞬の沈黙。そして、受話器の向こうから先生の朗らかな声が聞こえてきた「Perfecto!メグミのスペイン語にありがとう!」

私のスペイン語がパーフェクトだったわけがない。でも、先生のひと言で、私は怖かった?スペイン語が大好きになった。毎日3時間の授業もなんのその。少しでも早く、少しでも多くの人と、多くのことについて、スペイン語で意思の疎通がしたかった。心が動けば物事は動く。あれよあれよという間に、まるで魔法のように、私のスペイン語は上達してくれた。先生の「Gracias」に、ありがとう、だった。スコット先生の「Thank you」も、きっと花子の一生の宝になるにちがいない。

ドラマによく出てくる方言「こぴっと」は、響きがスペイン語の「pico」を思わせる。ピコはちょっぴり、の意味だが、こぴっと、は、しっかり、の意味だそうな。驚いたときの「てっ!」は「ケッ!」を連想させる。「Qué!」⇒「なんてこった!」

それにしても、ドラマが始まって二週間。自分のピコならぬ反応に「てっ!!!!」
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by Megumi_Tani | 2014-04-13 02:36 | 本の窓 | Comments(0)

『カザルスと国際政治』   

先日の音楽講座に関連して、細田晴子著『カザルスと国際政治』をご紹介したい。
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国際政治学者である著者が、残された膨大な資料をもとに、詳細にカザルスの生涯をたどっている。カザルスといえば、平和主義、反フランコ、と、すぐに心に浮かぶ。では、彼はいかなる経緯を経てその主張にたどり着いたのか?96年という長い生涯のなかで彼の思いは変化したのか?あるいは、しなかったのか?文化国際主義とは?カザルスが信じた音楽の力とは?etc。
激しく揺れ動く国際情勢、複雑に絡み合う主義主張、人間関係…。客観的な資料の検証から、人間カザルスの姿が浮かび上がる。 ユニークな切り口!カザルスファンの方、お薦めです。

思わずタメ息が出たのは、「クラシックは売れないから」との理由で、マエストロ・カザルスでさえレコード発売を断られていること。昔から、みんな苦労していたんだなぁ。。。

カザルスご本人の語りをまとめた 『カザルスとの対話』 こちらも興味深いエピソード満載です。

カザルスはピアノも上手かった!
ヴィクトリア・デ・ロス・アンへレスの歌、カザルス伴奏によるブラームス歌曲です。

by Megumi_Tani | 2014-02-20 12:49 | 本の窓 | Comments(0)

スペイン語版『原発禍を生きる』   

東日本大震災のあとも福島に住み、命懸けで情報の発信を続けていらっしゃるスペイン思想研究の大家、佐々木孝先生。以前ご紹介したブログです。佐々木孝著『原発禍を生きる』

このたび、先生のご著書『原発禍を生きる』のスペイン語版 『Fukushima - Vivir el desastre』が、スペインで出版されることになりました。出版元は、日本の作品を専門に手掛けている出版社satoriです。 『スペイン語の日本の本』

横文字の外国語での初めての翻訳、それがスペイン語で実現した!この快挙のために、翻訳家・佐藤るみさんが奔走されました。彼女の熱意なくして、スペイン語版がこれほど早く世に出ることはありませんでした。

9月26日、マドリ―にて、『Fukushima - Vivir el desastre』出版発表会が開かれます。
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会場:Librería “La Central de Callao”

そして、イベントの前後、来場者の交流の間、私のCD『Plegaria~祈り』がBGMとして会場に流されることになりました。お話をいただいた時には驚きました。大震災に寄せた思いがスペインの地でひとつ成就するようで、なにか、えもいわれぬ感慨を覚えます。

「まだ何も終わっていない」 この思いを胸に、出版発表会のご盛会を心から祈ります。

by Megumi_Tani | 2013-09-21 00:46 | 本の窓 | Comments(0)