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第19回リサイタル    

10月17日、HAKUJUホールでリサイタルを開きます。
http://www.atelier-canon.jp/tani-megumi/
19回目とは、我ながら驚きです。年に一度の開催ですから、少なくとも十九は歳をとったとことになります。まさに、El tiempo vuela~光陰矢の如し。コンサートは聴いてくださるお客様があって初めて成立するものです。そして、影になり日向になり、歌う私を支えてくれる人たち。舞台では、積み重ねてきた時間とご縁、すべてに感謝の思いがこみ上げます。今年も、悔いなく歌いたい、と念願しています。

~お知らせ~
3月30日(月)NHK文化センター八王子教室にて、一日講座「スペイン・ラテンの名曲を歌おう」を開催します。軽い体操、呼吸法、発声で準備を整え、スペイン語で!歌ってみましょう。スペイン語は、ア・イ・ウ・エ・オで歌えます。ご案じなく。レッスン開始前には、私のミニ・コンサートもあります。ご興味のある方、ぜひお出かけください。
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_386954.html

# by Megumi_Tani | 2009-03-14 08:09 | リサイタル | Comments(4)

春の病?   

花粉症真っ只中である。これまで様々な手当てを試みてきたが、結局、この時期は薬に頼らざるをえない。

皆様ご存知だろうが、この種の薬は程度の差こそあれ、眠気を誘う。まだ発症間もない頃、あまりの苦しさに強い薬を服用した私は、数時間後、自宅の部屋の真ん中で人事不省に陥り、倒れていた。

先日、仕事に向う電車の中で猛烈な睡魔に襲われた。眠い…と思う前に、眠ってしまったようだ。遠い意識に乗換駅のアナウンスが聞こえ、私は慌てて電車を降りた。

ホームを歩き出すと「ちょっと、あなた」と、誰かが追いかけてきた。振り向くと、見知らぬおば様である。「あなた、よく眠っていらしたわね」と仰る目の奥が、なぜか、意地悪く光っている。「花粉症のお薬をのんでいるので、つい…」と言いかけた私の言葉を遮り、おば様はいきなり怒鳴った「あなたの前には素敵な男性が二人立っていたのよ。あんな時に寝ているなんて、とんでもない!」なぜか、おば様は怒っている。「ハァ…」と私。「一体どういうつもり?お気をつけあそばせ!」私の背中をバーンと叩き、プリプリしながら、おば様は去っていった。

…?それほどみっともない格好で眠りこけていたのだろうか。そういえば、電車で熟睡していた警察官がカバンを盗まれた、というニュースを見た。気をつけねば、と、とりあえず深く反省した。とはいうものの、去り際の「ざま見ろ!」と言いたげな態度、口をゆがめてニヤリと笑った顔。あのおば様、なんだか怖かったなぁ…。

以来、電車で座っても目をつぶらないことにした。つぶれば、即、眠くなる。
花粉よ、早く去れ!

# by Megumi_Tani | 2009-03-11 08:06 | エトセトラ | Comments(0)

早春のCena   

Cenaとは、スペイン語で夕食のことである。お気に入りの店がある。オーナー・シェフがいい。親分肌の貫禄、親しく詳しく食材や料理の話を聞かせてくれる。美人の奥様、そして親切なcamarero(ウェーター)君。ワインも美味しい。

今日は佐賀産のホワイト・アスパラが出た。早い早い春の味覚である。昔は、アスパラと言えばホワイトだった。今では珍しい。ワインとともに、丁寧に手をかけたお料理を次々といただいた。しかしどうしたものか、会話が沈む。どこかほろ苦い。ちょうどフキノトウのように。

食事を終えて外へ出ると、雨上がりの夜空に月が輝いていた。春の宵、というには未だ早いが、風の湿り気はもう冬ではない。「Romance de la luna, luna(月のロマンス)」ガルシア・ロルカの詩による歌曲の一節が心に浮かんだ。ロマンチックな題名からは想像もつかない強烈な詩、そしてそれを妖しく奏でるメロディー。そういえば、詩の最後でも、柔らかな風が吹いていた。

この同じ月を彼の国の人も見る、そう思うと、ふと安らぐ。悪戯好きの早春が一瞬心に落書きをした、そんな夜だった。

●日記をお読みくださる方へ:
今回から文体が変わりました。お許しください。

# by Megumi_Tani | 2009-03-08 08:17 | エトセトラ | Comments(2)

「Hola!バルセロナ」~こんにちは!バルセロナ   

日西翻訳研究塾発行・塾magaに連載中の私の留学日記「Hola!バルセロナ」がHP上で公開されました。スペインの歌との出会いから、バルセロナでのドタバタの日々を綴っています。ぜひお楽しみください!ご感想もお気軽にどうぞ。
塾HP右の上の方⇒『谷めぐみの部屋』から入れます。 http://www.e-yakushiyo.net/

# by Megumi_Tani | 2009-03-01 07:40 | ビバ!エスパーニャ! | Comments(4)

バルセロナからの便り   

『3月3日コンサート開催』バルセロナの恩師、ガルシア・モランテ先生から便りが届きました。ソプラノのための歌曲、それに室内楽。初演も含めた、先生自身の作品による演奏会です。飛んででも聴きに行きたい!けれど、やはり遠いですね…。「日本では“ひな祭り”の日。ソプラノの歌い手さんは素晴らしい演奏をするでしょう!」とお返事を送りました。先生のピアノは優しく深い音色で、いつも音楽を「語って」います。時に、言葉よりも雄弁に。彼の音楽に出会えたことは私の生涯の幸せです。

メールはクリックひとつで瞬時に届く時代になりました。昔はポストへ手紙を投函すると、返事が来る日を指折り数えたものです。自分の手紙が届くまで一週間。相手がすぐに返事を書いてくれたとして、またこちらに着くまで一週間。スペインの街角の、黄色いポストを思い出します。

# by Megumi_Tani | 2009-02-28 09:18 | エトセトラ | Comments(1)