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カテゴリ:エトセトラ( 144 )   

さよならの夏   

8月31日という日付は、なんだか「終わり」感が強い。長い梅雨が明け、猛暑がやってきたが、どこか不安定なお天気。九州で起きた豪雨災害では、油の流出が重なり、大変なことになっている。「今年の夏はお天気がパッとしなかったわね」私がつぶやくと、「そう、水気の多い夏でした」と生徒さんのひとりが言った。うまい。水気が多い、とは言い得て妙だ。空が白い夏、そして、私にとってはいくつかの「さよなら」の夏だった。

「さよならの夏」というフレーズが朝から頭の中をグルグル……。

この歌でした。ジブリの歌だと思っていたら、なんと!オリジナルは森山良子。
ジブリ版はカバーだったのですね。知りませんでした(^^;;


こちらは、ジブリ版。歌:手嶌葵



by Megumi_Tani | 2019-08-31 19:39 | エトセトラ | Comments(0)

長谷川龍生先生のこと   

詩人・長谷川龍生先生の訃報を知った。「長谷川龍生さんが死去

ふとしたご縁があり、お元気な頃は、よく拙リサイタルにお出かけくださった。お客様にお渡しする拙歌詞大意訳に目を通してくださったこともある。私が何気なく漢字を用いて表記している個所を「ここは、ひらかなのほうがよいでしょう」と、いくつもご指摘くださった。これは、例えば「躑躅」「蝸牛」「百舌鳥」は漢字が難解だからひらかなに、という類の話ではない。「嬉しい」と「うれしい」、「進む」と「すすむ」など、日常ごく普通に使われている言葉を漢字で表記するか?あるいは、ひらかなにするか?さらにカタカナにまで踏み込めば、「あっ!」と「アッ!」は?「薔薇」「ばら」「バラ」は? etc。可能性は無限に広がる。以来、自分が歌詞を翻訳する際はもちろん、他人様の文章を拝読する際も、漢字か、ひらかなか、カタカナか、を意識するようになった。浅学菲才の身には、先生の深厚博大なる詩の世界に触れる術もないが(と、また漢字熟語を使って先生に叱られそうだ…)、言葉というものの存在、日本語への繊細なアプローチを学ばせていただいた、貴重な経験だった。

何かの集まりの折、「今日はバスクできめてみました」と、粋なベレー帽にステッキ姿で登場、居合わせた一同拍手喝采!などという楽しい思い出も蘇る。
長谷川先生、ありがとうございました。どうぞ安らかにお眠りください。


CD『スペイン わが心の歌』
タイトルに添えられている言葉は、長谷川先生にいただいたものです。
「旅がはじまる、歌のつばさは弾む
ことばのふかい森をぬけて
しずかに、ゆくりない時が、舞う」
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by Megumi_Tani | 2019-08-25 14:03 | エトセトラ | Comments(0)

『天地悠々』上映会   

先日このブログでもご紹介させていただいたドキュメンタリー映画『天地悠々 兜太・俳句の一本道 』夏の上映会に出かけた。

スクリーンから聞こえてくる兜太さんのお声…懐かしい。何十年ぶりだろう。ずっとずっと昔、私は兜太さんが出ておられたラジオ番組を愛聴していた。粋で切れのいいユーモアを交えながら、ズバリと核心をつくそのお話しぶりが好きだった。

鄙びた秩父の風景、真っ赤な曼珠沙華、ご自宅の庭、街歩きのお姿…。穏やかな映像と音楽を背景に、兜太さんの人生折々の俳句が味わい深く流れる。朗読は、本田博太郎さん。兜太さんの歩みをさりげなく辿る、ナレーションは山根基世さん。そして全編を貫くのは、この映画を制作された河邑厚徳監督による兜太さんへのインタビューだ。俳句についてはもちろん、兜太さんの原点であるトラック島での戦争体験、小林一茶への傾倒、はたまた入れ歯のことまで、話題は尽きない。河邑監督を信頼し、真っ直ぐに語る兜太さんのご様子が実にいい。監督の質問がズバリ的をついた時、「鋭いね。いい質問です」と仰る表情の何と嬉しそうなこと!兜太さんのような方は、こいつはダメだ、と思われたら、即、取材お断りだろう。足かけ七年に亘ったというお二人の魂の交流が偲ばれる。98歳の冬、肺炎にかかり入院するも奇跡的に回復し、退院。インタビューを再開されたが、直後に再び体調を崩し、そのまま天に還られた。

トラック島での凄惨な体験、その渦中にありながらも「人間っていいものだな」と感じられたこと。それが兜太さんの戦争拒否の原点であったという。

豊饒なる静寂。そんな言葉がふと心に浮かんだ74分。

上映会は、各地で続きます。お近くの方、ぜひお出かけください。

by Megumi_Tani | 2019-08-18 00:45 | エトセトラ | Comments(0)

『天地悠々』夏の上映会   

春にご紹介させていただいた、映画『天地悠々 兜太・俳句の一本道』。
俳人・金子兜太さんが永久の旅立ちをされる直前までを丁寧に記録、「平和」への最期のメッセージを伝える貴重なドキュメンタリーです。

★夏の上映会が開かれます。
日時:2019年8月17日(土)13:30開映(12:30開場)
会場:明治大学駿河台校舎グローバルフロント棟1F
参加費:資料代1,200円
お申し込みは、info@tota-tenchiyuyu.com まで。
(先着200名にて締め切り)

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by Megumi_Tani | 2019-07-17 23:04 | エトセトラ | Comments(0)

『天地悠々』兜太・俳句の一本道   

金子兜太さん。このお名前を久しぶりに聞いた。私は昔からラジオ党だ(今は、ラジコなる便利なものも出来た)。スペインから帰って間もない頃、何かの番組に兜太さんがレギュラー出演されていた。俳句の番組ではなかったと思う。その時々の話題についてアナウンサー氏と自由にお喋りされるのだが、その悠然たる話しぶり、時に鋭く時に軽妙に本質をズバリとつく語り口に惹かれ、毎週楽しみに聞いていた。番組終了時、とても寂しい気がしたことを覚えている。

兜太さんは昨年2月、98歳で天に還られた。2012年から急逝される直前まで、兜太さんを取材、撮影したドキュメンタリー映画『天地悠々』が公開される。監督・脚本は、NHKディレクター、プロデューサーとしてあの伝説の『シルクロード』をはじめ数々の名番組を制作された河邑厚徳氏。語りは山根基世さん。

上映日:3/22(金)  4/17(水)  5/29(水) 13:30~16:30
映画終了後には兜太さん縁の方々のお話も聞ける、貴重な機会です。
チケットは【ぴあ】にて発売中!
詳細は、HPをご覧ください。 天地悠々 兜太・俳句の一本道

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第27回谷めぐみスペイン歌曲リサイタル『スペイン浪漫Ⅳ』
2019年5月19日(日)午後2時開演
会場:Hakuju Hall
チケット好評発売中!
プログラム、曲目紹介、チケットご購入等々、
詳細は、HPをご覧ください⇒『スペイン浪漫Ⅳ
ご来聴をお待ちしています♪


by Megumi_Tani | 2019-03-18 11:14 | エトセトラ | Comments(0)

2019年迎春   


平成から次の時代へ
新しい年が明るく穏やかでありますように

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by Megumi_Tani | 2019-01-05 22:12 | エトセトラ | Comments(0)

お薬のこと   

ボーっと生きてんじゃねーよ!」と叱られそうな8月だった。猛暑、酷暑は言うまでもなく、諸般の事情でPCにも向かえず、ブログも8月10日以来、更新無し。「無事ですか?」とさりげなく安否確認をしてくださる方まで現れた。ご心配おかけしてスミマセンm(__)m

ところで、冒頭の「ボーっと生きてんじゃねーよ!」で、ピーンと来る方が結構いらっしゃるのだろうか?5歳の女の子チコちゃんがこのキメ台詞を絶叫する番組NHK『チコちゃんに叱られる』が大人気らしい。以前たまたま視た際には、正直、ちょっと奇異な感じがぬぐえなかった。昨夜また、たまたま遭遇し、つい視てしまった。チコちゃんのキャラが以前よりこなれた気がするのは私だけ?
独占】「チコちゃんに叱られる」声担当、キム兄が初めて語る「チコちゃんの自由さ

昨夜たまたま『チコちゃん』を視たのは、帰宅してふと付けたテレビで、その前の番組『ポリファーマシー』が目に飛び込んで来たからだ。ポリファーマシーとは、多種類のお薬が処方されていること。日本語では多剤併用 、いわゆる薬漬けのことで、主に高齢者医療の問題らしい。番組でも、十何種類ものお薬を服用している高齢者の方が原因不明でふらついたり、血圧が下がったり…等々の事例を紹介していた。

さて、このお薬による弊害 : 薬害は、高齢者でなくても起きる。多剤併用者でなくても、たまたま処方された何かのお薬と何かのお薬の相性が悪いだけでも起きる。どれかひとつのお薬と自分の相性が悪いだけでも起きる。しかもその症状は、番組に登場したようなめまい、ふらつき、血圧低下等に留まらず、時に激烈、命の危機にさえ陥る。
なぜこんなにエラそうに(笑)書けるかというと、私自身が経験者だからです145.png

病の時、手術の時、怪我の時、体が辛い時、私達を助けてくれる大切なお薬。しかし、何かひとつ歯車が狂うと、それは体内で異物になる。番組でも採り上げられていたように、おそらく薬が…という症例があっても、それに気づいた医師と処方した医師、そして薬剤師、薬局との連携が必ずしもスムーズに運ぶわけではない。患者は原因不明のまま、痛かったり、苦しかったり、転げまわるハメになる。「私は医者に言われても薬は断固拒否する!」と豪語された方もいたが、事はそう単純明快ではない。現にその方も、先日受けた手術の際にはお薬のお世話になったことだろう。

というわけで、我々素人の患者の立場にある者は、せめて何かの時のために「お薬手帳」を持ちましょう。複数冊はダメです。一冊にまとめて、自分がいつ何のお薬を飲んだか、明示できることが重要です。そして何か異変を感じたら、すぐにそれを伝えましょう。重篤になってからでは本当に大変です。

今日から9月。こんなに真面目なことを書けるようになったから、ボーっと生きた8月病からは脱出かな?


by Megumi_Tani | 2018-09-01 13:23 | エトセトラ | Comments(0)

祝!平成中村座マドリード公演   

先日ご紹介した平成中村座マドリード公演が幕を開けました。


スペインのマスコミでも紹介されています。
いずれも動画あり。どうぞクリックして、ご覧ください。


会場のTeatros de Canal
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by Megumi_Tani | 2018-06-30 21:24 | エトセトラ | Comments(0)

平成中村座スペイン公演   

中村勘三郎さん、といえば、今もすぐにお顔が目に浮かぶ。ジャンルを越えた幅広い活躍で、歌舞伎ファンのみならず、多くの人々の心を魅了した。2012年、病で身罷られた際には、文字通り日本中に悲しみが広がったことを覚えている。

「江戸時代の芝居小屋風に」をテーマに、勘三郎さんが興されたのが「平成中村座」だ。あれはいつの年だっただろう。歌舞伎の通の中の通の中の通!である先輩が、浅草での公演にご招待くださった。会場には溢れんばかりのお客様、華やいだ、それでいて肩ひじの張らない空間。ワイワイガヤガヤ、開演前からそれはそれは賑わっている。いったん舞台が始まれば、自由闊達、粋でいなせな勘三郎さんに、やんややんやの大喝采!休憩時間にいかにも仮設劇場らしいプレハブのトイレの長い列に並ぶのも楽しく、お大尽よろしく豪華なお弁当をいただき、帰りには立派なお土産までいただき、なんとも贅沢な一日を過ごさせていただいた。今さらながら、先輩、ありがとうございました。
そして、この舞台が、私が観た最後の勘三郎さんの姿になった。

亡き父上のご遺志をご子息二人が引き継ぎ、復活した平成中村座。今月末から7月にかけて、スペイン公演が開かれる。海外での公演は2014年のニューヨーク以来、四年ぶりとのこと。邦楽の友人のお仲間も演奏で多数参加されるそうだ。
ViVA!

勘九郎、七之助「平成中村座」スペイン公演のお知らせ



平成中村座、といえば、このCM


メイキング映像まで見つけてしまいました。



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by Megumi_Tani | 2018-06-10 17:19 | エトセトラ | Comments(0)

平成30年「寒の餅」   

飛騨に住む友人が、今年も寒の餅を送ってくれた。

なかでも深緑色の蓬餅は絶品だ。春にお義母様がひとりで摘んで来た蓬をきれいに洗って干し、煮て、冷凍。寒の時期に、その蓬をたっぷり入れて、ご主人が杵と臼で餅をつく。そんなお家の伝統をずっと守って来られた。「義母は90歳になり、餅のつき手の夫も蓬餅をつくのはきつくなってきました」と、同封のお便りに記されている。蓬餅は手間がかかるので、餅屋さんも搗くのを嫌がるのだそうだ。

お目にかかったことのないお義母様、そして貴重なお餅を毎年送ってくれる友人に、いっぱいの感謝を捧げたい。
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2018年3月開講 ハバネラの魅力全開の講座です。お申込み受付中!
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春期セミナー ときめきのハバネラ
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by Megumi_Tani | 2018-02-05 14:42 | エトセトラ | Comments(0)