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祝!平成中村座マドリード公演   

先日ご紹介した平成中村座マドリード公演が幕を開けました。


スペインのマスコミでも紹介されています。
いずれも動画あり。どうぞクリックして、ご覧ください。


会場のTeatros de Canal
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by Megumi_Tani | 2018-06-30 21:24 | エトセトラ | Comments(0)

〈エル・アレグリート〉考   

このブログでも何度か登場した、セバスティアン・イラディエール作曲〈El arreglito~エル・アレグリート〉という作品がある。ジョルジュ・ビゼー作曲オペラ《カルメン》の有名なハバネラの元歌とされる歌曲だ。
Programa ご案内「エル・アレグリート」
1119♪ カルメン〈恋は野の鳥〉の元歌です

昨日放送されたNHK-FM『オペラ・ファンタスティカ』のなかで、《カルメン》と〈エル・アレグリート〉について、オペラ研究家の岸純信先生が詳しくご紹介くださった。
世界的大人気オペラ《カルメン》に関する情報は溢れているが、併せて〈エル・アレグリート〉が採り上げられる機会は極めて少ない。貴重な番組だった。

《カルメン》やビゼーについては、岸先生のご著書「オペラは手ごわい」もぜひどうぞ。

作曲家、ピアニストとして名を成したイラディエールはパリへ行き、ナポレオン三世皇后の音楽教師にまで昇りつめた。スペインからやってきた人気音楽家ということで、社交界にも出入りし、ロッシーニやメリメとも交流があった。よもや後に、メリメ原作のオペラにイラディエール作曲の旋律が使われることになろうとは!

ビゼーはピレネーを越えたスペインの、それもフランスにほど近いバルセロナや首都マドリードではなく、ずっと南のセビーリャに思いを馳せて《カルメン》を作曲した。イラディエールは旅したキューバが忘れられず、かの地のリズム:ハバネラによる歌曲を山ほど書いた。そういえば、メキシコ人作曲家アウグスティン・ララが一度もスペインへ渡ったことがないまま〈グラナダ〉を作曲した話は有名だ。グラナダ!我が夢の大地よ!と声高らかに歌い上げるあの曲は、ララ本人の夢そのものだったというわけだ。

遥かなる地への憧れ。それは、人の心を突き動かす大いなるエネルギーのひとつなのかもしれない。

〈エル・アレグリート〉素朴なかけあい版

〈エル・アレグリート〉子ども用版 歌詞無し

三大テノールとなっていますが、なぜかドミンゴがひとりで歌っています。

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by Megumi_Tani | 2018-06-23 23:11 | スペイン歌曲 | Comments(0)

『海のカテドラル』映像化   

何度もこのブログでご紹介した本『La catedral del Mar~海のカテドラル』
海のカテドラル~百人会議の間」「海のカテドラル/風の影
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14世紀バルセロナを舞台に、主人公アルナウが絶望的な運命と闘い、困難を乗り越え、成長していく物語。当時の社会風俗や人々の生活が生き生きと描かれ、地中海都市バルセロナの栄光の影に、こんな苛酷な人生を余儀なくされた人々がいたことを知らせてくれる。壮大な歴史ロマンだ。

母を亡くした幼いアルナウに、父バルナットが教える。「お前のように母さんを亡くした子に、神様は別のお母さん、聖母マリアさまを与えてくださった。マリアさまは天にもいるし、教会にもいて、いつもお前を見守ってくださる。小鳥たちは天のメッセンジャー。マリアさまからのメッセージをお前に伝えてくれる。お前も小鳥たちを通じて、マリアさまにメッセージを伝えることが出来る」と。父の教えを胸に、アルナウは、マリア様はどの教会にいらっしゃるのだろう、と、探し回る。そして、海の聖母教会にたどり着いた時、小鳥たちが一斉に空高く飛び立つ…。大好きな、美しい場面だ。

満を持して『海のカテドラル』が映像化された。きっと見応えのあるものになるだろう、と、以前から思っていたのだが、実際に視てみると、う~ん。どうなのだろう。。。
よくある話だけれど、文字から入った世界は、文字の世界のまま、想像の翼を広げている方が楽しいのかな?

ともあれ、こんなドラマです。アルナウ、頑張れ!
CATEDRAL DEL MAR

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by Megumi_Tani | 2018-06-15 19:14 | 本の窓 | Comments(0)

「声の力を学ぶ」連続講座 第3回   

元NHKアナウンサー、山根基世さんが主催される連続講座『声の力を学ぶ』第3回を聴講させていただいた。

今回の講師は、舞台の作・演出、映画監督、小説家、エッセイスト、テレビ番組の司会、ラジオ・パーソナリティー、脚本家等々として幅広くご活躍の鴻上尚史さん。「声で遊ぶ」と題し、声へのアプローチの方法、呼吸法、発声法、声を使った表現などをテーマに、実技を交え、具体的にご指導くださった。

冒頭から時事ネタを絡めた巧みな話術で、会場全体がぐいぐい惹きつけられる。鴻上さんのリードの下、長いブレスに挑戦したり、鼻や口や頭に手を当てて声の響きの変化を感じたり、ア~~~と声のストレッチをしたり…。受講生の皆さんもノリノリ。和気あいあいのひとときが過ぎた。

「声」をトータルに捉え、とことん客観視ならぬ客観聴、分析し、実践を踏まえ、よく整理されたお話は、歌い手の私にとってもとても興味深く、勉強になる。そうですよね!と甚く共感するポイントも随所に。人間として歌いたい、という自分自身の願いもあらためて実感。充実の講座でした。

7月、第4回は、僭越ながら谷めぐみが登壇させていただきます。
第1回:脳に秘められた声の力
第2回:オペラ歌手の声~大観客とオーケストラを圧倒する力

さて、今週の土曜日夜、山根基世さんが語りを務められる『映像の世紀プレミアム第9集~独裁者3人の“狂気”』が放映されます。あのクールで深みのある山根さんのお声!楽しみです。
NHKBS『映像の世紀プレミアム第9集~独裁者3人の“狂気”
6月16日(土)午後7時30分~午後9時

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by Megumi_Tani | 2018-06-14 23:08 | 講座/セミナー | Comments(0)

平成中村座スペイン公演   

中村勘三郎さん、といえば、今もすぐにお顔が目に浮かぶ。ジャンルを越えた幅広い活躍で、歌舞伎ファンのみならず、多くの人々の心を魅了した。2012年、病で身罷られた際には、文字通り日本中に悲しみが広がったことを覚えている。

「江戸時代の芝居小屋風に」をテーマに、勘三郎さんが興されたのが「平成中村座」だ。あれはいつの年だっただろう。歌舞伎の通の中の通の中の通!である先輩が、浅草での公演にご招待くださった。会場には溢れんばかりのお客様、華やいだ、それでいて肩ひじの張らない空間。ワイワイガヤガヤ、開演前からそれはそれは賑わっている。いったん舞台が始まれば、自由闊達、粋でいなせな勘三郎さんに、やんややんやの大喝采!休憩時間にいかにも仮設劇場らしいプレハブのトイレの長い列に並ぶのも楽しく、お大尽よろしく豪華なお弁当をいただき、帰りには立派なお土産までいただき、なんとも贅沢な一日を過ごさせていただいた。今さらながら、先輩、ありがとうございました。
そして、この舞台が、私が観た最後の勘三郎さんの姿になった。

亡き父上のご遺志をご子息二人が引き継ぎ、復活した平成中村座。今月末から7月にかけて、スペイン公演が開かれる。海外での公演は2014年のニューヨーク以来、四年ぶりとのこと。邦楽の友人のお仲間も演奏で多数参加されるそうだ。
ViVA!

勘九郎、七之助「平成中村座」スペイン公演のお知らせ



平成中村座、といえば、このCM


メイキング映像まで見つけてしまいました。



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by Megumi_Tani | 2018-06-10 17:19 | エトセトラ | Comments(0)