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カテゴリ:エトセトラ( 141 )   

『天地悠々』兜太・俳句の一本道   

金子兜太さん。このお名前を久しぶりに聞いた。私は昔からラジオ党だ(今は、ラジコなる便利なものも出来た)。スペインから帰って間もない頃、何かの番組に兜太さんがレギュラー出演されていた。俳句の番組ではなかったと思う。その時々の話題についてアナウンサー氏と自由にお喋りされるのだが、その悠然たる話しぶり、時に鋭く時に軽妙に本質をズバリとつく語り口に惹かれ、毎週楽しみに聞いていた。番組終了時、とても寂しい気がしたことを覚えている。

兜太さんは昨年2月、98歳で天に還られた。2012年から急逝される直前まで、兜太さんを取材、撮影したドキュメンタリー映画『天地悠々』が公開される。監督・脚本は、NHKディレクター、プロデューサーとしてあの伝説の『シルクロード』をはじめ数々の名番組を制作された河邑厚徳氏。語りは山根基世さん。

上映日:3/22(金)  4/17(水)  5/29(水) 13:30~16:30
映画終了後には兜太さん縁の方々のお話も聞ける、貴重な機会です。
チケットは【ぴあ】にて発売中!
詳細は、HPをご覧ください。 天地悠々 兜太・俳句の一本道

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第27回谷めぐみスペイン歌曲リサイタル『スペイン浪漫Ⅳ』
2019年5月19日(日)午後2時開演
会場:Hakuju Hall
チケット好評発売中!
プログラム、曲目紹介、チケットご購入等々、
詳細は、HPをご覧ください⇒『スペイン浪漫Ⅳ
ご来聴をお待ちしています♪


by Megumi_Tani | 2019-03-18 11:14 | エトセトラ | Comments(0)

追悼と想い出と   

2019年も鏡開きが過ぎ、昨日は成人の日。私は京都で二十歳を迎えたが、成人の日はいつも通り大学の練習室で練習していた。成人式に参加する、なんて発想はこれっぽっちも浮かばなかった記憶がある。いまや伝説となった古い古い大学の校舎。平安神宮のま隣という稀有な立地だった。大学時代の私は、深く暗い闇を秘めたHugo Wolf の歌曲が好きだった。よもや数年後、太陽の国?スペインへ渡ることになろうとは!

その成人の日の昨日、梅原猛先生の訃報を知った。
私の学生時代、京都市立芸大の学長は梅原猛先生だった。当時すでに著名な哲学者、文学者、歴史学者であり、我々学生にとっては、日常ご縁のない遠い存在だった。ところが、ある年の学園祭、最終日のダンス・パーティーに梅原学長先生がやって来た。会場の隅の椅子に座り、当時流行っていたディスコ調?の曲にのって踊る学生達を興味深そうに眺めている。そのうち、誰かが「先生も踊りましょう!」みたいな感じで梅原先生の手を取った。すると先生はニッコリ!さっと立ち上がり、一緒に体を動かし始めた。学生達からはやんややんやの大歓声!そのいかにも不慣れな動き、お世辞にも上手とは言えない?ダンスを一生懸命踊る姿が何とも可愛らしい。何かの曲でペアを組んで踊る場面、私はたまたま梅原先生のお隣にいて、ずっとご一緒させていただいた。卒業してこの長い年月、輝かしいご業績のニュースに触れるたび、いつもあの夜の先生の柔和な笑顔が蘇ったものだ。
哲学者の梅原猛さん死去

哲学者といえば……昨年暮れ、佐々木孝先生が逝去された。
スペイン思想学の大家として、清泉女子大、東京純心女子大などの教授を歴任。退職された後、故郷・福島へ戻られ、ご自身のブログ等々を通じて骨太の発信を続けられていた。以前このブログでもご紹介した『スペイン文化入門』は、貴重な書だ。スペインという摩訶不思議な国の核心について、深く、鋭く論じられ、我々、哲学や思想学とは無縁の素人にも大いなる理解を与えてくれる。私自身、このご本を読んで、京都での大学時代にWolf大好きだった私が何故スペインに魅かれたのか、その理由を自覚することが出来た。12月20日の訃報をスペインの有力紙「El país」がいち早く伝えたことからも、先生の存在の大きさが分かる。
Fallece el traductor japonés de Unamuno que se negó a evacuar Fukushima
こちらでは、朝日新聞に掲載された追悼記事をご子息が紹介されている。
モノディアロゴス

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そして昨年暮れにはもうひとり……バルセロナの師の奥様が天に還られた。
これまでに様々な場面で触れている通り、私のバルセロナ時代が幸せに過ぎたのは、人との出会いに恵まれたおかげだ。特に師とそのご家族、そして親友Mikikoさんは生涯の恩人だ。師の奥様は声楽家、ギリシャ彫刻のような美貌の持ち主だった。師を愛し、師のピアノを愛し、家族を愛し、沢山のお弟子さんを育て…。師と私が百人会議の間で演奏することになった際、亡くなられたお母上から引き継がれたという大切なレースのボレロを着せてくださったことは忘れられない。天上の雲に乗り、今もきっとあの美しい姿で朗々と歌っているに違いない。Gracias! Myriam! どうぞ安らかに。




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by Megumi_Tani | 2019-01-15 22:48 | エトセトラ | Comments(0)

2019年迎春   


平成から次の時代へ
新しい年が明るく穏やかでありますように

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by Megumi_Tani | 2019-01-05 22:12 | エトセトラ | Comments(0)

お薬のこと   

ボーっと生きてんじゃねーよ!」と叱られそうな8月だった。猛暑、酷暑は言うまでもなく、諸般の事情でPCにも向かえず、ブログも8月10日以来、更新無し。「無事ですか?」とさりげなく安否確認をしてくださる方まで現れた。ご心配おかけしてスミマセンm(__)m

ところで、冒頭の「ボーっと生きてんじゃねーよ!」で、ピーンと来る方が結構いらっしゃるのだろうか?5歳の女の子チコちゃんがこのキメ台詞を絶叫する番組NHK『チコちゃんに叱られる』が大人気らしい。以前たまたま視た際には、正直、ちょっと奇異な感じがぬぐえなかった。昨夜また、たまたま遭遇し、つい視てしまった。チコちゃんのキャラが以前よりこなれた気がするのは私だけ?
独占】「チコちゃんに叱られる」声担当、キム兄が初めて語る「チコちゃんの自由さ

昨夜たまたま『チコちゃん』を視たのは、帰宅してふと付けたテレビで、その前の番組『ポリファーマシー』が目に飛び込んで来たからだ。ポリファーマシーとは、多種類のお薬が処方されていること。日本語では多剤併用 、いわゆる薬漬けのことで、主に高齢者医療の問題らしい。番組でも、十何種類ものお薬を服用している高齢者の方が原因不明でふらついたり、血圧が下がったり…等々の事例を紹介していた。

さて、このお薬による弊害 : 薬害は、高齢者でなくても起きる。多剤併用者でなくても、たまたま処方された何かのお薬と何かのお薬の相性が悪いだけでも起きる。どれかひとつのお薬と自分の相性が悪いだけでも起きる。しかもその症状は、番組に登場したようなめまい、ふらつき、血圧低下等に留まらず、時に激烈、命の危機にさえ陥る。
なぜこんなにエラそうに(笑)書けるかというと、私自身が経験者だからです145.png

病の時、手術の時、怪我の時、体が辛い時、私達を助けてくれる大切なお薬。しかし、何かひとつ歯車が狂うと、それは体内で異物になる。番組でも採り上げられていたように、おそらく薬が…という症例があっても、それに気づいた医師と処方した医師、そして薬剤師、薬局との連携が必ずしもスムーズに運ぶわけではない。患者は原因不明のまま、痛かったり、苦しかったり、転げまわるハメになる。「私は医者に言われても薬は断固拒否する!」と豪語された方もいたが、事はそう単純明快ではない。現にその方も、先日受けた手術の際にはお薬のお世話になったことだろう。

というわけで、我々素人の患者の立場にある者は、せめて何かの時のために「お薬手帳」を持ちましょう。複数冊はダメです。一冊にまとめて、自分がいつ何のお薬を飲んだか、明示できることが重要です。そして何か異変を感じたら、すぐにそれを伝えましょう。重篤になってからでは本当に大変です。

今日から9月。こんなに真面目なことを書けるようになったから、ボーっと生きた8月病からは脱出かな?


by Megumi_Tani | 2018-09-01 13:23 | エトセトラ | Comments(0)

祝!平成中村座マドリード公演   

先日ご紹介した平成中村座マドリード公演が幕を開けました。


スペインのマスコミでも紹介されています。
いずれも動画あり。どうぞクリックして、ご覧ください。


会場のTeatros de Canal
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夏期セミナー『わが心のアランフェス~ロドリーゴの魅力』セルバンテス文化センター
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by Megumi_Tani | 2018-06-30 21:24 | エトセトラ | Comments(0)

平成中村座スペイン公演   

中村勘三郎さん、といえば、今もすぐにお顔が目に浮かぶ。ジャンルを越えた幅広い活躍で、歌舞伎ファンのみならず、多くの人々の心を魅了した。2012年、病で身罷られた際には、文字通り日本中に悲しみが広がったことを覚えている。

「江戸時代の芝居小屋風に」をテーマに、勘三郎さんが興されたのが「平成中村座」だ。あれはいつの年だっただろう。歌舞伎の通の中の通の中の通!である先輩が、浅草での公演にご招待くださった。会場には溢れんばかりのお客様、華やいだ、それでいて肩ひじの張らない空間。ワイワイガヤガヤ、開演前からそれはそれは賑わっている。いったん舞台が始まれば、自由闊達、粋でいなせな勘三郎さんに、やんややんやの大喝采!休憩時間にいかにも仮設劇場らしいプレハブのトイレの長い列に並ぶのも楽しく、お大尽よろしく豪華なお弁当をいただき、帰りには立派なお土産までいただき、なんとも贅沢な一日を過ごさせていただいた。今さらながら、先輩、ありがとうございました。
そして、この舞台が、私が観た最後の勘三郎さんの姿になった。

亡き父上のご遺志をご子息二人が引き継ぎ、復活した平成中村座。今月末から7月にかけて、スペイン公演が開かれる。海外での公演は2014年のニューヨーク以来、四年ぶりとのこと。邦楽の友人のお仲間も演奏で多数参加されるそうだ。
ViVA!

勘九郎、七之助「平成中村座」スペイン公演のお知らせ



平成中村座、といえば、このCM


メイキング映像まで見つけてしまいました。



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by Megumi_Tani | 2018-06-10 17:19 | エトセトラ | Comments(0)

平成30年「寒の餅」   

飛騨に住む友人が、今年も寒の餅を送ってくれた。

なかでも深緑色の蓬餅は絶品だ。春にお義母様がひとりで摘んで来た蓬をきれいに洗って干し、煮て、冷凍。寒の時期に、その蓬をたっぷり入れて、ご主人が杵と臼で餅をつく。そんなお家の伝統をずっと守って来られた。「義母は90歳になり、餅のつき手の夫も蓬餅をつくのはきつくなってきました」と、同封のお便りに記されている。蓬餅は手間がかかるので、餅屋さんも搗くのを嫌がるのだそうだ。

お目にかかったことのないお義母様、そして貴重なお餅を毎年送ってくれる友人に、いっぱいの感謝を捧げたい。
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2018年3月開講 ハバネラの魅力全開の講座です。お申込み受付中!
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春期セミナー ときめきのハバネラ
@セルバンテス文化センター

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by Megumi_Tani | 2018-02-05 14:42 | エトセトラ | Comments(0)

2018年迎春   

¡Feliz Año Nuevo!
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新年おめでとうございます

皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます

昨年は、第26回リサイタル《スペイン浪漫Ⅲ~グラナドス生誕150年、モンポウ没後30年に捧ぐ》を開催。スペインの偉大な作曲家のなかでも、特にバルセロナに縁の深い二人のマエストロの名歌曲をご紹介させていただくことが出来ました。

歌い、語り、ともに学び、楽しみ…。
上質で奥深く多彩なスペイン歌曲の魅力を、これからも様々な形で発信してまいりたく存じます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2018年が平和な年でありますように!

谷 めぐみ





by Megumi_Tani | 2018-01-03 23:38 | エトセトラ | Comments(0)

2017年♪ありがとうございました。   

「2017年はカラフルな年でした…」と記して、友人がクリスマスカードを送ってくれました。カラフルとは言い得て妙!心弾む明るい色もあれば、少し翳りを帯びた寂しい色もあります。笑い、泣き、懸命に生きた2017年が暮れていきます。

2016年/没後100年、2017年/生誕150年。微力ながら、エンリケ・グラナドスに全力を捧げた二年間でした。各々の記念の年にリサイタルを開かせていただいたことを幸せに思います。

2016年第25回リサイタル『スペイン浪漫Ⅱ~E.グラナドス没後100年に捧ぐ
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2017年第26回リサイタル
スペイン浪漫Ⅲ ~E.グラナドス生誕150年、F.モンポウ没後30年に捧ぐ
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今年のリサイタルは、フェデリコ・モンポウ没後30年記念の会でもありました。Viva!Viva!だけではない、繊細なスペイン歌曲の心。モンポウ独特の内なる世界は少々難解かも…という危惧をよそに、当日の演奏は大好評!

関連して、『毎日メディアカフェ』でお話をさせていただいたり、セルバンテス文化センターでセミナーを開講したり、と、スペイン歌曲をご紹介させていただく機会にも恵まれました。

長年リサイタルに必ず駆けつけてくださるお客様に加えて、新しいお客様が毎年少しずつ増えていることは、とても嬉しいことです。日本では本当に悲しいほど(涙) 知られていないスペイン歌曲の世界。スペインとご縁のない方はもちろん、たとえスペイン通の方であっても、はたまた音楽通の方であっても、日頃あまり音楽に親しまれていない方であっても、皆さん、スペイン歌曲については、その存在さえほとんどご存知ありません。広く開かれた場と佳き出会いがあれば、きっとその魅力を感じていただける!と、今年あらためて実感させていただきました。『1119♪エピローグ

大切なバルセロナが、カタルーニャが揺れに揺れた年でした。2017年が暮れようとする今も、先が見えず、揺れ続けています。平和裏に明るい出口が見い出されることを、心から祈ります。

今年も当ブログをご愛読いただきありがとうございました。
2018年が明るく平和な年でありますように!

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by Megumi_Tani | 2017-12-28 23:38 | エトセトラ | Comments(0)

祝!Hanyu選手   

昨41月1日、ヘルシンキで開催された『フィギュアスケート世界選手権』で、羽生結弦選手が優勝した。ショート5位からの大逆転。

愉快だったのは、スペイン国営放送が日本より速く動画をアップ公開したこと。
スペイン人解説者のスペイン語の感嘆の声(当たり前ですが(^^;)とともに、視られます。以下のリンクから、どうぞ。
Mundial de Patinaje El japonés Hanyu se lleva la corona mundial y Javier Fernández se queda sin medalla

Hanyu ⇒ はにゅう、は、ともかく、Yuzuru は、ゆす~る、はたまた、じゅす~る。
しかも、zu は舌を噛む。スペイン語的には、発音しにくいだろうなぁ。。。

2位宇野昌磨選手、3位ボーヤン・ジン選手、4位ハビエル・フェルナンデス選手。
誰もが4回転をクルクル回る時代 !\(◎o◎)/!

by Megumi_Tani | 2017-04-02 12:18 | エトセトラ | Comments(0)