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毎日メディアカフェ『わが心のアランフェス』   

今年も『毎日メディアカフェ』に登壇させていただきます。アットホームなサロンで、様々な角度からスペイン歌曲の魅力に迫る企画。光栄にも5回め!の登壇です。

今回のテーマは、今年没後20年を迎えた作曲家、ロドリーゴ。拙リサイタルでも大人気の「わがアランフェス」から、日本ではほとんど知られていない歌曲、ユニークな歌まで、ロドリーゴ歌曲作品の世界を音と映像でご堪能いただきます。
会場は、毎日新聞東京本社(地下鉄東西線・竹橋駅直結)、入場無料。ただし、事前のお申し込みが必要です。詳細は、下記サイトをご覧ください。ご来場をお待ちしています!

日時:2019年10月29日(火)18:30~20:00
場所:毎日新聞東京本社(地下鉄東西線・竹橋駅直結)1F MOTTAINAI STATION
入場無料(要お申込み)

これまでの『毎日メディアカフェ』の様子は、こちらからどうぞ。

第27回リサイタル『スペイン浪漫IV』関連ブログより




# by Megumi_Tani | 2019-09-14 21:21 | 講座/セミナー | Comments(0)

第2期 連続講座「声の力を学ぶ」第6回   

元NHKアナウンサー室長山根基世さんが主宰される「第2期『声の力を学ぶ』連続講座
第6回を聴講させていただいた。
★第1期のレポートはこちら ⇒ 第1期『声の力を学ぶ』連続講座

今回の講師は、様々なメディアで大活躍されている精神科医、香山リカ先生。「声が出なくなるとき-精神医療の現場から」と題し、精神科医療とは何か?診断、治療はどのように行われるのか?「声」が出なくなるのはどんなときか?「声」を失った人にどう向き合うか?等々について、ざっくばらんに分かりやすくお話しくださった。

精神科医療は、診断→治療という意味では他の科の医療と同じだ。しかし、診断を絞る際に使う客観的手段(血液検査、レントゲン、CT、 etc)、客観的数字がほぼ存在しない。それらの代わりに、精神科医は、患者の全体(言葉、声、身振り、服装など)を観察し、カウンセリング的な話をしながら、手探りで診断を付けていく。診断が付き、薬服用の指示が出ても、患者の中にはそもそも病識が無く、それを受け入れない人もいる。本人が困っていなくても周囲が困っているケースもある。これらも精神科医療の特徴だ。

精神科医に求められる態度の基本は「傾聴、受容、共感」であり、「ロジャーズの三原則」が名高い。相手の話に肯定的関心を持ち、相手の話を評価、選別せず、相手の立場になって相手の気持ちに共感しながら理解しようとする。ただし相手のみならず、自分自身に対しても真摯でなければならない。分からないことを分からないままにしておいたり、嘘をついてまで相手に合わせてはいけない。香山先生の経験では、ロジャーズの面接を行い、ある程度「声」に出して語ると、患者さんの7~8割は症状が改善するそうだ。ここで「声」、「言葉」の力が発揮される。

近年、「共感」における「バウンダリー(心の境界線)」の重要性が指摘されている。共感は感情労働であり、疲労を伴う。共感し過ぎることで疲労は蓄積し、相手ではなくこちらが甚大なストレスを受けることになるからだ。

心因性失声-声が出なくなること。原因は分からないそうだ。声だけではなく心因性とされる病気はほかにも沢山ある。これらは、身体の機能を失うほどの症状、我が身を賭してまでも何かを訴えている症状、と捉えられる。その症状が起きている理由を周囲が認め、理解することが肝要だ。

最近は、インスタグラムに代表されるように映像の力が上がり、言葉の力が落ちている。プロセスのあるもの、理解に努力を要するものが疎まれ、時間をかけることの大切さが忘れられかけている。生身の体を持った存在としての人間をもっと自覚しなければならない。講座で学ばれている方々は、生の声の魅力で相手を巻き込み理解を深める「朗読」をぜひ続けていただきたい、と、結ばれた。

先生のトークはどこまでも軽やか。身近な例を次々と挙げ、ユーモアを交え、そうじゃないですか!そうですよねぇ!と相槌を促す。いつの間にか、会場全体がフムフムと共感していた。

「声の力」は「心の力」だ。プロセスを大切に、丁寧に時間をかけ、心を尽くした歌を歌いたい、と、あらためて思う。

# by Megumi_Tani | 2019-09-13 23:55 | 講座/セミナー | Comments(0)

一日講座『スペイン語で「アマポーラ」を歌おう』   

9月に入りました。
一日講座『スペイン語で「アマポーラ」を歌おう♪』のご案内です。
日時:10月3日(木)13時~15時30分
場所:NHK文化センター川越教室

皆様おなじみの「アマポーラ」をスペイン語でお稽古するほか、歌の合間には、簡単なスペイン語でおしゃべりしましょう!初めてお邪魔する川越。楽しみにしています。
詳細、お申し込みは、下記ページからどうぞ。
スペイン語で「アマポーラ」を歌おう♪
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# by Megumi_Tani | 2019-09-02 11:54 | 講座/セミナー | Comments(0)

さよならの夏   

8月31日という日付は、なんだか「終わり」感が強い。長い梅雨が明け、猛暑がやってきたが、どこか不安定なお天気。九州で起きた豪雨災害では、油の流出が重なり、大変なことになっている。「今年の夏はお天気がパッとしなかったわね」私がつぶやくと、「そう、水気の多い夏でした」と生徒さんのひとりが言った。うまい。水気が多い、とは言い得て妙だ。空が白い夏、そして、私にとってはいくつかの「さよなら」の夏だった。

「さよならの夏」というフレーズが朝から頭の中をグルグル……。

この歌でした。ジブリの歌だと思っていたら、なんと!オリジナルは森山良子。
ジブリ版はカバーだったのですね。知りませんでした(^^;;


こちらは、ジブリ版。歌:手嶌葵



# by Megumi_Tani | 2019-08-31 19:39 | エトセトラ | Comments(0)

長谷川龍生先生のこと   

詩人・長谷川龍生先生の訃報を知った。「長谷川龍生さんが死去

ふとしたご縁があり、お元気な頃は、よく拙リサイタルにお出かけくださった。お客様にお渡しする拙歌詞大意訳に目を通してくださったこともある。私が何気なく漢字を用いて表記している個所を「ここは、ひらかなのほうがよいでしょう」と、いくつもご指摘くださった。これは、例えば「躑躅」「蝸牛」「百舌鳥」は漢字が難解だからひらかなに、という類の話ではない。「嬉しい」と「うれしい」、「進む」と「すすむ」など、日常ごく普通に使われている言葉を漢字で表記するか?あるいは、ひらかなにするか?さらにカタカナにまで踏み込めば、「あっ!」と「アッ!」は?「薔薇」「ばら」「バラ」は? etc。可能性は無限に広がる。以来、自分が歌詞を翻訳する際はもちろん、他人様の文章を拝読する際も、漢字か、ひらかなか、カタカナか、を意識するようになった。浅学菲才の身には、先生の深厚博大なる詩の世界に触れる術もないが(と、また漢字熟語を使って先生に叱られそうだ…)、言葉というものの存在、日本語への繊細なアプローチを学ばせていただいた、貴重な経験だった。

何かの集まりの折、「今日はバスクできめてみました」と、粋なベレー帽にステッキ姿で登場、居合わせた一同拍手喝采!などという楽しい思い出も蘇る。
長谷川先生、ありがとうございました。どうぞ安らかにお眠りください。


CD『スペイン わが心の歌』
タイトルに添えられている言葉は、長谷川先生にいただいたものです。
「旅がはじまる、歌のつばさは弾む
ことばのふかい森をぬけて
しずかに、ゆくりない時が、舞う」
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# by Megumi_Tani | 2019-08-25 14:03 | エトセトラ | Comments(0)