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トマト

トマトが大好き。夏は箱で買って、毎日毎食でもかぶりつきたい。 といっても、かなり好みがうるさい。熟し過ぎ、は、もちろんダメ。完熟、もイヤ。少しでも柔らかい気配があると食べる気がしない。皮がピンとはった、完熟三歩手前くらいのものがいい。どういうものか、今夏は、これというトマトにお目にかかれずにいた。見るトマト、見るトマト、私にとっては熟し過ぎ。グチャリとした食感、触感のイメージが浮かんでしまう。今が旬なのに残念…。

ところが昨日、ふと通りがかった八百屋さんの店先に、あるではないか!つやつやと輝くトマト色(…なんて、色はないか?)、ほどよい固さ、熟し加減。私好みのトマト・オーラをビュンビュン発散している。箱を見ると「JAようてい」懐かしや!「ようてい」は北海道の名峰、羊蹄山のようてい、です。蝦夷富士の麓からはるばるやって来た凛々しいトマトたち。もちろん、まとめ買いさせていただきました(^^)vv

トマトといえば、スペインにはトマトをぶつけ合う?お祭りがある。
http://suzuki.888j.net/spain/tomatina/index.html
バルセロナでよく食べるのは、pan con tomate。パンにトマトをすりこみ、軽くお塩とオリーブオイル。生ハムをのせて、パンで挟む。簡単バゲット・サンドイッチといったところか。
http://www.youtube.com/watch?v=Ef33kR_T7Ew&feature=related
かぶりつくのに結構根性?がいるが、ざっくりお手軽。まずは美味しい。ただし、安いバルなんかで食べると、オリーブオイルが???だったり、生ハムが干からびていたり、なんてこともある。昔はオリーブオイルもニンニクもご縁のない食材だったが、スペインでその味と香りとパワーを覚えた。そういえば、チーズもワインも「大好き」になったのはスペイン後。よくあるコマーシャルの「使用前・使用後」ではないが、歌だけでなく、私の舌も、スペイン前とスペイン後では、とんでもなく様変わりした。

それにしても、国王ったら、なんで今、象狩りになんか行っちゃったのかなぁ。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120723/k10013773451000.html
# by Megumi_Tani | 2012-07-24 09:22 | エトセトラ

梅雨明け

突然、真夏がやってきた。どうやら昨日、梅雨明けしたらしい。
異様に熱い、じゃなかった、暑い。でも思わず、熱い、と書きたくなる暑さだ。

この時期に思い出すのは、大学1年の時、京都で迎えた初めての夏だ。北海道の暑さしか知らない私が、何の覚悟もなく、いきなり京都盆地の夏に放り込まれた。ただ暑くて暑くて、暑くて暑くて…。重く熱い空気が微動だにせず、どよ~んと街中を覆っていた。間借りしていた部屋にはクーラーがなく、夜も暑くて眠れない。ウツウツと眠ったり起きたりを繰り返して朝が来る。昼間はまた暑さとの戦いだ。そのうちに、昼も夜も頭がボーっとして変な具合になってきた。やっとの思いで喫茶店に入って涼み、外に出ると、え?寒い!30度越えの炎天下なのに寒くてガタガタ震えが来る。毛糸のセーターでも(!)着たい気分。意識朦朧、思考力極度に低下。暑いのも寒いのも分からなくなり、最後の最後に、口が開かなくなった。歌うウンヌンより、物が食べられない。今思えば、ストレス性の顎関節症?牛乳とミックスジュースでかろうじて生き長らえる日々。ハァ…しんどかったなぁ。

京都の夏を彩る祇園祭。16日は『宵山』を迎えた。「祇園祭は、よーいやさー」懐かしい響きだけれど、あの声を聞くと、つい今でも、豪華絢爛な鉾ではなく、四条通の喫茶店のミクジュー(…と、当時は言っていた。今でも通じるのかな?)についてきたストローの白い袋が目に浮かんでしまう…。
猛暑、炎暑、酷暑…。今夏、戦いはこれから047.gif
# by Megumi_Tani | 2012-07-18 09:57 | エトセトラ

NHK『キッチンが走る!』オン・エア 明日です!

先日お知らせした、高森シェフ登場のNHK『キッチンが走る!』
いよいよ明日6日午後8時から放送です。
http://www.nhk.or.jp/kitchen-wagon/next/index.html
シェフのお料理はもちろん、太陽君や地元の方々とのオシャベリも楽しみ!
ぜひご覧ください。
¡Ojo!
明日は、関東・甲信越エリアのみの放送です。
全国版再放送は、10日(来週火曜日)午後3時15分~
どうぞお見逃しなく。
# by Megumi_Tani | 2012-07-05 06:57 | エトセトラ

『フラメンコ・フラメンコ』

カルロス・サウラ監督の映画『フラメンコ・フラメンコ』を観た。一幅の絵画を思わせるスクリーン、そこにカンテ(歌)、バイレ(踊り)、ギターが溶け合い、グラナドスが愛したゴヤの絵の世界が次々と繰り広げられていく。愛と裏切り、熱情とと絶望、誇りと自虐、哀しみと笑い…。パコ・デ・ルシアが弾いている!スペイン歌曲に出会うはるか前、ラジオからたまたま聞こえてきたスーパーギタートリオ『Friday Night in San Francisco』(1980)に度肝を抜かれて以来、私のスペイン・ミーハー熱の原点にパコがいる。おじさんというより、おじいさんの域に入ったパコの、ゆったりとくつろいだ雰囲気。カッコいいなぁ。

サウラ監督の日本デビュー作『カルメン』が1983年、『恋は魔術師』は1985年の作品というから、懐かしい。『バルセロナ物語』のアントニオ・ガデスが『カルメン』では、ホセにあたる役柄を演じていた。音楽はパコ・デ・ルシア。オペラと現代劇が一体化した凝った作りが斬新だった。主演女優さんはイマイチだったけど…。『恋は魔術師』は、ガデスとクリスティーナ・オヨスの名コンビ!燃えさかる炎の前で踊るオヨスの姿が今でもはっきり目に浮かぶ。

さて肝心の『フラメンコ・フラメンコ』は、といえば、とにかく美しい。現れては消えるマハの面影、さまようマホの苦悩、夢かうつつか…。迫力もある、渋さもある、しかし何より、美しい。めくるめく華麗な魅惑と官能の世界~何だか安いコピー(^^;; サウラ監督ごめんなさい。ただ、そこが、ウ~ン、どうなのかな?「美しさを讃えよう」とか「美しきダンスと音楽の饗宴」などという文言がチラシに踊っているから、美しい、と感じさせたのは成功の証?…と、なんとなく絶賛できないのが、残念。



『フラメンコ・フラメンコ』_e0172134_829250.jpg

# by Megumi_Tani | 2012-07-04 08:30 | 本&映画

「1、2、ピッ!」

クーラーのリモコンの動作がおかしくなった。気まぐれに反応したり、しなかったりする。電気屋さんが来てくれてチェック。「こりゃダメだね。交換だ」と、数日後、代わりの新しいリモコンを持ってきてくれた。電源を入れて動きを確認。「はい。これでOK」忙しそうに帰って行った。
しばらくして、一応自分でも確認を、と、電源をいれてみた。ピッ!ところがその後、どこを押しても反応しない。ONとOFF以外、ウンともスンとも言わないのだ。変だなぁ。たった今交換した新品なのに…。仕方がないので、また電気屋さんに電話。

ご主人があたふたと駆けつけてくれた。「どうしたの?」「リモコンにクーラーが反応しないんです」「え?でもさっき動いたよ」「スイッチは入るけれど、ほかの機能が反応しないんです」「どれどれ?」ご主人がリモコンを操作すると、あら不思議!ピッ!ピッ!素直にクーラーが動く。「え~!そんなバカな!」私がリモコンのボタンを押すと、ほら!やっぱり動かない。
ご主人がもう一度「ほら、動くよ」私がもう一度「ほら、動かない」ご主人がもう一度「ほら、動くよ」私がもう一度…動かない。「え~~なんで!なんで!なんで!」思わず叫んでしまった。「角度の問題?」「いや、別にここから普通に」「もっと力を入れて押すのかな?」「力なんて入れてないよ。ただ普通に押せば」「ご主人と私の指の太さが違うからかしら?」「そんな訳ないだろ」エ~ン(T0T)分からない。一体何が違うの…?
ふと前夜のテレビ番組を思い出した。「リズム感」がテーマで、タレントさんたちが適当なリズムに乗って中華鍋のチャーハンをひっくり返したり、固いビンの蓋を開けたりしていたのだ。ものは試しだ。「1、2、ピッ!」あ!動いた。もう一度。「1、2、ピッ!」動いた!「1、2、ピッ!」OK!電気屋のご主人、「はぁ、これはどうしたものか( ⇒俺、何しに来たのかなぁ)」という表情を浮かべている。私だってこんなおバカなことはしたくないけれど、動かないものは動かないし、動かないと困るし…。「ま、とにかくこれでやってみて」と、また忙しそうに帰っていった。

「1、2、ピッ!」「1、2、ピッ!」どこから見てもシンプルなごく普通のリモコン。「普通に押せばいい」って、電気屋さんは何度も言っていたけれど…。謎。
# by Megumi_Tani | 2012-07-01 07:47 | エトセトラ

スペイン歌曲のスペシャリスト♪谷めぐみのブログです


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