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天然ナビ   

8月の暑い日、所用で、とある街の駅に降りた。突然、「今日は駅の向こう側にあるショッピングセンターに行こう!」と思った。何故そう思うのか、自分でもさっぱり分からなかったが、行こう、というより、行かねば、という感覚に近い。「ソノミチヲマッスグデス」と、天然ナビが告げている。こういう時は素直に従うことにしている。

さて、ショッピングセンターに入ったが、何の目的があるわけでもない。夏物バーゲン中のフロアをひと回り。何だか意味が分からないけれど、まぁ、いいか。そろそろ帰ろう、と思ったところで、一軒のブティックが目に留まった。珍しい柄のカットソーを見ていたら、堀の深い顔立ちの店員さんが話しかけてきた。彼女おススメの一枚を買うことにして、店の奥に入ると、レジの周りにバルセロナゆかりの品が沢山並んでいる。「どうしてここにバルセロナの物があるの?」と尋ねると、「私のママはスペイン人、バルセロナに家があるので」とのこと。アララ!驚いた。しかも、次の週末、テレビにお店が映るという。「ママも出るので、よかったら見てください」とのこと。

帰りの電車の中で、ふと思った。もしかすると、彼女のママなる人物は、昔々、私のコンサートに来てくれた、あのスペイン人女性ではないか?お互いの転居等が重なりしばらく音信不通。今、どこにいるのかも分からない。いくら何でもそんな偶然はないだろう…と、頭では考えるのだが、なぜか、確信めいたものがある。胸がドキドキした。まさか…。週末、テレビを見た。画面に映ったのは、まぎれもなく、懐かしい彼女だった。

普段は娘さんが切り盛りし、ママはお店に出ていないらしい。それでも、娘さんにメッセージを託せば、ママに伝えてくれるだろう。彼女は私を覚えているだろうか?などと思っているうちに日が過ぎた。その街に出かける機会もあったが、何となくお店に寄るタイミングが見つからない。
ところが9月のある日、その街の駅に降りた途端、行かねば!と思った。「イマスグ、イキマショウ」だ。ショッピングセンターに直行。お店の中をのぞくと、はたして金髪の女性がいるではないか!「あの…」と声をかけると振り向いた彼女。「エッ!メグミさんなの?」かれこれ15年ぶりの再会だった。

その日は娘さんの代わりに店に出ていたが、あと5分もすれば引き上げるところだったそうだ。
8月からの経緯を説明する私に、「ただのPor casualidad(偶然)とも思えないわね」と、彼女。
同感、同感、まったく同感だ。

時々、天然ナビが働く。私の場合、地図を見て歩くこと、より、精度は高いかもしれない。でも、自分で起動させることも終了させることも出来ないのだから、とどのつまりは天然方向音痴と同じか…。(ソノトオリデス)

by Megumi_Tani | 2011-09-14 09:25 | エトセトラ | Comments(0)

やっぱり天然…か。   

地図と道がどうしようもなく理解できない私。「天然方向音痴」である。夏休みに帰省中、札幌で、地下鉄の駅を「この道を500メートルくらい真っ直ぐ行けばあります」と教えられ、ただただ真っ直ぐ歩いた。ちょうどその日は「北海道マラソン」開催日。カンカン陽ざしが照りつける中を大勢のランナーが駆け抜けていく。近くで見るとものすごいスピードだ。テレビ中継車、先導のパトカー、沿道の人は旗を振って大声援を送っている。何だか平和でいいなぁ。オッ!美味しそうなイタリアンのお店がある。「北海マッサージ」って、どんなマッサージ?知らない町、楽しい散歩気分だ。とにかく真っ直ぐ歩けば着くのだから、何の心配もない。いや、ないはずだった。が、変だ。歩けども歩けども地下鉄の駅に着かない。500メートルどころか、もう小一時間は歩いたような気がする…。

信号待ちをしていたオバサンに尋ねた「あの、地下鉄●●駅ってどこですか?」「この辺に地下鉄の駅はないよ」マラソン警備のオジサンに尋ねた「この辺に地下鉄の駅、ありません?」「おい、お前、地図持ってるか?」オジサンは相棒を呼んだ。「俺たちが今、いるのはここだから、エーッと…」二人で地図を探し出した。どうやら地元人ではないらしい。ダメだ。ドアが開いているお洒落な喫茶店を見つけ、中に入って尋ねた「あの、地下鉄の駅を探しているんですけど…」「地下鉄?ちょうどここは三つの駅の真ん中。どこへ行くのも遠いのよ」「その中で一番近い駅は?」「この道を真っ直ぐ行った▲▲駅かな…。それでも歩いて10分以上かかる」美人ママの気の毒そうな視線に見送られて店を出る私…。炎天下をひたすら歩き、知らない路線の▲▲駅に到着。乗り換え、乗り継いで、やっと目的地、札幌駅に到着した。札幌駅に行くくらいで、こんなに迷うかなぁ。

事後検証の結果、道は間違えていなかった。ただ真っ直ぐなのだから間違えようもない(笑)。地下鉄の駅の入り口を見逃したらしい。(そんなもの、見逃せるの?という、読者諸氏の声が聞こえる…)楽しくお散歩気分で歩くうちに、心もフワフワとお散歩してどこかへ飛んでいってしまったのだろう。「●●駅地下鉄入り口」の看板に、まったく気づかなかった。駅の隣りだったらしいピザ屋やマッサージ店はしっかり記憶しているのに。ハァ~。

そこで私は考えた。道を歩いている時、あるいは、道を歩こうとして地図を眺めている時、実は私は、目の前の道や地図を見ていないのだ。目は見ているけれど、心は勝手にどこかへお出かけしてしまう。だから、方向も、地図も何が何だかよく分からないのだ。マジメに見ていない?いや、断じてそんなことはない。見ている。ジーッと大真面目に見つめている。そういえば、「聞いても聴こえぬお前の声 見ても視えぬお前の姿」という歌詞があった。誰の歌?そう!トゥリーナの『カンターレス』 人間、夢中になりすぎると、見えるものも見えなくなるのだ。ほら、やっぱり好きなものしか見ていないということだ。ということは、私は、地下鉄よりピザとマッサージが好きなのか??

やっぱり天然…だ。

by Megumi_Tani | 2011-09-11 08:21 | エトセトラ | Comments(0)

天然方向音痴   

自慢ではないが、方向音痴である。それも、かなり重症である。地図を見ても、自分がその地図のどこにいるのかがよく分からない。たとえ分かっても、自分の行き先を探せない。行き先をやっと見つけても、今度はその地図のどちらの方向へ自分が向かっているのかが分からない。地図をグルグル回しているうちに、もう何が何だか分からなくなる。この繰り返しだ。(この説明、分かります?)

ひとりで初めての場所へ行く時は大変だ。前日にパソコンで地図を探し、プリントアウトして予習。当日は駅から目的地まで、予習どおりのルート完遂を目指す。それでもなぜか、ほぼ100パーセントの確率で迷う。道行く人に尋ねたり、コンビニに入って聞いたり…。なかには自分も
よく知らないのに詳し~く教えてくれる人がいて、ますます混乱する(>_<) ごくごく稀に地図に書いてある通りのお店を発見すると、「なるほど地図ってすごいなぁ」と、感動してしまう。(当たり前か…)

「ふざけている」と思われることがある。とんでもない!大マジメだ。

先日は極めつけの出来事があった。初めての、それも難易度の高そうな場所へ出かけるため、前夜にプリントアウトした地図で入念に予習。地下鉄の出口、目印になる建物も細かくチェック。当日「準備万端よし!」と、勇んで出発した。ところが地下鉄の出口を出て、さて、と、バッグを開けると…無い。地図が無い!どんなに探しても無い!迷う前に、地図そのものを忘れて来たのだ。ハァ…。前夜の予習を必死で思い出し、目的地近くとおぼしき辺りをウロウロ、ウロウロ。郵便配達のおじさんに聞いたり、米屋のおばあさんに聞いたり悪戦苦闘。が、しかし、ついに路上で立ち往生。初めてのお宅にお電話をして、ナビしていただく羽目になった。スミマセン。

迷っている時、「迷っていること」は分かるのだ。でも、だからといって、どちらへ向かえば「迷っていない」のか、は、分からない。「違う、違う」と思いながら、グングン歩き続け、どこかで「やっぱり違う」とストップする。このストップの決意?にも、なかなか勇気がいる。仕方がない、元の場所に戻って一からやり直し…と思えば、今度はその元の場所に戻れない。
これは、ひどい。書いていて、我ながらイヤになってきた007.gif041.gif

by Megumi_Tani | 2011-06-22 07:30 | エトセトラ | Comments(2)